猫と花

  • 2020.03.04 Wednesday
  • 17:10

今日はお休みの日である。

私は週休3日、もしくは4日なのだ。(それなのにたくさん文句を言っているけれど)

休みが嬉しくて、眠っているのがもったいない。

いつも通り早く起きて、明けてゆく空をゆっくり眺めながら紅茶を飲んでいると、

テラスにまた気配がした。

あの黒猫が現れたのだ。

ようやく花が開き始めた、私の大切なネモフィラの鉢の縁に、

首をゴーリゴリ擦りに擦って、擦りまくっている。

いや〜ん!と思いながらもほくそ笑み、そっと近づいてスマホのカメラを向ける私。

 

ガラス越しに写真をとっていたら振り向かれた。

 

チッ、という様子で去っていく猫。

かーわいい♪

 

さて、私は、休みとはいえ忙しい。

溜まっていた書類を片付け、ぱたぱたと家事をし、お雛様を片付ける。

防虫剤を買い忘れていたので、買い物に出かける。

今度はあちらこちらでハンドソープが切れているようだ。

うちも在庫は一袋。

一袋あれば相当持つけれど、なんだか次々と嫌な感じだ。

一つ一つ、お雛様のホコリをぬぐい、綺麗に包んで防虫剤を添えて仕舞いながら、

来年の今頃は、去年のお雛祭りの時はコロナウイルス騒ぎで大変だったよね、

って思い出話になっているだろうな、

笑い飛ばしたいなと心から思った。

 

買い物から戻ってきて、車から降りてふと見上げたらこんなに綺麗に花が咲いていて驚いた。

 

駐車場脇茂みから蔓は伸びて、たくさんの蕾をつけ、花開かせながら

オーナー様お住まいの2階の窓辺にまで届こうとしている。

 

花に猫。

忙しいけど、縛られているわけでもない休日の時間。

また頑張れる力をもらったかもしれない。

雛祭りはいつまでも

  • 2020.03.03 Tuesday
  • 21:06

昨日の帰りのバスの運転手さんの話をしたら、

オットが怒ってしまった。

いかなる事情であれ、そんな体調の人間が運転すべきではないという。

ましてこの時節柄、こちらはどうしても神経質になりがちである。

やはりなるべく人混みに触れるべきではないと、

テレワークになったオットが、私と息子の送り迎えをしてくれることになった。

ありがたいわー。

 

昨日まで、マスクはありません、入荷時期は未定です、

と張り紙し、行列をさせなかったドラッグストアの前に、

今朝は行列ができていた。

開店まで1時間あるのに、お店の人は忙しく準備をしながら、

くる人を拒まない。

ということはマスクが売り出されるのかなあと思いつつ、

3時間後また通りかかったら「マスクは売り切れです」と張り紙してあった。

そろそろマスクが出回りはじめるのかな。

トイレットペーパーとティッシュペーパーの棚は空っぽのままだけれど。

在庫は十分、ただ運送のドライバーが足りないだけだというけれど、

理由はどうあれ買えない現状が飢餓感を生む。

集団ヒステリーが怖い。

この流れだと次になくなるのはお米とか炭水化物かなあと思っていたら案の定そうなった。

帰りにスーパーでお米を買おうと思ったら、餅米以外からっぽになっていた。

うーん、家のお米はあと十日くらいは持つかなと考えながら、

スーパーを一回りしてもう一度戻ってきたら、お米が並んでいた。

ありがたく買わせていただいた。

無洗米じゃない、なんて文句を言ってはいけないわよね、と自分に言い聞かせながら。

 

そして。

娘が小さな頃の様に、

ホールでの雛祭りのケーキは買わないけれど、

家族それぞれで好きなケーキを買って

今日という日をお祝いした。

 

娘だけ、今日の日にふさわしいケーキを選んだのはさすが。

 

我が家自慢のお雛様を見て愉しんで、娘の末長い幸福を祈る。

お雛様は女の子の守神だという。

だったらずっといつまでも、毎年このお雛様を飾りたいね、と家族で話した。

私の実家ではまだ、お雛様を母が飾ってくれているという。

母が子供の時の雛祭りの写真と一緒に。

(母のために用意された雛人形は、それはそれは立派な7段以上の、

堂々たる御殿雛で、1歳前の母よりはるかに大きい市松人形なども雛壇の横に飾られていた。

戦争で失われたというそれらを直接見たかった、

できることなら受け継ぎたかったなあ、と毎年残念に思う)

私の守神が遠くで守ってくれているからか、

おかげで私も元気である。

運良くマスクもペーパー類もお米も買えてるしね。

仕事、再開

  • 2020.03.02 Monday
  • 20:04

まだ制服をきておさげだった頃からの親友が

昨年10月の私の誕生日に送ってくれたショルダーバッグ。

杢赤と言う感じの生地がまず可愛い。

あまりに流行ったので返って手に取れないでいた、私にとって初めてのanello。

 

 

 

さすが、使いやすい。

来たその日からお気に入り。

 

さらにこれも一緒に。もう見るからに可愛いミイ。

この子は・・・メガネ拭き。

 

この眼鏡ケースに付属していたもの。

 

見かけに無頓着ではいられない。

好きなもので装いでもしないと、出不精すぎる私は、本当に外出する気力がわかないもの。

 

 

そんなわけで1ヶ月ぶりに出勤したら、やっぱり楽しかった。

待ってたよーと言ってくださる暖かい言葉と笑顔に光を感じる。

居場所を頂いている、とありがたく思う。

こんな私でも少しだけ、世界の片隅で役に立てるのかもしれない。

大きな主要のエンジン周りにはなれなくても、

少しだけ動力の一部に貢献できる小さな小さな歯車みたいに。

 

そして会社の行き帰りに歩く商店街でのお買い物はやはり楽しいのだった。

出るからには楽しまなくては。

帰りのバスの運転手さんが、すごく咳き込んでいらっしゃるのには閉口したけれど。

もちろんマスクはされていたけども、

お顔も赤くて見るからに発熱していらっしゃるようで、

なんだかとっても怖い気がした。

誰かに迷惑をかけるのはとても心苦しいし、もしかして時給で働かれてる、なんてことであれば、

休めば直撃で収入減になる、などなど色々理由はおありかもしれないが、

時節柄、体調が悪い人には外に出ないで欲しいです。

 

私なんて、体調悪くなくても家から出たくないんだからね。

3月になったら

  • 2020.03.01 Sunday
  • 20:45

 

硬めのフエルトで、作られているオーナメトが好きで、

季節のものを見かけると、つい、買ってしまう。

桜に鶯。素敵、と即決。

お値段、とてもリーズナブルなので。

 

 

スタンド付きで、きちんと座されるお雛様。

愛らしい。

 

可愛すぎるオーナメント。

ああ、春だ・・・とため息をつく。

暖冬とはいえ、冬から春への変化を感じると、やはり心は騒ぎ出す。

一概に春めいて嬉しい、というばかりの感情ではない。

春にはいろいろなことが動くから、

それが面倒でもあり、楽しみでもあり、少し怖くもある、というような。

どんな出会いと別れが待っているのか、少し先の未来を透視でもするように、

春の気配の向こうを探ってしまう。

 

 

空は霞み、やわらかに気も緩む様な温かな日差し。

3月になってしまったなあ、と思いながら、腹を括るような気分になるのは、

明日からまた、働かねばならないから。

と、言っても、月に14日だけなんだけれどね。

職場は良いところで有難いのだ。

色々恵まれ、幸せだと思う。

なのに、私が鬱になりがちなのは、ただ、ひたすらに家から出たくないからである。

引きこもり、なんて言葉ができる遥か前から、引きこもり願望で一杯だった私。

そうしたくてもできないから、しなかっただけで、

(親がこの世の終わりの様に騒ぐだろうと思うと面倒で・・・

そんな家に居たって居心地言い訳はないし)

あと30年遅く生まれてたら、絶対引きこもってたから!

と、手を拳にして空に向かって言いたい時がある。

既に成人した子が二人もいる50過ぎの女が言うことではないから、

心の中の独り言だけど。

 

出るのが嫌でたまらないけど、出れば案外それなりに、

いや、かなり楽しんでしまうのも私の癖で、つまりは結局調子がいいことも

自分でよくわかっている。

 

でも、その調子の良さは運を呼ぶ。

 

今朝はまだ暗いうちに起き出してひとり、コンビニ巡りをしたオット、

空がすっかり明るくなり、

他の人もまたドラッグストアの前などに並び始めた時に、

電話をしてきた(今日は私は付き合っていない)。

諦めたよ、もう帰るという。

その目の前をコンビニのトラックが通り過ぎたというので、

戻ってそのコンビニに行ってみて、と伝えたら、

果たせるかな、マスクがあり、買えてしまった。

と、言っても7枚しか入っていない一袋だけれど。

家から7分あるので嫌だったが、

夫が、すぐ来て、ママも一つ買って!と興奮するので、いやいや出かけた。

もう、今日は何処にも行かず引きこもりたかったのに…

迷惑な気持ちで一杯になり、

この集団ヒステリーみたいな買い占め騒動、早く終われと心から願わずにはいられない。

3月初日から先が思いやられる。

家から引っ張り出された引きこもり(自称)の恨みは深く、

私の心に浸透していきそうだ。

不本意

  • 2020.02.29 Saturday
  • 18:01

なんによらず、

度が激しすぎるものは良く思えない。

 

それは感情だったり物欲だったり色々だけれど・・・

人間だから、何かを好きになることも、何かを嫌いと感じることも、

何かを怖いと感じることも大切だし、当たり前のこと。

とはいえ。

そこに何らかの抑制が効いてこその知性であり、品性でもあろう、と思うのだ。

 

コロナウイルスのことは私も怖い。

気をつけようと思う。

でも冷静に考えて、まだ打つ手はあるし、予防はできる。

予防方法はマスクだけでは無いし、

なくなってもなんとかする方法はあるだろう、と思える。

人にどう思われようが、いざとなれば家にある端切れで何十枚も縫おう、と思っていた。

が、ありがたきはSNSで賢明な方達がたくさんの、

素晴らしい知恵を貸してくださっている。

そう、打つ手はあるのだ、と思う。

たまたま我が家はマスクを多めに買う家だったし、たまたま買えたしで、

まだそこまで困っていない。

しかも私は大変節約家の母に育てられ、

元から、使い捨てのマスクが使い捨てにするには上等すぎる、

洗えばもう一回は使えるんじゃ無いかと思っていたのだ。

なのでまだ、自宅の在庫に余裕があるとはいえ、すでに、

家人の使ったマスクはその場ですぐに食器洗い洗剤で手洗いし、(食器と同じ感覚)

絞って形を整えて干している。

使用に差し支えない。

なので、こちらは持ちそうだ。

走行するうちにきっと、もう時期世に普通にマスクは供給されるだろうと思う。

 

が、トイレットペーパーは困るな、と。

昨日、一昨日と空っぽになっている周辺のドラッグストア、コンビニ、スーパーの棚を見て

思ってしまったのだ。

 

馬鹿なデマだとわかっている。

これも国内生産で十分余っていて、じきに供給されるはずだろう。

が、生憎、こちらの自宅在庫が十分ではなかったのだ。

ちょうど切そうなタイミング。

私自身は買い占める気がなくても、

周囲で買い占める人がいる以上、実際買えないと、今困るのだ。

しかもオットがテレワークになり、在宅する時間が長い家族が増えると、

その分トイレの使用回数も増え、トイレットペーパーもなくなるのである。

これはどこのご家庭も同じだろう。

 

かくて。

朝から私もドラッグストアの前に並ぶことになったのだった。

ものすご〜〜〜く不本意である。

 

ただでも私は、行列するということが普段から嫌いだ。

どんなに何が素晴らしかろうが、並んで待つと言うことが嫌いで嫌いでならないので、

魅力的なものも並ぶということになった瞬間いさぎよく諦める。

私が好きで愛おしいものは、少しでも自分が好きなことをする時間である。

並ぶことは好きなことに入らない。

 

オットは並ぶのが好きだと公言して憚らない。

しばしばそのことで夫婦喧嘩になる。

おれは並びたいんだ!と叫ぶオットに呆れる私。

夫婦の間に冷たく深い溝ができる一瞬である。

 

今回のマスク狂想曲にもオットはすでに踊っていて、

今朝もとにかく最寄りのドラッグストアに並ぼう、並ぼうというのだった。

ただでも並ぶのが好きだと言うのに、こんな立派な大義名分がある昨今、

オットがその機会を逃すはずもない。

だいぶ前からマスクマスクとお題目の様に言うのを、

大丈夫大丈夫、すぐに出てくる、最悪いろいろ工夫できるとなだめてきたのだが、

ここへきてトイレットペーパーで私の心も折れたのだった。

手で拭けば良い、と堂々と書いていらっしゃる方がいた。

素晴らしい。

ウォシュレットだし、小の時は最悪それもあり。

でも大の時はいやだよね・・・・・・・・

かくて、私もオットと並ぶことにしたのだった。

 

マスクはなかった。

でもトイレットペーパーはオットと一つずつ買えた。

並びながら、ダサい・・・と内心とても恥ずかしく辛かったけど、

自分で決めたことだから仕方ない。

とりあえず、これ以上の醜態はさらすまいと思う。

疲れた私の心を慰めてくれる庭のクリスマスローズ。

 

 

段差を利用し、煉瓦の階段やアールのコーナーがあるこのお庭が本当に好きだ。

 

 

 

早く、この事態が収まりますように。

現在、この病でお苦しみの方が、一刻も早く回復されますように。

お亡くなりになられた方達に心から哀悼の想いで、祈る。

このことからも学べることはきっと、大いにあって、

それが未来には役立っていくのだろう。

 

とりあえず、震災の時にも思ったことだが、

日常品は普段から多めにストックしておいた方がいいということを肝に銘じる。

緊急事態は、何月何日何時から始まります、なんて予告をくれない。

SNSの恐ろしさで、デマもあっという間にまわり、

物理的に困窮することがあるのだから。

 

 

水に流せない

  • 2020.02.28 Friday
  • 17:28

とても綺麗な石鹸を頂いた。

紫陽花とかすみ草が入っている。

 

観賞用かしら。

いえ、

残りの人生で、手持ちのものをなるべく消費して無くして行きたいので、

これも惜しみながらも、いつか使おう。

もう少しだけ、眺めることを楽しんだら・・・。

 

 

 

新居に越してきて初めての水道代請求に腰を抜かした。

過去最高の高額。一万円以上高い。

近頃では滅多にない驚きだった。

 

原因として考えるに、

普通に水圧が強く、

洗面所も、キッチンも、水栓レバーを少し押しただけで

大変勢いよく水が出ることが気にはなっていた。

 

洗顔や歯磨き、洗い物の時に気をつけて最低限度の水量にするようにしなければならない。

うちでは食後の洗い物は二人の子供たちの担当である。

よく手伝ってくれて本当に有難いので、うるさいことはいいたくないと思う。

母とはいえ、子供の気を悪くしたくないなとおもう気持ちはいつもある。

(親子だから何を言ってもいい、どんな言い方をしてもいい、と思っていると、
わりと深刻に親子関係が壊れる。そういう人をたくさん見てきた。
その代わり、人としてダメだと思うことだけは、はっきり伝えてきた。
おかげで、今はもう、そんな真剣な場はほぼ無い)
それと洗濯機。
越してきた当初、洗面所に洗濯機置き場がなかった。
海外製の洗濯機がビルトインになっていて、
それが、私の洗濯機なら20分で済ませるものを、
なんと2時間半洗うのだ・・・・・・・・・。
しかも小さくて、3回くらい回さないと追いつかない。
引っ越してきた時、それが一番辛かった。
半日、洗濯を気にしていないといけない感じなのだ。
仕事にいくのに、家で半日洗濯しているなんて、できない。
それでキッチンに洗濯機置き場を作ってもらって、
本来の我が家の洗濯機で洗濯できるようになったのだが、
それまでに1ヶ月ほど、その不自由な洗濯機で頑張っていた。
水もかなり流れていた様に思う・・・。
さらに庭。
広くなり、オットが張り切って、大変長いホースで、
庭の隅々にまで水を撒いており、
普通の樹木にこの時期、そこまで水を上げなくとも良いのでは?
とは話していたのだ。
オーナーさんは真夏の大乾燥の日々くらいしか
そうしたことがないというし。
浴室も気になるポイントで、
バスタブが深くて大きい。
普通のシステムバスでは無いのだ。
それに湯量「8」で並々と入っている。
それが嬉しいとオットが喜ぶので、多めかなと思いながらそのままにしていたが、
やっぱり多いだろう!
と、原因を考えたものの、それにしても納得できないので、
本日、水道局の方にきていただき、水漏れ等ないかを調べてもらった。
結果、水漏れはないけれど、トイレの流水量が普通より多いのがわかった。
通常、トイレを1回使用して、流す水の量は1.5リットルらしいのだが、
我が家のは1.8リットル毎回流れているらしいのである。
それと、私が上記に挙げた気になる点が全て注意ポイントであろう、ということになった。
リッチな方達のお家と言うのは、
光熱費がかかる様になっているなあとため息をつく。
広くて天井高いのはいいけれど、そこで快適な温度を保つのにはもれなく、
光熱費がかかるものなのだ。
広めのお洒落な浴室も、庶民的なシステムバスに慣れた体には冷えが厳しい。
それでシャワーを流しながら体を温めていることが、
子供たちには多いようである。
私も昔そうだったのだが、子供らにはどうも、電気代とかガス代、水道代と言われても
ぴんと来にくいものらしく、
この際仕方ないので、説明し、協力を求めたが、
なんだかふわっとした表情だった。
でも気をつけてはくれるのだろうけれど。
この年になっても生きるって、なかなかどうして、日々大変である。
そんなこんなの全てを面白い体験、勉強と思いながら過ごしたいけれど。

 

 

癒し、という言葉が一時濫用されていた時があり、それであまり使いたくないものの、

そんなこんなで動揺した心を癒したい時が確かにある。

私はいろいろ癒しのツールを自分なりに持っているつもりだが、

新しいものも聞くと興味があり、試したくなる。

「くすり絵」というものもその一つ。

見ることで精神的な面はもちろん、物理的な症状すらも改善効果をもたらす絵があるという。

 

子供の頃から好きだった万華鏡や雪の結晶のような美しい絵。

効果がなくても、単純に面白くて綺麗で好きかも、と日めくりを購入。

効果があるなら尚うれしい。

 

 

訪問者

  • 2020.02.27 Thursday
  • 23:36

 

視線を感じて顔をあげると猫がいた。

輝く様な黒い毛並みがとても綺麗。

庭からウッドデッキにあがり、もろに我が家のリビングを覗いている。

 

その眼光の鋭いこと。

私と目があっても全く逸らさない。

怯むことなく、むしろこちらを睥睨しているようにさえ見える。

猫にこんな見られかたをされたのは初めてだ。

己の気配を消そうとも思っていなくて、

堂々と、私を、ついで娘を、ひどく傲慢な様子で、値踏みするように見切ったあと、

さらに遠慮のない様子で、室内をじーっと見回した。

 

 

 

何かを探しているようだと考えて、思い出した。

我が家の前の住人は猫を飼っていたそうなのだ。

外にださないよう、1年中窓を締め切っているご家族だったので、

壁やらカーテンやらにカビが生えちゃって、とオーナーさんがこぼしていらした。

この猫はその猫の知己、もしくは敵対している関係だったのかもしれない。

どちらにせよ、気になる存在だったのか。

私と娘をびっくりするほど長く、推し量るように見たのは前の住人かどうか確認するためかしら。

 

なんだか普通の猫の感じがしなかった。

この傲慢ぶり、相当お家で愛され可愛がられ、崇拝すらされているお立場なのではと推察する。

愛されているものの自信オーラが全身からあふれているのだ。

素敵な首輪がその証拠。

和風ちりめん柄の赤い紐に金の綺麗なメダルがついていて、

お守りのような雰囲気がある。

それと似たものを見たことがある。

オーナーの飼い犬、チビさんがつけているのだ。

その首輪が可愛かったので私が見ていたらオーナーが、

庭にくる猫が落としていったんだと思うのよ、

猫がくるのみたことない?とおっしゃったのだが、

この猫さんのことらしい。

なくしたけど、すぐに新しいのを付けてもらえたんだろうな。

 

前の住人猫は外にだしてもらえなかったということだけど、

ガラス越しにおしゃべりを楽しむ間柄だったのかもしれない。

もしくは逆に、めちゃくちゃ反発を感じていたとか。

詳しい事情はわからないけど、とりあえず記念撮影させてとスマホをむけたら、

面倒臭そうな顔をして、去っていった。

 

黒猫が不吉な知らせというのは、ヨーロッパのごく一部での伝承だそうで、

日本では昔から吉兆と言われていたそうである。

だとしたら今日のこの御訪問者さまとの濃厚な接触は

大吉兆だろう、と思うことにする。

 

昨夜から、

娘の予定になっていた日本舞踊の発表会と、卒業記念パーティーの中止が決まり、

芸能界、スポーツ界でもあらゆるイベント、興行が中止される流れの中で。

全国の小中高、特別支援校もすべて3月2日月曜日から休校にすると安倍首相から発表された。

まさしく、国からののおふれがでた、という感じだ。

オットの会社もテレワーク決定で、明日からもう出社しないという。

逆に私は、その3月2日からまた仕事に出かけるのだが、

福祉だから休みにはならないだろうな。テレワークもない。

ただ無駄に群れ集う場所にはいかないので、きっと大丈夫だろう。

そして、それでも何かいいことあるさ、とどこか楽観的に思えてしまう。

適当に、特に理由もなく、いつもそう思うことで

実際の小さなラッキーに繋がってきたのが私の人生だったから。

 

好きな民話は「わらしべ長者」。

性格出るなあ。

心の準備をはじめよう

  • 2020.02.25 Tuesday
  • 22:14

分かっていたことなのだけれど、

「1ヶ月も休みがあったらいろんなことができるな〜」

と楽しみに思っていても、

さほど大したことはできないものだ。

もうすぐ1ヶ月のお休みも終わりである。

残念・・・

そう思っていた昼前、会社から電話がかかってきた。

とっさに思わず、会社の名前をいいかけて、

あわてて自分の姓を名乗った。

が、電話の向こうで上司が

今、社名いいかけたでしょと笑っていた。

習慣って怖い。

スマホのディスプレイに写った社名をみた瞬間、

この3週間あまりの休みをすっ飛ばして、一気に仕事中の電話対応になりかけたのだ。

御用の向きは、私の、3月の休み希望日の確認についてだったのだが、

(事務所スタッフ全員のシフトを組むので)

じゃあ、もうすぐ出勤の準備はできてるということで、と笑われながら

電話を切った。

 

何度も言うが、私は家にいるのが大好きである。

できることならこのままずっと出たくない。

この間まで、今にも仕事を辞めて専業主婦に戻ろうかと思っていたところだ。

が、運命の悪戯により、なぜかむしろ働く感じになってしまい、

でもこういう運命の流れみたいなのには乗った方がいいんだよなあ、と思われ、

このご時世で私の様な年齢のものが、バイトの首をきられるどころか、

むしろ待遇を挙げて雇用してもらえると言うのを、

もし私が第三者として聞いて、「でも家に居たいから断りたい」なんて聞いたら、

「あんた、バカだよ、大馬鹿だよ!!」と罵るだろうな、と我ながら思って、

働き続けようと、自分で決めたのだった。

出ると、案外楽しめてしまう自分だと、分かってもいることだし。

 

居心地いい引きこもり生活も、もう終わり。

また、いい感じの猫をかぶり直さなくちゃ。

昔から被りなれている猫スーツ、心の中でしっかり虫干し。

装着準備。

よしよし、どこもほつれてないし、シミもついてないわ・・・

「いつもいい猫、かぶってるよね」

と40年来の付き合いの友達には言われる。

ずっとかぶっていると、もうそれもすっかり素肌感覚ですが。

 

マジョリカマジョルカのアイシャドー。

グレーは「黒蜥蜴」、白は「白ばら」。

金色が「ジンジャー」、ピンクブラウンが「コルク」

こんなネーミングと、この可愛い容れ物が好き。

出不精の私も、出かける前にこんな可愛いものでメイクすると気分が上がるのだ。

 

ミニマリストにはなれないけれど、

好きなものだけ置いている自宅はやっぱり心地がよくて、

出かける時、帰ってきた時、目に入るものが気分の上げ下げに影響してくる。

 

 

シンプルで、

物のすくない生活を送られている、世の素敵な方達のご様子に憧れつつ、

横着者の私は、

全てのものを同じ容器に詰め替える、というまめさにかける。

でもこんな容器だったら、買ってきたそのままで素敵ではないか。

これは柔軟剤なのだけれど、

ドラッグストアの中で一目惚れしたのだ。

 

 

シャンプーとトリートメントも素敵な

香水のボトルのようなシリーズなのだとわかり、揃えてみた。

若い頃、世の中の全てのもの、文房具から日用品から全部可愛いものだといいのに、

と会社でブツブツ言い続けて、

皆に「なんのためになんでも可愛くないといけないの」と笑われていたことを思い出す。

やっと時代が私に追いついたよ、と偉そうに言ってみる。

もう、なんでも可愛いく、センスがいいのが普通に当たり前の時代になった。

長生きして良かったです。

 

のんびりしたい

  • 2020.02.23 Sunday
  • 21:05

ここのところ、なんだかやけに忙しかったので、

今日はもう外にでないと決めてしまって、

庭仕事を楽しんだ。

これも100円ショップで見つけたガーデンアクセサリー。

小さなドアと風車。

可愛い。

 

富士山が綺麗。

 

 

鉢植えの薔薇の蕾が次々に開き、

 

 

まだ硬い小さな蕾のうちに植えたラナンキュラスがどんどん大きく開いてきて

本当に綺麗で。

 

庭のあちらこちらからクリスマスローズが顔を覗かせているのが、

とても嬉しい。

 

頂きもののチョコレートもローズ。

 

美しさを満喫し、まったりとした時間を楽しむ1日。

私的に最高。

神社とランチ

  • 2020.02.21 Friday
  • 19:49

今日はまた、久しぶりのお友達とのランチでお出かけ。

私がいつも働いている町での待ち合わせである。

 

ここにも素敵な神社がある。

もう3年、ずっと働かせていただいている町のお社なので、

毎月一度はお詣りに伺うことにしている。

基本無人で御朱印もないが、

近所の方の参拝は絶えず、割といつもどなたかがお詣りされているが、

この瞬間は私一人だった。

 

 

可愛いお稲荷様にもご挨拶。

 

息子が現在通う施設に同年に入った方のお母さまで、

一昨年からとてもお世話になっている。

お互いに仕事のことや息子の通う施設のこと、これからの進路のことなど、

たくさん話して、美味しいご飯とおしゃべりでお腹も心も満ちた気がした。

お友達は地元の方で、やはりこの神社によく一人で思い立ってお詣りにいくという。

私が、

何も宗教はしていない、スピリチュアルに傾倒しすぎるつもりもないんだけれど、

やはり日頃、世間で不穏で不安なニュースを聞いたり、

こんな障害ある我が子がいれば自ずと案じることもあり、

毎日いろいろ頑張っている、家族みんな頑張っているんだけど、

頑張るだけ頑張ったら、

もうあとは神頼みもしておきたい、っていう気持ちになるんだよね、

と話したら、

全く同じ気持ちだと頷いてくれて、嬉しかった。

 

そう、何もしないで、

ただ良いことがあります様に、なんて願い方はしていないつもりだ。

頑張ります、頑張りますからどうか、悪い方には転びません様に、

と、弱気にお願いしている感じなのだけれど、

今のところ振り返ればいつも、神様は私の気持ちを汲み取ってくださっていると思う。

だから、ただ、感謝しかない。

 

帰宅したら、一昨日、面接を受けた結果が届いていた。

合格通知。

おお。

なんと霊験あらたかな。

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