人形姫の視る夢は…

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管理人かりんの日々のつぶやきです。
コレクションしているお人形のこと、育児のこと、主婦業のこと…
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彼の国

家に居られる日には、たまりがちなアイロンかけの仕事を最優先にすることが多い。

始めると面白くなるのだが、始めるまではちょっと億劫な気がしてしまうアイロンかけを、近頃はドラマを見ながらすることで楽しい時間に変えてみている。

 

で、今日楽しんだのは、huluで観られるイギリスのドラマ「ホロウ・クラウン 嘆きの王冠」。

シェイクスピアの戯曲をドラマ化したもので、1話は「リチャード2世」。

悲劇的なお話である。

 

iPhoneImage.png

何が素敵って、この由緒正しい王様スタイル。

これぞ王冠!という形の冠を頂き、

豪奢だけれどゾロっとした感じのお召し物に

きちんといつも錫杖を持っていらっしゃる。

 

物語は暗く、絵に描いたような転落劇で(まあ自分が悪いと思うけれど)

台詞が仰々しくて、それが楽しい。

ああ、シェイクスピアだなあと思う。

まさに古典的な趣だけれど、

私にとってはとにかく目で見て楽しむドラマだった。

こちらは2015年の5月、つまり1年前に、

テレビのニュースで流れた映像を撮影したもの。

EU離脱についてニュースを報じたものだけれど

このころの私はあまり意味を理解していなくて、全くサラリと本文を聞き流していた。

気になったのは、この女王陛下の王冠の素晴らしさ。

幼い頃に目で見てとても楽しんだ、お伽話の絵本の挿絵に出てきていたような

本当に、見事なまでの王冠っぷり。

なんでも非常に正式な裁判ではスタイルも古式ゆかしい伝統に則ったドレスコードがあるそうで、

男性陣のお召し物も、カツラも素敵に面白いと記念に撮っておいたのだった。

 

おかげさまで、綺麗にアイロン仕事も終えられて、充実した時間になったわ〜。

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涙もろくて困るから

息子が、二泊三日の移動教室にと旅立った。
朝、大型バス2台で出かけていく姿を、他のたくさんのお母さんたちとおしゃべりしながら見送ったのだが、いよいよバスが発車する寸前、窓際に座った息子がじーっと私を見る表情に、不意に胸が詰まり、絶対大丈夫だし、楽しい時間を息子は過ごせるに決まっているとわかっているのに、なんとも言えない感情がこみあげてきた。
とたんに両側から友人たちに、大丈夫!?泣きそうになってるよ!?すぐ帰ってくるから平気よ、今日は飲み会よ!?と支えられ、うんうん大丈夫大丈夫、そうだよね、と頷きながら、鼻をすすった。


涙もろくなってからもう18年になる。
どうも娘が生まれる辺りから、いろんなことが胸にズシンズシンと響きやすくなった。命の重みや、人の心の光と闇の恐ろしいほどの深さに、もう鈍感ではいられなくなってしまったようなのだ。

わかりやすい自分の中の変化として思い浮かぶのは、例えば以前なんでもない気持ちで読み流し、見逃していたものが、今はいちいち気になり、心が震えるという状態である。
例えば子供の頃、繰り返し読んだ「赤毛のアン」なんて今読むともう冒頭から涙涙である。
生まれたばかりのアンを残して死んでいった、アンの母親父親の気持ちはいかばかりだっただろう。
幼いアンが知り合いの間を転々とし、ついには施設に入るくだりは、あんなにカラッと淡々と、そう珍しくもない話のようにユーモラスにすら書かれているのに、かつてはその文章通りに受け止め、受け流していた私が、今はこれが我が子だったらと思うと、切なくて辛くてたまらなくなった。
同じくモンゴメリ作品で、アンシリーズよりもっと好きなエミリーシリーズだってそうである。
主人公のエミリーの父が亡くなる冒頭の部分でもう胸が詰まってたまらなくなる。彼女の親友イルゼのお母さんのこともそうで、愛する我が子を遺して逝かれる親御さんの胸中は察してあまりありすぎる。

子供の頃から馴染んできたロボットアニメだってそうで、ファーストガンダムを子供たちと見ていて、1話目からあまりに多くの非戦闘員の方達が亡くなっていく情景に衝撃を受けた。
自分が中学生の頃だって見ていたのに、ああ、大変なことになってるよ・・・くらいの感覚でしかなかったのだという、自分自身を振り返ってもまた、そんな過去の自分にも衝撃を感じた。

幼い頃、父の涙を初めてたときのことも覚えている。
日曜日の夜だった。ずっと観ていたシリーズの一環として「アルプスの少女ハイジ」も観ていたし、ハイジの長い物語の、その日はとてもクライマックスだったのは確かだ。
叔母の強引な連れ去りで(今だったらこのやり方は犯罪だと思うが)、フランクフルトに連れて行かれたハイジが、クララやその優しい父親、祖母、執事やお医者様などに親しみながらも心の病になり、クララの父親の英断(というほどのこともないか)でアルプスの山に戻った日のお話である。おんじとハイジが感動の再開を果たし、幼心に最高によかった!と大喜びし、その気持ちを両親に伝えようと振り返ったら、泣いていたのだ。母も、父も。さんさんと涙を流し、鼻をぐすぐすいわせている父を観て私は本当に驚き、まさかこのアニメで!?と幼心にも不思議だったわけで、それが記憶に深く残ってしまったのだが、今ならもう全然わかる。
あれは泣くわ。

娘と息子を授かってからの私は、涙腺がとてもゆるくなった。
まあわかるけどね・・と、今までは横で頷いていたりしていただけのオットが、今日は一緒に泣いた。
ドラマ『コウノドリ』をついうっかり観てしまったせいである。

綾野剛さんが産婦人科医なのでお産を巡るいろんな事件を描いたものなのだが、なんというか、胸に詰まる。
赤ちゃんたちのいじらしさ・・・あまりに無力で罪がなく、けれどどうしようもなく運命を背負って生まれ、周りに大きな影響を与えていくその存在感に心を揺さぶられ、その赤ちゃんを守り助けようとする主人公のコウノドリ先生や病院のスタッフの人たちの活躍に引き込まれてしまう。
今期のドラマとしての面白さは『下町ロケット』が一番だなと思うのだけれど、とにかく泣かされるのは『コウノドリ』だ。
親になる以前の、昔の私とオットならここまではきっと泣かなかったんじゃないか。
でもだからこそ、できれば子供ができる前の人たちにこそ観て欲しいなあと思うお話でもある。
確かにドラマだから、エピソードはどれも綺麗にまとまりすぎるな、と思わないでもないけれど、そこはまあフィクションとわかってみるものだし、まとまらなければカタルシスがない。それはやっぱりちょっと嫌かなと思うから、終盤がいつも都合よくまとまっていくのは良いものとして、出産の実情や妊産婦さんたちとその家族の様子、かかる費用のことに、風疹ワクチン接種の必要性などとてもリアルできちんと描かれていると思うし、そういうことを出産と育児に直接関わりがない人たちにも本気で知っていて欲しいと作り手の方達が願っているものが伝わってくる。

『下町ロケット』も予想以上の面白さで胸にぐっとくるシーンが結構ある。個人的には主人公佃の工場の中に、仮面ライダーガイムとドライブが一緒にいるところに嬉しさを感じた。吉川晃司さんもライダーだしね。


息子がいないと時間が余る。それは仕方ない。
ほぼ毎日時間は家族優先で使われていて、中の誰がいなくても多少の調子は狂うものだ。
せっかくなので、本でも読もうとKindleを開いたら、今日はジャンプの新刊単行本の発売日ではないか。
じっくり読む時間ができるまで・・・ととっておいた「3月のライオン」11巻と合わせて、
漫画を読む時間に浸った。


で、涙腺がまた緩むわけである。
昨年終わった「NARUTO」に続くのか、もう「BLEACH」も「銀魂」も終わりが近いようで、その雰囲気がすでに寂しい私だ。

今回の「BLEACH 70」では涅マユリがメインで描かれていて大変大変素晴らしい。
マユリ様かっこいいわ〜。
護廷十三隊の隊長方は、もちろんどなたも心身共に優れた力を持っていらっしゃるけれども、涅マユリは一際異彩を放つ存在でいて、
底がしれない。そんな彼の内面が、彼がいつも付き従えているネムとの過去が、今回初めて物語られていることが私にはとても感動的だった。素直ではない状態が普通のマユリ様だけれど、素直になるときはとても彼らしくそれを宣言するものだな、とおかしくもあり、とにもかくにも彼の勝利を願って止まず・・・あっという間に読んでしまって「もう終わり!?」と思わず声をあげた。
続きが気になる・・・

「銀魂 61」なんて『さらば真撰組』だもの。
息つく間もないような気持ちで戦闘シーンを読み、あのキャラクターを見送って、でもまだ終わらぬ不安な情勢の中で、一旦決別していく直前、銀さんと土方が並んで互いのスペシャル丼を交換して食べるシーンに涙してしまった。私もちょっとどうかしていると我ながら思いながらも、可笑しくて、感動的で。
こういう泣かされ方は嫌いじゃないけど、続きが気になる・・・。

「3月のライオン 11」
これはかなり覚悟して読んだ。
私じゃなくても誰でもそうだと思うが、あの可愛い3姉妹の父親である誠二郎という人が、たまらなく嫌いだ。
リアルに、真に迫って嫌い。あの笑顔と理屈が、喋り方が、圧倒的な自己中心なスタンスと、自分を非常に賢く抜け目ないと思いながら見事なまでに滑落していく生き方が、ぞわぞわと髪の毛を逆立たせ、肌が粟立つほどの嫌悪感を、私の中に呼び起こしてやまない。
こういう人は確かにいる、ということを私はとてもよく知っている。
ある意味、本気で人の姿を借りて行きながら周囲に悪を垂れ流し、歪め、引きずり落としていく妖怪のような存在な人を。
だから前巻で初めて誠二郎が出現したとき、あまりの恐怖で思わず一瞬、ページをめくる手を止めたほどだったのだ。
身近に誠二郎みたいな人が皆無という人は幸せである。そして彼の異様な怖さがわからないかと思う。逆に、私のように彼みたいな人を見知っている人はやはり、怖さと名状しがたい気持ち悪さでいっぱいになったのではないだろうか。
羽海野チカ先生がそれでも彼を描いて見せてくださったのは、そんな彼を封じ、祓い、遠ざけながら自分たちを守り、平和に大切に行きていく術の一つを、その解答パターンを、3姉妹と零君とで見せてくれるためだったのじゃないかとすら私は思う。
もちろんこれは幸せなパターン。普通はこんなに、零君みたいな力強いサポーターは現れないから・・・。
その零君も分厚い孤独の膜に覆われていた世界の中から自力で出てきて、自分自身の力で誰かを守り、幸せにしてあげたいという強い意思を動機に、いろいろ活発に動くようになった。
将棋ももちろん頑張っているけど、今回それでハラハラするような部分は全くなくて、むしろ零君を見守る側の人達の方が色々心配である。
こちらも終着点に近づいているのかな。それともまだ物語は膨らむかしら。
続きがきになる・・・


おかげさまで息子の不在をあまり感じることなく楽しんで過ごすことができた。
今夜は飲み会。
楽しむ気満々。
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役名のままで

ずっと、手頃な大きさのお皿を探していたのだが、
ついにこれと決めて購入。
なんとなくレトロなデザインが印象的で、
色違いで欲しくなってしまって。

カレー、パスタはもちろん、ちょっとしたお料理が盛り付けやすい。
そして、なんてことないちゃちなお料理も美味しく見える。
素敵なお皿で満足。
一枚362円の(送料入れると一枚500円くらいの計算になるけれど)
お買い物としては大満足。
大切に使いたい。


我が家では、俳優さんをずっと役名で呼び続けるという癖?がある。
最初に家族内に浸透した役名こそが最強になるのだ。
だからいまだに向井理さんは真山、生田斗真さんは竹本、成宮寛貴さんは森田とかなり前のドラマ「ハチミツとクローバー」の役名で呼び、嵐の松本潤さんさえ「道明寺」で通してしまっている。佐藤健さんは良太郎、瀬戸康史さんは渡だし、武田航平さんは音也で、松坂桃李さんは「殿」いや、娘は「タケル!」とよく叫んでるな・・・・私とオット自体、藤岡弘さんのことを
「本郷猛」、篠田三郎さんを見ると「タロウ〜!」と未だに喜んでしまう状況なのでそれも仕方ないかな。
あらゆる役名の中でもことに、ヒーローをされた方は永遠である。
良太郎はもちろん、渡や音也が出ていると嬉しいし、シンケンジャーだとシンケンピンクだった高梨臨さんのご活躍なんかも本当に喜んだりして、今はNHKの時代劇「まんまこと」に出ていらっしゃる桐山漣さんを翔太郎、翔太郎と家族で呼びかけながら見ている。(ちなみに主役の麻之介をさなっている福士誠治さんは我が家では『黒木くん』と、のだめカンタービレの役名だ。福士さんといえば、もう一人の今や大人気の福士蒼汰さんの呼び名はなぜか「フォーゼ」のままである)
近頃は「フィリップだ!」「フィリップ!」「フィリップ〜」と呼ぶことがとっても多い。
それくらいご活躍の菅田将暉さんである。

映画「海月姫」でも蔵之介だったし、
オットが大ファンのさだまさしさんの自伝的ドラマでさださん役をされたのも菅田将暉さんだった。これも良いドラマで楽しかったな。さだまさしさんのことがよりよく分かったように思う(大ファンのオットから常々いろいろ教えられていたけれども!)菅田さんの演技はとても自然で、見ていてとっても惹きつけられる。だからよりお話を深く理解しやすいのだろう。
その菅田将暉さんが出ていらっしゃるから見ようかな、くらいの気持ちで見始めたのが金曜日の23時すぎから放映されるドラマ「民王」である。
これが面白い!
時の総理大臣となった野心たっぷりの切れ者の父親と、勉強嫌いでゆるくおとなしく生き、女の子と女子力同じくらいの雰囲気で付き合える柔らかい息子の中身が入れ替わってしまうというお話だ。
この入れ替わりというのも近頃よくある設定な気がする。一時、とにかくタイムスリップ、とか、翌日には記憶がなくなる、いや数十分、いやいやもっと短く数分きりで全てを忘れる記憶障害だみたいなテーマもよくあったから、その延長で、今度は入れ替わり設定ブームなのかなあと思うのだ。
だから適当な気持ちで見始めたのが、その期待しない気持ちをあっさり裏切られた。
よくある設定と思いながらも面白いのだ。
総理大臣という設定がいいのかな。今、社会で話題となり問題となりがちなところを切り込んでいくというテーマに沿って話が展開するので、ああそうそう、その問題ね、と思っちゃうあたりもうまいのだろうか。
ちぐはぐで、まるでわかっていない同士の二人のはずなのに、いろんな問題が不思議に噛み合い、解決されていく。
素晴らしい俳優さんたちの演技力もさることながら、脚本自体がきっととても良いものなんだろうなと素人考えだけれど勝手に思う。
そういえば昔からこの枠のドラマは割と好きなものが多かったのだけれど、この面白さには、家族ですっかりハマってしまった。フィリップ、フィリップと呼ぶ回数は今までにも増して多い。出演されている俳優さんたちはみなさんとっても素晴らしいけれど、声と表情、間合い、雰囲気と全てが目を引き、注目してしまうのは高橋一生さんだ。私は「医龍」に出られていたのが印象的なのだが、今回はこのドラマで本当にとても素敵だ、好きだなあと思うようになり、家族でいいねえこの人と話している。
その高橋一生さんの役どころは総理の秘書。なので、よく総理の問題をネットで検索して「支持率が落ちてます」「上がりました」などを始めいろんな状況を調べているのだが、本日の5話では軽く天を仰ぐようにして両手を広げ、目を閉じて「さあ、検索をはじめよう」という一瞬のセリフを盛り込んだ。家族で盛り上がってしまった。
本当にフィリップが好きだったことを思い出した。
今回他にも宇宙刑事シャリバンネタとか、吉田類さんのさりげない登場、中村雅俊さんの「青春貴族」という歌の熱唱シーンがあって、それを昔、「われら青春」というドラマでさんざん聞いていた私とオットは大盛りあがり。結構歌えてしまう自分たちにも笑ってしまった。
いろんな小ネタの遊びはともかくとしても、お話自体が本当に面白い。
面白い作品に出会うと、心がとても生き生きしてきてエネルギーが充填されていくのを本当に感じる。
だから素晴らしい作品を生み出し、楽しませてくれる方達にはいつも感謝感謝だ。

ちなみに土曜日の午前にやっている「監獄学園」も今、かなりお気に入り。録画しておいたものを、毎回娘とお腹を抱えて笑い転げながら観ている。お馬鹿すぎて、楽しすぎて困る。すごく真顔の渾身のギャグ。古屋兎丸先生の「帝一の國」みたいな感じだろうか。(LINEで冒頭あたりを読み始めたばかりなのだけれど、これはギャグなのだとすぐに認識した私。それで合ってるんですよね・・?)
笑うって楽しい。
夏休み終了を間近に控えて、早くも蠢き始めたPTA関連のゴタゴタに、心が乱れた後は特に、だ。まあ、PTA関連は即、ぶった切ったけれども。
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わが町こうべ

通りかかった新宿伊勢丹のショーウインドーが
素晴らしいことになっていました。


一昨日の夜、たまたま、何か面白いものやってないの?と家族で言いながらチャンネルを回していて、リモコンボタンの押し間違えで、普段ほとんど観ることのない東京MXの画面がちらっと映った。
そこに、神戸、の文字を見て、ふっと手を止めたら、それが「神戸在住」というドラマだったのだ。

この作品の噂は耳にしていて、何度か、その原作漫画を読もうかと思ったことがある。
それがドラマ化、映画化されるほどに人気だったんだね、とオットと言いながらそのまま見入ってしまった。
後で見ると、感想は色々別れるようだけれど、私たち夫婦としては「大変良かった」と思っている。

あの阪神・淡路大震災から気がつけば20年経っていて、私の故郷東灘区は非常に被害甚大だったにもかかわらず、今ではすっかり美しい町並みを取り戻している。
当時、私はもうオットと結婚して4年目で、彼の転勤に伴い広島に住んでいた。
母も妹も友人たちも、命だけでいうなら皆無事で、そのことには感謝している。
妹の友人の男の子たちは当時、あちこちを必死で飛び回って、一人でも埋まっている人を助けようと大活躍したという。
心から尊敬している。
今でも思い出すと涙が出るのだが、目のご不自由な方の飼い犬が、震災直後出て行ってしまい、これはさすがの地震の恐怖でパニックになったのかなと思っていると、しばらくたって戻ってきて必死でご主人をどこかへ促そうとする。それへついていくと、ちゃんと最寄りの小学校へ誘導された・・・とのお話で、私は本当にそのお話で感極まった気持ちになってしまい、以来、盲導犬への募金箱など見ると素通りすることができない。

震災時についての思いを語り出すときりがないのだけれど、私の心にずっとあるのは、罪悪感である。

不思議なことだが、神戸の人間なのに、そこにいなくて、震災を体験しなかった、ということに対するような?妙な疚しさなのだ。
当時の体験を友らに聞くたびに思わず「ごめんね、私、そこにいなくて」という言葉が出たりするからそうなのだろう・・・
変な感じなのだけれど、消えないんだよなあと思っていたら、そういう方は案外いらっしゃるという。
神戸を心の基本として、離れていても私は故郷に誇りを持って生きてきた。だから、なのかな・・・。
よくわからないけれども。

神戸在住、を観ていて何か通じる気がしたのは、物語はまだ19、20歳の若い女性とそのお友達で、みんな震災を知らない、もしくは小さくてよく覚えてないという人達だったせいもあるのかもしれない。
その、神戸にとっても繋がっているつもりなんだけれど、あの震災のことは知らないんだよ・・・みたいな距離感と、でもその震災で受けた痛みある人達に寄り添いたい気持ちが、今の私と一致したのかと思う。

とりたてて激しく震災について語られるドラマでは全くない。
むしろ、事後の神戸の姿を淡々と描いていて、今らしくて、そこがとても良いと思う。
すごく奇抜な事件も何も起きない。
ただ東京から移り住んだ女の子が、慣れない言葉やリズムに戸惑いつつも神戸と次第にリンクしていく感じの姿が描かれていて、それがとてもいい。
将来を決めかねる年頃の人が、何か一つ好きなものを見つける、それだけでも随分違うんだな、ということも実感出来る。
好きなものを見つける、ということは、案外難しいものだから。

いかにも神戸、といった感じのおしゃれな風景もそこそこ映るが、私が何度もはっとしたのは、ポストカードになるような風景ではない、けれど神戸らしい街の中の1シーンだったりして、その度に思わず声をあげると、オットも「ああ。この感じだったね」と相槌を売ってくれてそれがとてもうれしかった。
たとえば、通りの切れ間にさっと覗く六甲の山並み、何気ない坂道の風景など。
幼い頃から数え切れないほど目にしてきた風景と、今、私はなんて遠く離れて生きているのだろうと、画面の中のそれらを見ては胸がいっぱいになるような思いがした。
若い頃、毎日なんて代わり映えしない風景だろう、このまま何にもないまま生きるなんて嫌だな!と思ったりしていたことが今、とてもおかしい。
大変ありがたい景色の中に私はいさせてもらっていたのに。

友人が、神戸市東灘区岡本あたりに行って、今私が住んでいる場所と似ていると思ったと言ったがそうかもしれない。海と山はないのだけど。
なんとなく、故郷に似た場所をつい選んでしまうのは、誰にでもあることなのだろうか。

これは映画にもなっているそうなので、我が家の近くだと渋谷になるのだが、今度観に行こうよとオットが言ってくれた。
楽しみである。
漫画もぜひ、読んでみようと思う。

わが町こうべ、とは、子供の頃学校で使っていた社会の副読本のタイトルである。
当時、ポートタワーが写っているノートなんかも普通に使っていて、それが当たり前のことだと思っていたのだが、神戸独自のものだったということを知ったのは割と最近のことだ。
そりゃそうだよね。
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同じ人、けれど別人

今更だけれど、オットがiPhone6PLUSに機種変更し、嬉しそうに使っているのが羨ましくてならない。

タブレットでは大きすぎ、今までのiPhoneでは小さい・・・と悩んでいたのだが、それは本が読みづらいから。
小説ならいいけれど、漫画はどうしてもコマ割りされていて一つ一つの絵柄が小さいので読みづらいのだ。指先でいちいちスワイプするのも面倒というか。
その点、iPhone6PLUSは理想的な大きさに思えた。
世間ではその大きさがやはり嫌・・・という声も多いようだが、ざっと目にしたところ、今までのように片手で操作できないから、という男性の声が目に付きがちだった。
ところがもともと私は片手で使えていなかったし、女の服は男性の服と違ってポケットも大きくなく、ハンカチかチケット程度しか入らない事が多い・・・つまりもとよりiPhoneをポケットに入れて持ち歩くこともそんなになかった。
6PLUSほどに大きくなってもわたし的にはマイナス要素が増えた気はしないというわけだ。
残念なのは機種変更してからまだ1年しか経っていないということで、今すぐ私が6PLUSを手にいれることはできない。
オットが嬉々として使っているのを指をくわえて眺めている。
やはり、私には使いやすそうに見える。

オットはあまり男性的なデザインは好まず、
遊び心があってロマンチックなものが好きだ。
なのでケースも私が見つけたこの古書風デザインを気に入って購入。

ケースは手帳型が好きだ。



近頃、娘も私も恋をしてしまった。
同一人物に・・・のようであって、同一人物ではない。
その人の名はシャーロック・ホームズ。
世界一有名な探偵である。


娘の好きなシャーロック・ホームズ氏はこの方。
三谷幸喜さんが脚本をお書きになっているNHKの人形劇で
しかも大変年若くていらっしゃる。
何しろ寄宿制の高校(居室はもちろん221B)に在学中で、
学園内で謎解きをしていらっしゃる。
麗しきそのお声は山寺宏一氏。(男前な声をだされている)


そして私が恋をしたのはこのお方。
ベーカー街221番地に住み、
元軍医のワトソンと共に事件を解決。
スマートフォンを使いこなし、現代的でシックな衣装に身を包んで
非常に鋭敏な美意識でもって世界を視ている。



はじめは何の気なしにテレビで観たのだった。
NHKの人形劇といえば、私の子供時代には欠かせない、見逃したくない番組の一つだった。
南総里見八犬伝や真田十勇士、紅孔雀、プリンプリン物語などなど、毎日本当にハラハラしながら見ていた。知らず知らずに魅入らされ、引き込まれ、感情移入せずにはいられなくなる人形たちの不思議な動き、豊かな表情、そして音楽の素晴らしさ。きわめつけは三国志で、私の友人は心酔しきって毎日うわごとのように諸葛亮孔明のことばかりつぶやいていたものだ。(東村アキコ先生の『海月姫』はだから、涙なしでは読めないリアリティがあった・・・!)
そして大人になり気がつけば、ああ、もうあまりNHKも人形劇をやってないんだなあと思っていたのであるが、一昨年、『新・三銃士』を観て、やっぱりいいなと思ったのである。
特に子供達には初めての楽しみで娘はハマり、同じく三谷幸喜さんの脚本、井上文太さん監修、スタジオ・ノーヴァ製作、操演のパペットと聞いて、『シャーロック・ホームズ』もみのがせるわけはなかったのだ。
そして始まると、『新・三銃士』の時以上に夢中になってしまった。
確かにパペットの魅力がすごい。声の方達の演技が素晴らしい。音楽もいい。原作に忠実でありながら、ちゃんとそれが学園ミステリーになっている面白さもたまらない。

私の方はhuluに、オットが気まぐれで入会して、月額980円の元をとれるように何か楽しんで観てねと言われた中での、ある日の気まぐれだった。
うっすら、噂を知っていた気がする。
だから選んだのかも。
ベネディクト・カンバーバッチという俳優さんがとても人気で素晴らしいのだということを、なんとはなく、聞いていた。それがこれかな?と何の気なしにチャンネルを合わせたのだった。
シャーロック・ホームズのお話は一応読み、知ってはいる。
しかし自分をシャーロッキアンだと思ったことはなかった。もう、あまりにも基本中の基本すぎて、好きとか嫌いとか論じる段階のものではないと私の中ではとうに認識していたし・・・ただ。
強いて言うなら、今まで映像化されたどんなシャーロックも私の好みではなかったのだ。
それに尽きる。
ところがベネディクト・カンバーバッチ氏のシャーロックには魅了されてしまった。
澄み切り、深さを感じさせる瞳が発する鋭利で容赦ない視線。
まくしたてる早口、けれど声のトーンは心地よい。
子供っぽさが巧みに表現され、知識や思考の深さ鋭さは超人的なのに、素直でどこか愛情深い精神面は無垢さすらも感じさせる。
一人でなんでもできそうで、できないシャーロック・ホームズに関わり、優しく常識的に、時にはひどく適当にフォローし支えるワトソン演じるマーティン・フリーマンさんのありとあらゆる表情と仕草には心から和まされるし、好ましく感じずにはいられない。
一話一話が非常に濃くて、ぎっしり中身が詰まったお話であり、一瞬も何かを見落としたり聞き落としたりしてはならぬと非常な緊張感をもって観るのだけれど、それがものすごく楽しい。
多少眠気を催している時に見ても、意識が冴え渡り、神経が研ぎ澄まされて、むしろとてもクリアな気持ちにさえなる。
これはもう恋、きっと恋。久しぶりの恋確定だなあと、最近、寝ても冷めても考えているベネディクト・カンバーバッチの演じるホームズについてそう思う。
いや、一緒にいるのは嫌だけど!絶対私はワトソン君の立場にはなれないし、なりたくもないけれど。
遠くで見ているぶんにはどんなに楽しい人だろう。
そう、だから画面のこちら側から、私は熱い気持ちを向ける。

遅ればせながらネットでつらつら検索して、私のように感じる人が非常にたくさんいらっしゃることを十分に認識した。
素晴らしい。
これほどの愛を勝ち得て現代のホームズは燦然と輝き、人々の意識の高みに君臨している。
娘が愛するNHKのパペット、シャーロック・ホームズも非常に高い指示を得ているようだ。

たまたま奇しくも母娘して同時に、一日中、シャーロック、シャーロックと口走っている。
その実は全く別の人のことを話しているので、内容は噛み合っているようで(両方とも設定を変えても原作に忠実な部分がたくさん残されているので)噛み合っていないという不思議な光景が繰り返されている現在の我が家である。
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着物が可愛い

300yenショップにて購入したブローチとストール。
ストールはさすがに小さい諭吉さん一枚だったけれど、
それでもお安くて可愛く、暖かく、で言うことなし。

肌寒い思いを土曜日にして嬉しかった。寒くて、急いで上のストールを買う事になったけれど、それも嬉しかった。
いよいよ好きな季節だなあ・・・とわくわくしたのだ。
なのに、何、この暑さ。
私の愛する10月にこの気温だなんて耐えられない・・・家にこもって暑さをしのぐ私である。

家族でよく見て、楽しませてもらっていたタレントさんの交通事故死の報道も、お年寄りを助けられて命を落とされた女性についての報道も、悲しく、ショックで胸が痛む。
いずれもお若い。40前後・・・その年で身勝手に、目先の欲望のことしか考えられずに利己的に生きている人も大勢いるというのに(私も含めて)、なぜ善き人は先に逝ってしまうのかなとため息をつく。
残された親御さんのお顔の、お声の、悲哀が切なく、悲しくて、何がどう正しくとも、老親より先に逝ってはいけなかったのにととても悔やまれる。
その瞬間は確かに、暑さを忘れていた・・・でも。悲しみに心冷えて忘れる暑さは、やっぱり好きじゃないなあ・・・。

逆にテレビで素敵だと思えたもの。

大ブームを巻き起こしたNHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」の次の番組「ごちそうさん」。
この時間帯のドラマとして非常に正しい感じが今更のようにする戦前の、子役さんから物語が始まったのだけれど、お着物が可愛いと言ったらないのだ。小さな女の子らしくほぼみんな赤系統のお着物だけれど、丈短めで、胸高に兵児帯を占めて、おさげの女の子たちが集う小学校の様子も可愛いかったし、なにげにお母さん役の財前直見さんの主婦らしい渋めのお着物も素敵。そして、子役さん時代が終わっていよいよ杏さん登場してからの女学生としての銘仙のお着物、袴などが素敵なこと。同級生の女の子たちのものも含めて、お着物、半襟、帯や髪のリボンなどなどを見ているだけでも本当に楽しい。私としては映像としての楽しさはたまらないものあって、思いがけずハッピーに感じている毎日である。
危惧されていた「あまロス症候群」にならずに済んでいるのだ。和服の魅力は大きい。いや、杏さんももちろん素敵で、役者さん達の力は大きいのだけれど。ちなみにセットも素敵でヒロインの父が営む洋食屋さん、通っている学校などはもとより、時折映る町並みが古き良き時代を感じさせるもので溢れていて、本当に見ていて楽しい。
あの時代の、西洋に憧れ模倣しつつ、そこへ自然に溶け込んだ和の文化の感じが絶妙のバランスで素敵なのだと思う。
今は今で大層良い時代だと普段は思って満足しているのだが、このドラマを見ているとやはり噂に聞く大正デモクラシー時代の情緒には到底及んでいないのかなあ・・・と思ってしまう。
楽しげに、はいからさんが通るそのままのように、袴姿にブーツ、おさげの髪をなびかせて、銀座を闊歩っするヒロインの姿が楽しげで。
単純にドラマの世界にひきこんでもらって不幸な現実のニュースから受けた痛みを癒している。

和のものって可愛い。そういえば「3月のライオン」9巻も、すごく可愛いひなちゃんの和服姿。印象的な赤いおべべ。
乙女の着物の可憐なこと、最強な気がする。
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ミニチュアマン・タロウが可愛い

どこにも出かけないで過ごせる3連チャンという、
私には夢のような日々が続く。
お化粧してない、髪洗いっぱなし、楽な服。
幸せだけど、撮るものが自作の食事しかないというのはやや苦しい。

娘と息子が仲良く並んで座って
ものすごく嬉しそうに、おいしそうに食べている顔を見るのが
たまらないほど好き。
二人の者はほとんどなんでもおそろい、色違い。
可愛い色のマジックを、毎日、なにかしらで楽しんでいる。

どこにも出かけていない、
いつもどおりの家事だけでいいという楽な日々なのに
それでもなんだか疲れて午睡したくなる瞬間がくるのは不思議。
さすがに自分の怠惰が怖い。




子どもと一緒に「ウルトラマンギンガ」というシリーズ最新作を
ちらちらと観ているのだが
ギンガの声が杉田智和さんなのが気になる。
ギンガなだけに銀さんかい!?と
最初は耳を疑った。
洒落・・・だよね、たぶん。
こういう洒落は嫌いではない。
(4月から6月にかけてあったtake fiveというドラマのある話では
シンケンレッドだった松阪桃李さん扮する泥棒が
ゴセイレッドだった千葉雄大さん扮する刑事に連衡され
さらに敵のシンケンブルーだった相葉裕樹さんと頭脳戦を繰り広げるという
夢のような1話があった。
残念ながらドラマ全体は最初に期待したほどの面白さがなく
我が家の中で永久保存版というきもちになれなかったのだが
その夢回だけは消せずにいる。
明らかに遊び心だと思う。
すごくうれしい。
シンケンジャー以降、あまり熱心には特撮者を観ていないのだけれど)
平成25年の新しいウルトラマンに、
ミニチュアにされてしまったタロウがさまざまな助言を与えるシリーズ、
子等はすごくはまって見ており、
元祖、ウルトラマン世代の私とオットは若干引きつつ
苦笑を交えてみているのだが。

本日タロウが火災の憂き目に遭い、
若干こげながら寝込んでいる、そのお布団セットと氷嚢の様子が
大層愛らしくて微笑ましかった。
もともとのミニチュア好きの血が騒いで、一気に燃え上がった。
ああ、あんな可愛いミニなタロウが手元にいたらどんなに嬉しく楽しいだろう。
まずは私の大好きな宝物の一つのドールハウスを提供して
快適に住んで頂く。
それを想像しただけでもう幸せ。


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遊びをせんとや 生まれけむ

オットがすごく気に入っている靴とお揃いの長財布を購入。
渋くてかっこいい。
一時、お財布の風水なんていうのもずいぶん色々あったように思うけれど、
龍の模様って強すぎてよくないのだっけ?
とも思うが、まあいいか。
そういえばオリンピックを見ていると、中国の卓球の選手のユニフォームには
いかにもという感じの龍が描かれていた。
強そう。そして、強かった。

中も細かく仕切られていて、使いやすそう。
領収書をためすぎず、たまりがちなカードもいつも整理を心がけて、
綺麗に丁寧に使って欲しい。
スッキリ、スマートなお財布が好き。
お札だけピシッと入ってる感じだと尚、いいわね〜。
無理だわね〜。

というわけで、NHK「平清盛」の4回分録画していたものを、まとめて一気に観たのだが。
面白いですけど!
なのにダメなんですか???と、見終わった後の充足感と余韻に浸りながら首を傾げる。
私はずっと観ているが、何がそんなにだめなのか判らないのだ。
人物のことも良く描かれていて、どういう個性で何故の思想で、どうしてそのような生き方になったのか・・・たいして頭の良くない私にですら、とても判りやすく、納得のいく丁寧さで描かれていると思う。
初回放映時のさる人の発言に貶められたことが響いているなら、それこそ風評被害というものじゃないかなあと気の毒だ。それも私の故郷の方なだけに何やら申し訳ないような気すらするような・・・。
絵が暗い、汚いとも私はそう思っていない。
そのような場面は確かに最初の頃こそ多かったが、それでも宮中の雅やかな貴族の装束、調度品、庭などの画は十分目を楽しませてくれるものであったし、清盛が出世し、平家が隆盛を極めている現段階ではさらに美しい場面がさまざまにある。
スタッフの方が丁寧に作り込まれている様子が感じられるのだ。

私はNHKが好きではないのである。
受信料の件はもう何十年も心にくすぶっていることの一つで、何処の誰がどう政権とったって構わないけど、この問題をスッキリさせてよっ!くらいに思っているから、本当だったらこの局の番組は褒めたくないところだ。
だけど良いものを良いと認めぬことは、私にとって良いことにならない・・・。
(良いとは私にとって、潔さであり清さでもある。)
受信料のシステムには納得がいかない、国営とはなんぞや?と様々思うことはあるが(一緒に役員をがんばっていた友人のご主人がNHKの方で、友人ともよくその点を話し合ったのだが。ちなみに友人はしょっちゅういろんな人から受信料について議論をふっかけられ、そもそも受信料を払っているのか?と聞かれることも頻繁だそうな。それにたいして友人は『東京電力の人も電気代は払ってるでしょ?』と切り返すことにしていると言っていた。私の身近には東電さんの身内の方も大変に多いのだ)
それとこれとは別問題として、良いものは良いと褒めたいと思う。
ちなみに汚いというなら、その画の汚さ、暗さ、華やぎのなさで、実は私は龍馬をこそ観ることができなかったのである・・・・香川照之さん、大好きな俳優さんなのだけれど、初回の頃は思いっきり汚かったから・・・ええ〜!?という感じになってしまって。
それに比べたら「平清盛」は観づらくはなかった。すっと入っていけた。

思うに、やはり、馴染みがあるようで馴染みがない、という素材の問題もあったのかもしれない。皆さん、平安時代末期のことは知ってはいるが、サラッとした認識なのではないだろうか。
歴女の守備範囲はどうやら大体戦国時代以降のようだし。
私は平安時代を題材としたお話に多いに魅力を感じて色々楽しんで来たけれど、近頃の傾向としては幕末ものが人気なように感じるし、実際そうなのではないか。
戦国時代、江戸時代ものは定番という感じだし。それに比べればそういえば、平安時代の誰それが好き、という方にあまり会ったことはないような気がするではないか。

たまたまなのだが、娘が一学期に受けた社会の授業が武家社会の成立から保元の乱、平治の乱、そして鎌倉時代へ、という部分で、期末考査の時には娘のノートとプリントに首っ引きで、一緒に私も勉強したのである。(我が家ではオットが英語、数学、理科を主に担当し、私が現国、古典、社会、保健体育などの勉強を見ることになっている。が、お互いそろそろ限界なので、塾に通わせようと今考えているところだ)
それと、テレビの「平清盛」がちょうど重なり、私の中では非常に深い印象となった。
それで改めて良く出来ているドラマだなと思ったのである。
ややこしい人物関係もせいいっぱい「あ、そういう関係ね」と判りやすいように、ちょっとした台詞などでも工夫されていると思う。
見た目にも、美しく珍しい当時の調度品や衣装などが楽しい。
そしてオープニングテーマでも使われ、作中でもしばしば色々な人の口をとおして歌われる「今様」のひとつ、『遊びをせむとや 生まれける・・・』が印象的である。
私も娘も口ずさむようになってしまった。
今様の不思議な魅力に気付かされた気がする。

また、娘が卒業論文に百人一首を選んだことも会って、「瀬をはやみ・・・」の崇徳院や「わたの原 漕ぎ出でてみれば久方の・・」の藤原忠通などが生きていた時代という点でも興味深い。
運命とは数奇なもの。しみじみとそう感じられる。
藤原忠通と藤原頼長兄弟の確執・運命の物語も、崇徳院の一生もすごかった。
それも見事に描きこまれている。俳優さん達もすばらしい。悪左府こと藤原頼長を演じた山本耕史さんも崇徳院を演じられた井浦新さんも、本当に不気味だったり哀切だったりとすごかった。
京都出身の祖父、香川県出身の祖母を持ち、神戸で育って現在、好きでしょっちゅう鎌倉に行く身としては、出てくる地名が皆、なじみ深い。
さらにはオットの転勤で、広島にも3年間住み、福岡にも住んでいたので、なぜこう、私が知ってるところばかり?と不思議なくらいだ。
源義朝の正室、由良御前が尾張の国の熱田神宮の大宮司の娘だったということもこのドラマで知って、へえ!とちょっと驚いたのは、名古屋にもオットの転勤で住んでいて、その時生まれた息子のお宮参りをさせて頂いたのが熱田神宮だったからである。素晴らしく立派で、空気の澄んだお社だった。その折頂いた白い小さな小皿は今も塩を盛って寝室の窓辺に置くなどしていて、実は私にはとても深い思い出を喚起する神社なのだ。
と、勝手に色々楽しみをみつけている私にはとても面白いドラマ。
いや、私じゃなくても面白いと思うんだけどなあ。
不思議だ。

遊びをせんとや生まれける。
本当に、私もそんな気がする。
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風の神が通り抜け

 
春休みで、お弁当を作らなくても良い日でも
5時半に目が覚めてしまう。
でもこの輝く朝日を眺められるなら、
そういう老いも悪くないなって本気で思う。
一旦起きて、ひとしきり家事をするとまたすごく眠くなるのだけれど、
寝ないで、まあ、頑張ってます。



スマホを使い始めて1年あまり。
最初はどうなることかと思ったものだが、最近はなんとか、色々使いこなせているのかな?という気がしている。
と言っても、私のことだからたいしたことはないのだけれど。
無料のアプリを色々調べて試すのが好きで、特に写真加工ものには目がない。
可愛いフレームやスタンプがあるもので無料だったらぞろぞろインストールしている。
今朝はせっかく早起きしたのに、長いこと使えなくなっていたアプリがアップデートで改良されたことに喜んで、
せっせせっせとダウンロードしている間に案外時間をとってしまった。
あまりにバカすぎて自分でも呆れる。でも楽しい時間だけれど。

でもアプリというかネットでもうTwitterとかFacebookなどなどしているのは常識なのだろうか?
とにかくそれらと連動していて当たり前という感じで、私は一切ノータッチなのでアカウントも何もないからあっさりしたものなのだけれど、
ただ写真を加工したいだけのアプリも実はSNSで毎回アップしなければならない形になっているものが少なくないのだ。もちろん設定で「非公開」にできるから、私はもっぱらそうしているのだけれど・・・それも暗いのかな?
皆とてもフレンドリーだなあ、優しく、人と触れ合いたいんだなあ、と、他の方々が仲良く上手にフォローなさったり、されたりしている様子を微笑ましく拝見する。
でも自分はどうかというとまず人見知りというのが強くあって(あまり信じてもらえなくて悲しいことだ)、自分の写真などにも自信がないので、なかなか人と触れ合う勇気がもてそうにない。
でも読むのは好き。
教えられることはとても多くて、日々、生活の刺激を受けるし、参考になる。
今日、新たに「瞬間日記」というアプリをインストールしてみた。ちょこちょこと本当にその場その場で好きなことを打ち込めて、でも公開しない自由さがいい。
ただスマホはしばしば中身が消えるので、ためた思い出がなくなる危険は常にある。
なるべくPC保存できるもの、何より流行のiCloudを使いこなせればいいらしいのだが・・・私の頭では未だ、ちんぷんかんぷんである。


4月にはいって、テレビも番組内容が色々あたらしくなり、継続しているものもキャストが微妙に変わったりして、春は変化の季節だなあということを画面からも実感させられるのだが、
ここ数ヶ月、私としては久しぶりにハマっていたNHKの朝の連続ドラマ「カーネーション」を無事最終回まで見届け、一昨日からはもう、あたらしいドラマ「梅ちゃん先生」を楽しんでいるのだが、戦後すぐ・・・というか、昭和20年8月15日から始まるお話なのに、めちゃめちゃ明るい雰囲気で驚かされた。
焼けて、ぼろぼろの東京の町の様子の作り方は素晴らしいのだけれど。
今日になって少し、戦災孤児にクローズアップしはじめて若干暗さを感じはしたが・・・暗いのは好きではないし、だから良いのだけれどね。
殿こと松坂桃李さんがレギュラー出演なさっているので、それだけでも私には気合いをいれて見る意味十分だ。ご出演とは知らなかったので、初回のオープニングテロップでお名前を見つけただけで喜んでしまった。
今は設定が設定なので、とんでもなく汚れた格好をした若者なのだが、そんな姿をしていてさえ、やはり殿はかっこいいなあと見とれてしまった。
前作「カーネーション」では後半に出演されていた若手の俳優さんがかっこいいなあと思って気になるようになった。綾野剛さんとおっしゃる。気をつけてみると、色々出演されているようなので、これから楽しみに応援したいと思っているのだ。
NHKといえば視聴率が悪い悪いと噂の大河ドラマ「平清盛」だけれど。
私は面白いと思って楽しんで観ているのだ。待賢門院の壇れいさんが美しくて、訳の判ってなさぶりもとても良かったし、三上博史さんの苦悩、伊東四朗さんの怖さ、松雪泰子さんの憎々しさかげんなど実に楽しい。今のところはその宮廷方の人物像が目立って楽しかったけれど(衣装もとても美しいし!)、これからこそ松山さんの見せ場になるなと話の展開的に楽しみに思っている。でも確かに、全体的に煤けた印象の方を画面からは強く感じるからかな。リアリティがなくても突っ込まれるし、その逆でもそっぽむかれるとは、なかなか本当にものを作る方々というのは大変だなあと思う。

のんきにテレビの話ができるほど、平凡な日々に今日も感謝を捧げつつ・・あれ?
明日はもう娘、始業式だわ〜。
お?来週月曜日には息子の入学式。あ・・・その後はなんかもうすでに予定がぴっちり。
あれ?まだ子供達の学校の行事予定表ももらってないのに、もうこんな?
予定表をもらったらもっとスケジュールは埋まるに違いない訳で・・・あれれれれ・・・。
緩んでいられる今はもしかして、嵐の前の静けさなのか。
のんびり春の日差しにとろけていたら、あとでとんでもないことになりそうな、嫌な予感がカレンダーから漂って来た・・・。
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ジャック・バウアーともうすぐお別れ

---
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
¥ 14,918
(2010-12-23)

 DVDがいっぱいみたいね、という夫婦の希望で、まずは「24」ファイナルシーズンを見ている。

ジャック・バウアーと初めて会ってからもう何年経つのだろう。
もうすっかり、個人情報とかセキュリティとかが信用できない精神になってしまった・・・この人にかかったら何も叶わない、全部好き勝手に壊されるんだろうなあとあきらめるしかない、そんな心境でいつも見守る人である。
なんでこんなにこの人戦ってるの、なんでこんなに報われないの・・・。
そう思いながらもついついジャックの過酷な1日に何回も付き合ってしまう私達夫婦はしっかりともう中毒している。
毎回、どうしてお金をだしてこんなストレスを受けないといけないの、と我ながら首を傾げてしまうのだが、さすがに年老いて、前より優しくなった気がするジャックとのまもなくくるのであろうお別れを、とても惜しんでいる。
キーファー・サザーランドさんは若い頃は印象に残る人だったけれど好きではなかった。
ジュリア・ロバーツが婚約したと聞いたときには首を傾げたし、破棄したと聞いたときは納得した。
なぜだかむしろ嫌いだったということだろう・・・今となっては申し訳ない。
デイビッド・パーマーやトニー・アルメイダが懐かしい。本当に好きだったな。

ひええ!ぎゃー!わっ。
夫婦で思わず口をつく素っ頓狂な声の数々に子供達も慣れっこである。日本語の吹き替えの声は小山力也さん。
先日、朝のテレビ番組で、来日しているキーファー・サザーランドが小山さんと対談しているのを見たけれど、とてもよかった。小山さんの声は本当のサザーランド氏の声より滑らかでとても綺麗で、合っていないと私はずっと思っていたのだけれど、やっぱりそれはそれでいいのかもと思った。

日本のドラマと違ってアメリカのドラマは長くて、世界が濃くて深い。ものすごくシリーズ化されるし、それを楽しんでみていると知らず知らず、家族の歴史にも食い込んでくる。
ジャックと一緒に年をとったなあ、としみじみもする今回のシリーズである。
ジャックがすさまじいアクションをするたびに「もう年なのにー!」と叫ばずにはいられない。
ジャックが目の前にいたらうっとうしいからと真っ先に撃たれそうな私。
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