CALENDER

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>

CATEGORIES

archives

地球へ…



おすすめショップ

2022.03.17 Thursday

”不時着”沼に不時着

0

    昨夜の地震と停電で、日常のありがたさをしみじみ噛み締めている。

    亡くなられた方々がいらして本当に残念。

    なんというか・・・久しぶりにまた、無力であることを思い知らされた。

    あの震災から11年がたち、いつのまにかまた心が緩んでいたみたい。

    自身に揺られている間、あれもこれも準備していない、できていないと

    後悔することがいっぱいあった。

    これを警告と受け止めて、危機感を持っていかなければと思う。

     

     

    こんなお菓子も買っていました。

    はい、「東京リベンジャーズ」も好きです。

     

     

     

    自分ではそうひねくれているつもりはないのだが、

    少しムキになっていたのかもしれない。

    ‘’韓流‘’という言葉に。

     

    そのドラマが面白いのは知っていた。

    昔々大昔、もう今から20年近く前の事、

    突如として起きた冬ソナブームに、私もオットも否応なく巻き込まれた。

     

    号泣とまではいかなくとも興味を持って最後までその恋の結末を見届けたし、

    次に「チャングムの誓」ビデオを、レンタル店で借り始めたのも、

    やはり冬ソナが入門編となってのことで、

    韓国のドラマはみんなが言った通り面白いね、

    と夫婦で納得したからに違いない。

     

    それで誰に勧められたのだったか、

    次に見るのはチャングムだからね、と言われたということで、

    試しに借りて見たら、これがハマりにハマった。

    夜中を過ぎても毎晩夫婦で、

    小さかった子どもたちを寝かしつけては見続け、

    こらえきれずにオットが夜中の3時にレンタルビデオ店に走って

    次巻を借りてきたこともある。

    ある登場人物が亡くなったシーンでは夫婦で泣いた。

    本当に夢中で楽しくも辛い数週間を過ごして

    やっとゴールにたどり着いたあとは、

    夫婦でもうこれ以上ハマるのはやめよう、と

    差し控えることにしたのである。

    本気で毎日寝不足状態のオットは、勤務に支障が出そうになったというし、

    それはいけない、という結論になって。

     

    その後、世間はさらにヒートアップし、

    私の友人たちは、まるで呪文のようにも聞こえる

    素敵なスターたちの名前をつぶやき続け、浸り続けている横で、

    私はうんうん、それは素敵ね、よかったね、

    と静観の構えを取り続けた。

    友人と新宿でランチをしていたはずが、

    気が付くと何やらそのまま腹ごなしにと歩かされ、

    歌舞伎町を横切って新大久保に入り込み、

    謎の韓国雑貨店を巡り歩いていたこともある。

    いつ電話してもメールしても「今、韓国に来ています」と

    返事がある友人もいて、

    しまいには家に何やらのアンテナを取り付け、

    常時韓国のテレビを見られるようにした、という話に驚き、

    自然とハングルが読めるようになった、

    聞き分けられるようになったという状態にまで達したと聞いてはのけぞった。

    特に申し合わせたわけではない友人二人が、

    それぞれ衝動的にソウルに旅立ち、(衝動的にというところが怖い)

    偶然向こうでばったり会って驚いた、

    なんて話にこちらこそ驚きだった。

    とにかくそれなりに熱い熱い韓流ブームの中に私も揉まれていたのだったのに、

    入らずに来た、入りそびれた。

    理由はただそれだけ、乗り遅れただけのこと。

    でも別にそれでよかった。

    別に退屈な人生は送っていないので、このままの私でいるつもりだった。

    のだが。

     

    不穏な空気にまた圧を感じだしたのは昨年である。

    噂だけなら一昨年から観て聴いて知っていた「愛の不時着」なるドラマ。

    職場で皆がその感動を口にしている。

    当然反感なんかは全くない。

    私もぜひ見てみたいと思いながら歳月が過ぎた。

    我が家は家族全員大のテレビっ子で、

    あらゆるジャンルの番組を常時楽しんでおり、

    他に見る暇がなかった、それだけである。

     

    それが今年に入ってすぐ、

    その「愛の不時着」で恋人同士として主演した二人が、

    現実でも恋人同士になっているらしいというニュースを知った。

    それは素敵、なんておめでたいことと思った。

    日本でも、あの名作ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で共演したお二人が、

    現実世界でも晴れてご結婚されて、

    非常にめでたく、華やいだ気持ちになれたものだ。

    それがきっと韓国でも起きて、

    だから皆さん本当に喜んでるんだろうなあと微笑ましく思った。

    その微笑ましい感情を共有したい。

    実はこれが大きな動機になった。

    それで、ぜひ今年は話題の「愛の不時着」を観ましょう、

    と家族を誘ったのだった。

    そうこうしているうちに、そのお二人がさらに結婚を決められたという。

    ネットの賑わいは祝福ムードであふれ、

    皆がどんなにこの作品を大切に思っているかが判って、私もその渦に心を沈めてみたくなた。

     

    かくて。

    ついに私たち家族は、「愛の不時着」というドラマを観始め。

    1話目はフーン、だったのだが。

    2話目からこれはコメディなの?になり、ちょっと面白いかもと引き込まれ始め、

    3話目からはヒョンビンというこの方は、

    ものすごくかっこいいのではないかと気になるようになり、

    リ・ジョンヒョクとユン・セリ二人の掛け合い、

    楽しくかわいい第5中隊の面々に親しみがわいて、

    どんどんどんどんのめりこんでいった。

    ソン・イエジンさんが演じるユン・セリがまた、たまらなくチャーミングなのだ。

    彼女は大財閥の令嬢で、

    自身も優れたセンスを駆使して自力で巨大な事業を展開している実業家であり、

    ただ可愛い、きれいなだけの女ではない。

    しっかりしていて、計算高くて、生まれの良さから自然と高慢、

    でもそこに歪んだ気持ちはなくて、素直にただ上から目線、

    でもそれが可愛いという人。、

    泣くし騒ぐし文句を言いつつ、ただ待ってるだけではない。

    常に自分にできるベストを模索し

    、薄情ではない素直な心で人の資質も見抜くし、親しんでいく。

    彼女が自分で言う通り「黙っていても魅力が溢れてしまって困る」女性なのだ。

    そうでなければあのジョンヒョクさんが

    全人生をかけるほどに愛さなかったに違いない。

    久々のこの感覚。

    次の話へ、次の話へと気持ちは逸る。

    でも現実世界はなおざりにできない。

    断腸の思いでネットフリックスから離れては、現実世界へと働きに行き、

    戻ってくると親子でテレビの前に座って、

    ハラハラと、ジンジンと、心を震わせながら、

    2人の恋を、いや途中から4人の恋を見守り続けた。

     

    かなり早い速度で、私たち家族はこの作品全16話を見終えたと思う。

    家族全員もうヒョンビン様の虜となり、

    お話の後半は胸がキュンキュンとなるという久しぶりの感動を味わい、

    ラストシーンにかけては何度も涙を流し、

    最後はムスメと抱き合って号泣した。

    ついに、熱い熱い時間を家族で共有することができたのだった。

     

    小説でも漫画でもアニメでも映画でも。

    気に入ったものは何度でも繰り返し見て味わい尽くすのが

    私の昔からの性分である。

     

    このドラマの最大の魅力はたくさんの人物たちで、

    またそれに日本語を吹き替えて命を注ぎこんでくださっている

    日本の名声優さんたちのお声が素晴らしすぎる。

    2巡目は家族に言わず、私一人の時間を少しでも利用して観始めることにした。

    そしてそれがとても素晴らしいものであることを非常に実感。

    もう結末までを知っているだけに、

    かなり落ち着いて、細部のディテールを楽しみながらゆっくり観ることができるのである。

    悪役のチョ・チョルガン役のオ・マンソクさんという俳優さんが、

    ミュージシャンの岡村靖幸さんに似すぎていて、

    最初から夫婦でざわめいていたのだが、

    声は大好きすぎる諏訪部順一さんで

    子ども達もざわめく。

    リ・ジョンヒョクさんは日野聡さん、あの煉獄杏寿郎さんだし!

    ソン・イエジンさんは泣く子もおだまり、という感じの沢城みゆきさんで娘は大騒ぎ。

    (崇拝しているのである)

    潘めぐみさんや前野智昭さんでも大感動で、

    本当に声の出演が素敵すぎる。

    2回見ても感動は薄れなかった。

    気が付くと家族みんなで2回目も観ていて、

    ほんとだ、2回目は安心して観てられるねーと喜んだ。

     

    で、今は私が折々に、好きなシーンだけ再生しては繰り返し見て楽しんでいる。

    それを家族に見つかっては「また観てる」と笑われてしまう、

    それでも全然恥ずかしくない、開き直って見続ける私。

    恐ろしきは韓流沼。

    いや不時着沼というべきか。

    オットと二人でこのカップル初共演作の映画「ザ・ネゴシエーション」も観たし、

    ヒョンビン様を徹底してみようということで「コンフィデンシャル/共助」も観た。

    どちらもまあまあ?という感じだけれど、

    違うヒョンビンさまである。

    かっこいい。

    でも私が、私たち家族が好きなのはあの、リ・ジョンヒョクさんという役なのだろう。

    素敵な二人の恋物語に出会えて幸せだった。

    楽しい気持ちの共有は職場でもできるようになって、

    それもうれしい広がりである。

     

     


    2020.07.24 Friday

    俳優さんたちの魅力

    0

      すごく小さな多肉植物を近所のホームセンターで見つけて、

      3種類選んで買ってきた。

       

      昨年、ニトリで買った小さなお家型の鉢に植えてみる。

      イメージ通りで嬉しくなって。

       

      キッチンの窓辺を置き場所に。

      キッチンの向うには小さな温室があって、

      大家さんが大切にしている月下美人の鉢植えが6個ある。

      いつか私、月下美人が咲くところを見られるのかしら。

      大家さんのお話では、花が咲くと、

      それはそれは素晴らしい芳香が、辺り一面に漂うそうだ。

       

      さて、朝から家族で家事を分担してこなした後、

      のんびり居間に座って、それぞれが好きなことをしつつ、

      何かを観ようということになった。

       

      娘はテレビドラマ「今日から俺は」の大々ファン。

      それで絶対映画も観に行くと意気込んでいたのだが、

      何しろこんな状況なので映画館に行くのも躊躇われる。

      キャンペーンで

      たくさんの番組に出ているメインキャストの方たちを観る、

      それだけの日々で、皆さんとても素敵だなあと本当に思う。

      中でも私は伊藤健太郎さんが好きである。

       

      最初に気になったのはもう何年も前のテレビドラマ「昼顔」だ。

      主演の斎藤工さん演じる高校教師の担任する問題ある生徒として、

      存在感を感じた。

      (その時のお名前はただ「健太郎」さんだけだったけど、

      『今日から俺は』で偶然、本名と同じ「伊藤」を演じることになり、

      それで『伊藤健太郎』というフルネームに変えた番組でおっしゃっていた。

      (それはそれで、大好きな声優さんと同じになるので困った気がしたけど・・・))

      その後、「健太郎」君はどうしているのかな、

      もうあまりテレビに出ないのかな・・・と思っていたところで

      数年前に出会ったのが

      『アシガール』

      である。

      これは森本梢子先生の原作漫画もすごく面白いけれど、

      ドラマもかなり面白くて、

      ここで若君として登場した「健太郎」君に、あーっ!!と叫んだのは

      我が家では私一人だった。

      (昼顔観てたの私だけだったからね)

       

      『アシガール』内の健太郎若君はものすごくカッコ良かった。

      凛々しくて端正で優しくて、もう本当に胸がキュンとなった。

      娘と一緒にきゃあきゃあと観て、

      その後、彼がどこで何の役をやっても我が家では例によって

      (一度何かの役で定着するとずっとその役名で呼ぶのだ。

      菅田将暉さんがフィリップ、松坂桃李さんが殿、という感じで。

      生田斗真さんはいまだに竹本、向井理さんは真山と言っているくらい、しつこい)

      「若君が出てる!」みたいな感じで呼び続けることになった。

       

      ちなみに、我が家の朝は日本テレビの「ZIP」で過ごしているのだが、

      私のお気に入りのコーナーは金曜日の映画紹介。

      これの初代担当者は斎藤工さんだった。

      間に別の方を挟んで今は伊藤健太郎さんである。

      こ、これは。

      『昼顔』の担任の先生から生徒へのバトンになっとる。。。

      そう騒ぐのも我が家では私一人だけなのだった。

      (『昼顔』観てたの私だけだったからね)

       

      と前置きが長くなったが、そんなわけで我が家ではたまたま身損ねていた

      「アシガールスペシャル」

      を家族で午前中鑑賞。

      昼食をはさんで午後は

      ヘプバーンを観たいということで

      『パリの恋人』

      を観た。

      ファッションがテーマになっているので、

      オードリーの魅力と衣装の素晴らしさが目一杯発揮され、

      フレッド・アステアのお洒落で軽妙な演技、ダンス、歌にときめいた。

      先週は「麗しのサブリナ」をやはり家族で見たのだけど、

      ハンフリー・ボガートといい、フレッド・アステアといい、

      オードリーの相手役にするには年上すぎるのが今となっては気になる。

      若い頃は気にならなかったのだけど。

      相手がおじさんすぎる、変、と娘は一言で切り捨てていたが、

      当時、どれだけ素敵な大スターだったかを思うと不自然ではなかったのか。

      オードリーと釣り合う年齢の俳優さんはいなかったのか。

      でも。昔の小説なんかを読んでいると結構な年の差で結婚していたりするのは

      特に珍しくなかったようなので、やっぱりそれで良かったのかも。

       

      合間に家事をしつつも楽しい1日だった。

      平和でなにより。


      2019.05.14 Tuesday

      テレビっ子

      0

        いつもお母さんとしてがんばっている奥さんに・・・と

        オットのお友達の方がくださったシャンパン。

        可愛いピンクの飲み物。

        昔から炭酸が苦手で、

        それゆえビールも全く飲めないのだけれど、

        シャンパンだけは飲める。

        なぜかしらん。

         

        いつからか、自分だけのための時間がないのが普通になった。

        でも家族のことは自分と切り離してはいられないのだ。

         

        会社でお昼休みに、お弁当を食べながら

        娘とあまり年の変わらない女性職員さんと

        最近のドラマの話をしていたら、

        60才前の女性職員に、テレビっ子やな、

        そんな暇あるんやね、と言われた。

        (私と同じく神戸の人で、実家のある垂水区の駅前の方が

        今や、三宮駅周辺よりはるかに発展していると言い張っている人だ)

        その人にはそんな時間がないとのこと。

        そうだと思う。

        その方は毎日必ず、23歳の公務員の息子さんからLINEが届く20時すぎ、

        15分ほど車を飛ばして駅まで迎えに行き

        (駅から自宅近くへのバスはあるし、

        勤務先から電車をいくつか乗り換えれば、

        自宅近くの駅に戻れるはずの息子さんだが、

        なぜか職場からもっとも近い駅から一本だけ済む電車で通勤し、

        朝は自営業のお父様、

        夜はパートのお母様にお迎えに来て頂く生活をチョイスされている)

        お風呂にいれ、夕食を与える生活をされているのだ。

        そりゃあドラマなどご覧にはなれますまい。

         

        ちなみにこの60近い職員は、

        他の女性の子育てには常に過保護だと批判的だが、

        息子さんの上の娘さん二人は嫁ぐまで一切家事を手伝わなかったとのこと。

        いやはや。

        人はそれぞれ自由ですけれども。

        だったら他の人のことも言わなければいい、

        ましてや上から目線では、と思う私は心が歪んでいるのかな。

         

        年若い女性職員はとても聡明でしっかり者で、

        社から遠いご実家から毎日、ちゃんとお弁当を作って通勤してきている。

        ご両親が退職後も高齢者雇用で働いていらっしゃるので、

        毎日帰宅後もほぼ一人で家事をして

        ご飯も作って両親のおかえりを待っているそうだ。

         

        そんな彼女は休日を有効に使い、

        友達とのおつきあいや旅行も楽しんでいるけれど

        普段はとても堅実で、

        大学時代の奨学金も月八万円ずつ返済して早くにローンを終わらせたそうだ。

        でもテレビドラマなどは好きなので、

        主には通勤途中の電車の中でTVerなどで、

        録画もしておいて少しずつ、

        観れる時に観て楽しんでいるそうだ。

         

         

        私は通勤では楽をしていて、

        仕事が終わって帰宅して、まずはちょっと一休み。

        洗濯物を取り込んで、たたんだり、アイロンをかけたり。

        夕食を作って、息子の通う施設との日誌を読んで、書いて。

        気がつけば、お風呂に入って寝る時間である。

         

        けれど子供達も大きくなって、

        娘の方が先に帰っていれば洗濯物を取り込んでたたんでくれているし、

        私がアイロンをあてている間にお風呂の準備をしてくれたり、

        私が夕食を作っている間に洗濯物を、

        家族それぞれのクローゼットに、

        息子と一緒に片付けてくれたりする。

        私が日誌を書いている間に

        息子が野菜を切るなど夕食の手伝いをしてくれることもあるし、

        夕食後の後片付けは必ず二人でしてくれる。

        すごく楽になった。

         

        子供達が小さな頃、

        学校からなんども、家でのお手伝いをさせてくださいと言われて辛かった。

        子供はお手伝いが好きだ。

        でも、すごく時間がかかる。

        要領が悪い。当たり前だけど。

        忙しくて、泣きたいくらい時間が無くて辛い時は

        本当にお手ついだいなんでさせてくなかった、

        自分でやった方が全然早い。

        でも、堪えた。

        本当に辛かったけれども、諦めるのだと自分に言い聞かせた。

         

        期待していなかった、実はあてにしていなかったけれども。

        今、子供達は物理的にも、精神的にも強力な私の味方である。

        自分らに関係するから、極力家が汚れないよう、

        洗い物が増えないように気を配る、

        それをしてくれるだけでも随分家事のはかどり具合が違ってくる。

         

        頑張ってよかったのだ、親子ともに。

        子らも外でそれぞれささやかな家事の常識、

        能力を発揮できる時があるようである。

         

        年頃の娘の安全、息子の保護(知的障害があるので)、

        それに気を配る私ももちろんくだんの60前のババ・・いえ、女性職員に

        過保護呼ばわりされるのだが、

        果たしてどちらが本当の過保護かしら。

         

        ちなみにその人は非常に寒がりで、薄着をしてきては会社の冷房を消し、

        窓も締め切って回る。

        外から戻ると、ムッとした事務所内で、

        一人断然薄着で普通な顔をしている。

         

        その人がいなくなると、その人と仲良しの同年代の職員さえ急いで窓を開ける。

        若い女性職員も窓を開けて回る。

        そして私にちょっとテレビドラマの感想など話してくれて、

        「またテレビっ子って言われちゃいますかね」

        と微笑むので、

        「いいよ。罪のない、誰にも迷惑をかけない楽しみだものね」

        と私が言うと、こくんと可愛く頷いてくれるのだ。

         

        スマートに、人を傷つけないで生きるようにした方が徳は積めると思うのだが、

        ドラマを見る暇のない寒がりの60前の女性は神社参拝が大好きで、

        「私はよく神様にいたずらされるねん〜」

        とおっしゃっている。

        なんでも撮った写真がその場でなぜか写っていなくて見られないからだそうだ。

        他の人は普通に撮れているのに。

        それは神様に(も)嫌われてるんじゃ・・・・イヤイヤ、ムニャムニャ。。。

         

        1クールごとに一つか二つ、ワクワクできるドラマがあると嬉しい。

        このお気に入りは必ず世に言う視聴率やネットの評判と連動しない。

        例えば私は「いだてん」や「インハンド」面白くて大好きだけど、

        視聴率はあまりだとネットの記事で読んでそうなのだと最近も驚いたばかり。

        視聴率は目安であって絶対評価ではないと思うが、どうだろう。

        少し前の朝ドラの「半分、青い」もネットで随分悪評を読んだけれど、

        私は終始楽しんでみて、大好きだった。

         

        本を読むというと少し褒められる感じなのに、

        ドラマをよく見るというと薄笑いされる感じになるのはなぜなのかな。

        本も売れ筋の作家さんのものを言うとやはり薄笑い傾向だが、

        今、Kindleで司馬遼太郎先生の「最後の将軍」を読んでいると言うと

        「ほう・・・」という反応なのはなぜなのか。

         

        傲慢というものを他人の中に感じた時、怒るよりも苦笑、

        自分を振り返ってその心を省みるようになった私は

        いい感じで年をとれている方なんだと思ってみたい気がしている。

         

         

         

         

         

         

         

         

         


        2016.07.01 Friday

        彼の国

        0

          家に居られる日には、たまりがちなアイロンかけの仕事を最優先にすることが多い。

          始めると面白くなるのだが、始めるまではちょっと億劫な気がしてしまうアイロンかけを、近頃はドラマを見ながらすることで楽しい時間に変えてみている。

           

          で、今日楽しんだのは、huluで観られるイギリスのドラマ「ホロウ・クラウン 嘆きの王冠」。

          シェイクスピアの戯曲をドラマ化したもので、1話は「リチャード2世」。

          悲劇的なお話である。

           

          iPhoneImage.png

          何が素敵って、この由緒正しい王様スタイル。

          これぞ王冠!という形の冠を頂き、

          豪奢だけれどゾロっとした感じのお召し物に

          きちんといつも錫杖を持っていらっしゃる。

           

          物語は暗く、絵に描いたような転落劇で(まあ自分が悪いと思うけれど)

          台詞が仰々しくて、それが楽しい。

          ああ、シェイクスピアだなあと思う。

          まさに古典的な趣だけれど、

          私にとってはとにかく目で見て楽しむドラマだった。

          こちらは2015年の5月、つまり1年前に、

          テレビのニュースで流れた映像を撮影したもの。

          EU離脱についてニュースを報じたものだけれど

          このころの私はあまり意味を理解していなくて、全くサラリと本文を聞き流していた。

          気になったのは、この女王陛下の王冠の素晴らしさ。

          幼い頃に目で見てとても楽しんだ、お伽話の絵本の挿絵に出てきていたような

          本当に、見事なまでの王冠っぷり。

          なんでも非常に正式な裁判ではスタイルも古式ゆかしい伝統に則ったドレスコードがあるそうで、

          男性陣のお召し物も、カツラも素敵に面白いと記念に撮っておいたのだった。

           

          おかげさまで、綺麗にアイロン仕事も終えられて、充実した時間になったわ〜。


          2015.11.04 Wednesday

          涙もろくて困るから

          0
            息子が、二泊三日の移動教室にと旅立った。
            朝、大型バス2台で出かけていく姿を、他のたくさんのお母さんたちとおしゃべりしながら見送ったのだが、いよいよバスが発車する寸前、窓際に座った息子がじーっと私を見る表情に、不意に胸が詰まり、絶対大丈夫だし、楽しい時間を息子は過ごせるに決まっているとわかっているのに、なんとも言えない感情がこみあげてきた。
            とたんに両側から友人たちに、大丈夫!?泣きそうになってるよ!?すぐ帰ってくるから平気よ、今日は飲み会よ!?と支えられ、うんうん大丈夫大丈夫、そうだよね、と頷きながら、鼻をすすった。


            涙もろくなってからもう18年になる。
            どうも娘が生まれる辺りから、いろんなことが胸にズシンズシンと響きやすくなった。命の重みや、人の心の光と闇の恐ろしいほどの深さに、もう鈍感ではいられなくなってしまったようなのだ。

            わかりやすい自分の中の変化として思い浮かぶのは、例えば以前なんでもない気持ちで読み流し、見逃していたものが、今はいちいち気になり、心が震えるという状態である。
            例えば子供の頃、繰り返し読んだ「赤毛のアン」なんて今読むともう冒頭から涙涙である。
            生まれたばかりのアンを残して死んでいった、アンの母親父親の気持ちはいかばかりだっただろう。
            幼いアンが知り合いの間を転々とし、ついには施設に入るくだりは、あんなにカラッと淡々と、そう珍しくもない話のようにユーモラスにすら書かれているのに、かつてはその文章通りに受け止め、受け流していた私が、今はこれが我が子だったらと思うと、切なくて辛くてたまらなくなった。
            同じくモンゴメリ作品で、アンシリーズよりもっと好きなエミリーシリーズだってそうである。
            主人公のエミリーの父が亡くなる冒頭の部分でもう胸が詰まってたまらなくなる。彼女の親友イルゼのお母さんのこともそうで、愛する我が子を遺して逝かれる親御さんの胸中は察してあまりありすぎる。

            子供の頃から馴染んできたロボットアニメだってそうで、ファーストガンダムを子供たちと見ていて、1話目からあまりに多くの非戦闘員の方達が亡くなっていく情景に衝撃を受けた。
            自分が中学生の頃だって見ていたのに、ああ、大変なことになってるよ・・・くらいの感覚でしかなかったのだという、自分自身を振り返ってもまた、そんな過去の自分にも衝撃を感じた。

            幼い頃、父の涙を初めてたときのことも覚えている。
            日曜日の夜だった。ずっと観ていたシリーズの一環として「アルプスの少女ハイジ」も観ていたし、ハイジの長い物語の、その日はとてもクライマックスだったのは確かだ。
            叔母の強引な連れ去りで(今だったらこのやり方は犯罪だと思うが)、フランクフルトに連れて行かれたハイジが、クララやその優しい父親、祖母、執事やお医者様などに親しみながらも心の病になり、クララの父親の英断(というほどのこともないか)でアルプスの山に戻った日のお話である。おんじとハイジが感動の再開を果たし、幼心に最高によかった!と大喜びし、その気持ちを両親に伝えようと振り返ったら、泣いていたのだ。母も、父も。さんさんと涙を流し、鼻をぐすぐすいわせている父を観て私は本当に驚き、まさかこのアニメで!?と幼心にも不思議だったわけで、それが記憶に深く残ってしまったのだが、今ならもう全然わかる。
            あれは泣くわ。

            娘と息子を授かってからの私は、涙腺がとてもゆるくなった。
            まあわかるけどね・・と、今までは横で頷いていたりしていただけのオットが、今日は一緒に泣いた。
            ドラマ『コウノドリ』をついうっかり観てしまったせいである。

            綾野剛さんが産婦人科医なのでお産を巡るいろんな事件を描いたものなのだが、なんというか、胸に詰まる。
            赤ちゃんたちのいじらしさ・・・あまりに無力で罪がなく、けれどどうしようもなく運命を背負って生まれ、周りに大きな影響を与えていくその存在感に心を揺さぶられ、その赤ちゃんを守り助けようとする主人公のコウノドリ先生や病院のスタッフの人たちの活躍に引き込まれてしまう。
            今期のドラマとしての面白さは『下町ロケット』が一番だなと思うのだけれど、とにかく泣かされるのは『コウノドリ』だ。
            親になる以前の、昔の私とオットならここまではきっと泣かなかったんじゃないか。
            でもだからこそ、できれば子供ができる前の人たちにこそ観て欲しいなあと思うお話でもある。
            確かにドラマだから、エピソードはどれも綺麗にまとまりすぎるな、と思わないでもないけれど、そこはまあフィクションとわかってみるものだし、まとまらなければカタルシスがない。それはやっぱりちょっと嫌かなと思うから、終盤がいつも都合よくまとまっていくのは良いものとして、出産の実情や妊産婦さんたちとその家族の様子、かかる費用のことに、風疹ワクチン接種の必要性などとてもリアルできちんと描かれていると思うし、そういうことを出産と育児に直接関わりがない人たちにも本気で知っていて欲しいと作り手の方達が願っているものが伝わってくる。

            『下町ロケット』も予想以上の面白さで胸にぐっとくるシーンが結構ある。個人的には主人公佃の工場の中に、仮面ライダーガイムとドライブが一緒にいるところに嬉しさを感じた。吉川晃司さんもライダーだしね。


            息子がいないと時間が余る。それは仕方ない。
            ほぼ毎日時間は家族優先で使われていて、中の誰がいなくても多少の調子は狂うものだ。
            せっかくなので、本でも読もうとKindleを開いたら、今日はジャンプの新刊単行本の発売日ではないか。
            じっくり読む時間ができるまで・・・ととっておいた「3月のライオン」11巻と合わせて、
            漫画を読む時間に浸った。


            で、涙腺がまた緩むわけである。
            昨年終わった「NARUTO」に続くのか、もう「BLEACH」も「銀魂」も終わりが近いようで、その雰囲気がすでに寂しい私だ。

            今回の「BLEACH 70」では涅マユリがメインで描かれていて大変大変素晴らしい。
            マユリ様かっこいいわ〜。
            護廷十三隊の隊長方は、もちろんどなたも心身共に優れた力を持っていらっしゃるけれども、涅マユリは一際異彩を放つ存在でいて、
            底がしれない。そんな彼の内面が、彼がいつも付き従えているネムとの過去が、今回初めて物語られていることが私にはとても感動的だった。素直ではない状態が普通のマユリ様だけれど、素直になるときはとても彼らしくそれを宣言するものだな、とおかしくもあり、とにもかくにも彼の勝利を願って止まず・・・あっという間に読んでしまって「もう終わり!?」と思わず声をあげた。
            続きが気になる・・・

            「銀魂 61」なんて『さらば真撰組』だもの。
            息つく間もないような気持ちで戦闘シーンを読み、あのキャラクターを見送って、でもまだ終わらぬ不安な情勢の中で、一旦決別していく直前、銀さんと土方が並んで互いのスペシャル丼を交換して食べるシーンに涙してしまった。私もちょっとどうかしていると我ながら思いながらも、可笑しくて、感動的で。
            こういう泣かされ方は嫌いじゃないけど、続きが気になる・・・。

            「3月のライオン 11」
            これはかなり覚悟して読んだ。
            私じゃなくても誰でもそうだと思うが、あの可愛い3姉妹の父親である誠二郎という人が、たまらなく嫌いだ。
            リアルに、真に迫って嫌い。あの笑顔と理屈が、喋り方が、圧倒的な自己中心なスタンスと、自分を非常に賢く抜け目ないと思いながら見事なまでに滑落していく生き方が、ぞわぞわと髪の毛を逆立たせ、肌が粟立つほどの嫌悪感を、私の中に呼び起こしてやまない。
            こういう人は確かにいる、ということを私はとてもよく知っている。
            ある意味、本気で人の姿を借りて行きながら周囲に悪を垂れ流し、歪め、引きずり落としていく妖怪のような存在な人を。
            だから前巻で初めて誠二郎が出現したとき、あまりの恐怖で思わず一瞬、ページをめくる手を止めたほどだったのだ。
            身近に誠二郎みたいな人が皆無という人は幸せである。そして彼の異様な怖さがわからないかと思う。逆に、私のように彼みたいな人を見知っている人はやはり、怖さと名状しがたい気持ち悪さでいっぱいになったのではないだろうか。
            羽海野チカ先生がそれでも彼を描いて見せてくださったのは、そんな彼を封じ、祓い、遠ざけながら自分たちを守り、平和に大切に行きていく術の一つを、その解答パターンを、3姉妹と零君とで見せてくれるためだったのじゃないかとすら私は思う。
            もちろんこれは幸せなパターン。普通はこんなに、零君みたいな力強いサポーターは現れないから・・・。
            その零君も分厚い孤独の膜に覆われていた世界の中から自力で出てきて、自分自身の力で誰かを守り、幸せにしてあげたいという強い意思を動機に、いろいろ活発に動くようになった。
            将棋ももちろん頑張っているけど、今回それでハラハラするような部分は全くなくて、むしろ零君を見守る側の人達の方が色々心配である。
            こちらも終着点に近づいているのかな。それともまだ物語は膨らむかしら。
            続きがきになる・・・


            おかげさまで息子の不在をあまり感じることなく楽しんで過ごすことができた。
            今夜は飲み会。
            楽しむ気満々。

            2015.08.28 Friday

            役名のままで

            0
              ずっと、手頃な大きさのお皿を探していたのだが、
              ついにこれと決めて購入。
              なんとなくレトロなデザインが印象的で、
              色違いで欲しくなってしまって。

              カレー、パスタはもちろん、ちょっとしたお料理が盛り付けやすい。
              そして、なんてことないちゃちなお料理も美味しく見える。
              素敵なお皿で満足。
              一枚362円の(送料入れると一枚500円くらいの計算になるけれど)
              お買い物としては大満足。
              大切に使いたい。


              我が家では、俳優さんをずっと役名で呼び続けるという癖?がある。
              最初に家族内に浸透した役名こそが最強になるのだ。
              だからいまだに向井理さんは真山、生田斗真さんは竹本、成宮寛貴さんは森田とかなり前のドラマ「ハチミツとクローバー」の役名で呼び、嵐の松本潤さんさえ「道明寺」で通してしまっている。佐藤健さんは良太郎、瀬戸康史さんは渡だし、武田航平さんは音也で、松坂桃李さんは「殿」いや、娘は「タケル!」とよく叫んでるな・・・・私とオット自体、藤岡弘さんのことを
              「本郷猛」、篠田三郎さんを見ると「タロウ〜!」と未だに喜んでしまう状況なのでそれも仕方ないかな。
              あらゆる役名の中でもことに、ヒーローをされた方は永遠である。
              良太郎はもちろん、渡や音也が出ていると嬉しいし、シンケンジャーだとシンケンピンクだった高梨臨さんのご活躍なんかも本当に喜んだりして、今はNHKの時代劇「まんまこと」に出ていらっしゃる桐山漣さんを翔太郎、翔太郎と家族で呼びかけながら見ている。(ちなみに主役の麻之介をさなっている福士誠治さんは我が家では『黒木くん』と、のだめカンタービレの役名だ。福士さんといえば、もう一人の今や大人気の福士蒼汰さんの呼び名はなぜか「フォーゼ」のままである)
              近頃は「フィリップだ!」「フィリップ!」「フィリップ〜」と呼ぶことがとっても多い。
              それくらいご活躍の菅田将暉さんである。

              映画「海月姫」でも蔵之介だったし、
              オットが大ファンのさだまさしさんの自伝的ドラマでさださん役をされたのも菅田将暉さんだった。これも良いドラマで楽しかったな。さだまさしさんのことがよりよく分かったように思う(大ファンのオットから常々いろいろ教えられていたけれども!)菅田さんの演技はとても自然で、見ていてとっても惹きつけられる。だからよりお話を深く理解しやすいのだろう。
              その菅田将暉さんが出ていらっしゃるから見ようかな、くらいの気持ちで見始めたのが金曜日の23時すぎから放映されるドラマ「民王」である。
              これが面白い!
              時の総理大臣となった野心たっぷりの切れ者の父親と、勉強嫌いでゆるくおとなしく生き、女の子と女子力同じくらいの雰囲気で付き合える柔らかい息子の中身が入れ替わってしまうというお話だ。
              この入れ替わりというのも近頃よくある設定な気がする。一時、とにかくタイムスリップ、とか、翌日には記憶がなくなる、いや数十分、いやいやもっと短く数分きりで全てを忘れる記憶障害だみたいなテーマもよくあったから、その延長で、今度は入れ替わり設定ブームなのかなあと思うのだ。
              だから適当な気持ちで見始めたのが、その期待しない気持ちをあっさり裏切られた。
              よくある設定と思いながらも面白いのだ。
              総理大臣という設定がいいのかな。今、社会で話題となり問題となりがちなところを切り込んでいくというテーマに沿って話が展開するので、ああそうそう、その問題ね、と思っちゃうあたりもうまいのだろうか。
              ちぐはぐで、まるでわかっていない同士の二人のはずなのに、いろんな問題が不思議に噛み合い、解決されていく。
              素晴らしい俳優さんたちの演技力もさることながら、脚本自体がきっととても良いものなんだろうなと素人考えだけれど勝手に思う。
              そういえば昔からこの枠のドラマは割と好きなものが多かったのだけれど、この面白さには、家族ですっかりハマってしまった。フィリップ、フィリップと呼ぶ回数は今までにも増して多い。出演されている俳優さんたちはみなさんとっても素晴らしいけれど、声と表情、間合い、雰囲気と全てが目を引き、注目してしまうのは高橋一生さんだ。私は「医龍」に出られていたのが印象的なのだが、今回はこのドラマで本当にとても素敵だ、好きだなあと思うようになり、家族でいいねえこの人と話している。
              その高橋一生さんの役どころは総理の秘書。なので、よく総理の問題をネットで検索して「支持率が落ちてます」「上がりました」などを始めいろんな状況を調べているのだが、本日の5話では軽く天を仰ぐようにして両手を広げ、目を閉じて「さあ、検索をはじめよう」という一瞬のセリフを盛り込んだ。家族で盛り上がってしまった。
              本当にフィリップが好きだったことを思い出した。
              今回他にも宇宙刑事シャリバンネタとか、吉田類さんのさりげない登場、中村雅俊さんの「青春貴族」という歌の熱唱シーンがあって、それを昔、「われら青春」というドラマでさんざん聞いていた私とオットは大盛りあがり。結構歌えてしまう自分たちにも笑ってしまった。
              いろんな小ネタの遊びはともかくとしても、お話自体が本当に面白い。
              面白い作品に出会うと、心がとても生き生きしてきてエネルギーが充填されていくのを本当に感じる。
              だから素晴らしい作品を生み出し、楽しませてくれる方達にはいつも感謝感謝だ。

              ちなみに土曜日の午前にやっている「監獄学園」も今、かなりお気に入り。録画しておいたものを、毎回娘とお腹を抱えて笑い転げながら観ている。お馬鹿すぎて、楽しすぎて困る。すごく真顔の渾身のギャグ。古屋兎丸先生の「帝一の國」みたいな感じだろうか。(LINEで冒頭あたりを読み始めたばかりなのだけれど、これはギャグなのだとすぐに認識した私。それで合ってるんですよね・・?)
              笑うって楽しい。
              夏休み終了を間近に控えて、早くも蠢き始めたPTA関連のゴタゴタに、心が乱れた後は特に、だ。まあ、PTA関連は即、ぶった切ったけれども。

              2015.01.20 Tuesday

              わが町こうべ

              0
                通りかかった新宿伊勢丹のショーウインドーが
                素晴らしいことになっていました。


                一昨日の夜、たまたま、何か面白いものやってないの?と家族で言いながらチャンネルを回していて、リモコンボタンの押し間違えで、普段ほとんど観ることのない東京MXの画面がちらっと映った。
                そこに、神戸、の文字を見て、ふっと手を止めたら、それが「神戸在住」というドラマだったのだ。

                この作品の噂は耳にしていて、何度か、その原作漫画を読もうかと思ったことがある。
                それがドラマ化、映画化されるほどに人気だったんだね、とオットと言いながらそのまま見入ってしまった。
                後で見ると、感想は色々別れるようだけれど、私たち夫婦としては「大変良かった」と思っている。

                あの阪神・淡路大震災から気がつけば20年経っていて、私の故郷東灘区は非常に被害甚大だったにもかかわらず、今ではすっかり美しい町並みを取り戻している。
                当時、私はもうオットと結婚して4年目で、彼の転勤に伴い広島に住んでいた。
                母も妹も友人たちも、命だけでいうなら皆無事で、そのことには感謝している。
                妹の友人の男の子たちは当時、あちこちを必死で飛び回って、一人でも埋まっている人を助けようと大活躍したという。
                心から尊敬している。
                今でも思い出すと涙が出るのだが、目のご不自由な方の飼い犬が、震災直後出て行ってしまい、これはさすがの地震の恐怖でパニックになったのかなと思っていると、しばらくたって戻ってきて必死でご主人をどこかへ促そうとする。それへついていくと、ちゃんと最寄りの小学校へ誘導された・・・とのお話で、私は本当にそのお話で感極まった気持ちになってしまい、以来、盲導犬への募金箱など見ると素通りすることができない。

                震災時についての思いを語り出すときりがないのだけれど、私の心にずっとあるのは、罪悪感である。

                不思議なことだが、神戸の人間なのに、そこにいなくて、震災を体験しなかった、ということに対するような?妙な疚しさなのだ。
                当時の体験を友らに聞くたびに思わず「ごめんね、私、そこにいなくて」という言葉が出たりするからそうなのだろう・・・
                変な感じなのだけれど、消えないんだよなあと思っていたら、そういう方は案外いらっしゃるという。
                神戸を心の基本として、離れていても私は故郷に誇りを持って生きてきた。だから、なのかな・・・。
                よくわからないけれども。

                神戸在住、を観ていて何か通じる気がしたのは、物語はまだ19、20歳の若い女性とそのお友達で、みんな震災を知らない、もしくは小さくてよく覚えてないという人達だったせいもあるのかもしれない。
                その、神戸にとっても繋がっているつもりなんだけれど、あの震災のことは知らないんだよ・・・みたいな距離感と、でもその震災で受けた痛みある人達に寄り添いたい気持ちが、今の私と一致したのかと思う。

                とりたてて激しく震災について語られるドラマでは全くない。
                むしろ、事後の神戸の姿を淡々と描いていて、今らしくて、そこがとても良いと思う。
                すごく奇抜な事件も何も起きない。
                ただ東京から移り住んだ女の子が、慣れない言葉やリズムに戸惑いつつも神戸と次第にリンクしていく感じの姿が描かれていて、それがとてもいい。
                将来を決めかねる年頃の人が、何か一つ好きなものを見つける、それだけでも随分違うんだな、ということも実感出来る。
                好きなものを見つける、ということは、案外難しいものだから。

                いかにも神戸、といった感じのおしゃれな風景もそこそこ映るが、私が何度もはっとしたのは、ポストカードになるような風景ではない、けれど神戸らしい街の中の1シーンだったりして、その度に思わず声をあげると、オットも「ああ。この感じだったね」と相槌を売ってくれてそれがとてもうれしかった。
                たとえば、通りの切れ間にさっと覗く六甲の山並み、何気ない坂道の風景など。
                幼い頃から数え切れないほど目にしてきた風景と、今、私はなんて遠く離れて生きているのだろうと、画面の中のそれらを見ては胸がいっぱいになるような思いがした。
                若い頃、毎日なんて代わり映えしない風景だろう、このまま何にもないまま生きるなんて嫌だな!と思ったりしていたことが今、とてもおかしい。
                大変ありがたい景色の中に私はいさせてもらっていたのに。

                友人が、神戸市東灘区岡本あたりに行って、今私が住んでいる場所と似ていると思ったと言ったがそうかもしれない。海と山はないのだけど。
                なんとなく、故郷に似た場所をつい選んでしまうのは、誰にでもあることなのだろうか。

                これは映画にもなっているそうなので、我が家の近くだと渋谷になるのだが、今度観に行こうよとオットが言ってくれた。
                楽しみである。
                漫画もぜひ、読んでみようと思う。

                わが町こうべ、とは、子供の頃学校で使っていた社会の副読本のタイトルである。
                当時、ポートタワーが写っているノートなんかも普通に使っていて、それが当たり前のことだと思っていたのだが、神戸独自のものだったということを知ったのは割と最近のことだ。
                そりゃそうだよね。

                2014.10.23 Thursday

                同じ人、けれど別人

                0
                  今更だけれど、オットがiPhone6PLUSに機種変更し、嬉しそうに使っているのが羨ましくてならない。

                  タブレットでは大きすぎ、今までのiPhoneでは小さい・・・と悩んでいたのだが、それは本が読みづらいから。
                  小説ならいいけれど、漫画はどうしてもコマ割りされていて一つ一つの絵柄が小さいので読みづらいのだ。指先でいちいちスワイプするのも面倒というか。
                  その点、iPhone6PLUSは理想的な大きさに思えた。
                  世間ではその大きさがやはり嫌・・・という声も多いようだが、ざっと目にしたところ、今までのように片手で操作できないから、という男性の声が目に付きがちだった。
                  ところがもともと私は片手で使えていなかったし、女の服は男性の服と違ってポケットも大きくなく、ハンカチかチケット程度しか入らない事が多い・・・つまりもとよりiPhoneをポケットに入れて持ち歩くこともそんなになかった。
                  6PLUSほどに大きくなってもわたし的にはマイナス要素が増えた気はしないというわけだ。
                  残念なのは機種変更してからまだ1年しか経っていないということで、今すぐ私が6PLUSを手にいれることはできない。
                  オットが嬉々として使っているのを指をくわえて眺めている。
                  やはり、私には使いやすそうに見える。

                  オットはあまり男性的なデザインは好まず、
                  遊び心があってロマンチックなものが好きだ。
                  なのでケースも私が見つけたこの古書風デザインを気に入って購入。

                  ケースは手帳型が好きだ。



                  近頃、娘も私も恋をしてしまった。
                  同一人物に・・・のようであって、同一人物ではない。
                  その人の名はシャーロック・ホームズ。
                  世界一有名な探偵である。


                  娘の好きなシャーロック・ホームズ氏はこの方。
                  三谷幸喜さんが脚本をお書きになっているNHKの人形劇で
                  しかも大変年若くていらっしゃる。
                  何しろ寄宿制の高校(居室はもちろん221B)に在学中で、
                  学園内で謎解きをしていらっしゃる。
                  麗しきそのお声は山寺宏一氏。(男前な声をだされている)


                  そして私が恋をしたのはこのお方。
                  ベーカー街221番地に住み、
                  元軍医のワトソンと共に事件を解決。
                  スマートフォンを使いこなし、現代的でシックな衣装に身を包んで
                  非常に鋭敏な美意識でもって世界を視ている。



                  はじめは何の気なしにテレビで観たのだった。
                  NHKの人形劇といえば、私の子供時代には欠かせない、見逃したくない番組の一つだった。
                  南総里見八犬伝や真田十勇士、紅孔雀、プリンプリン物語などなど、毎日本当にハラハラしながら見ていた。知らず知らずに魅入らされ、引き込まれ、感情移入せずにはいられなくなる人形たちの不思議な動き、豊かな表情、そして音楽の素晴らしさ。きわめつけは三国志で、私の友人は心酔しきって毎日うわごとのように諸葛亮孔明のことばかりつぶやいていたものだ。(東村アキコ先生の『海月姫』はだから、涙なしでは読めないリアリティがあった・・・!)
                  そして大人になり気がつけば、ああ、もうあまりNHKも人形劇をやってないんだなあと思っていたのであるが、一昨年、『新・三銃士』を観て、やっぱりいいなと思ったのである。
                  特に子供達には初めての楽しみで娘はハマり、同じく三谷幸喜さんの脚本、井上文太さん監修、スタジオ・ノーヴァ製作、操演のパペットと聞いて、『シャーロック・ホームズ』もみのがせるわけはなかったのだ。
                  そして始まると、『新・三銃士』の時以上に夢中になってしまった。
                  確かにパペットの魅力がすごい。声の方達の演技が素晴らしい。音楽もいい。原作に忠実でありながら、ちゃんとそれが学園ミステリーになっている面白さもたまらない。

                  私の方はhuluに、オットが気まぐれで入会して、月額980円の元をとれるように何か楽しんで観てねと言われた中での、ある日の気まぐれだった。
                  うっすら、噂を知っていた気がする。
                  だから選んだのかも。
                  ベネディクト・カンバーバッチという俳優さんがとても人気で素晴らしいのだということを、なんとはなく、聞いていた。それがこれかな?と何の気なしにチャンネルを合わせたのだった。
                  シャーロック・ホームズのお話は一応読み、知ってはいる。
                  しかし自分をシャーロッキアンだと思ったことはなかった。もう、あまりにも基本中の基本すぎて、好きとか嫌いとか論じる段階のものではないと私の中ではとうに認識していたし・・・ただ。
                  強いて言うなら、今まで映像化されたどんなシャーロックも私の好みではなかったのだ。
                  それに尽きる。
                  ところがベネディクト・カンバーバッチ氏のシャーロックには魅了されてしまった。
                  澄み切り、深さを感じさせる瞳が発する鋭利で容赦ない視線。
                  まくしたてる早口、けれど声のトーンは心地よい。
                  子供っぽさが巧みに表現され、知識や思考の深さ鋭さは超人的なのに、素直でどこか愛情深い精神面は無垢さすらも感じさせる。
                  一人でなんでもできそうで、できないシャーロック・ホームズに関わり、優しく常識的に、時にはひどく適当にフォローし支えるワトソン演じるマーティン・フリーマンさんのありとあらゆる表情と仕草には心から和まされるし、好ましく感じずにはいられない。
                  一話一話が非常に濃くて、ぎっしり中身が詰まったお話であり、一瞬も何かを見落としたり聞き落としたりしてはならぬと非常な緊張感をもって観るのだけれど、それがものすごく楽しい。
                  多少眠気を催している時に見ても、意識が冴え渡り、神経が研ぎ澄まされて、むしろとてもクリアな気持ちにさえなる。
                  これはもう恋、きっと恋。久しぶりの恋確定だなあと、最近、寝ても冷めても考えているベネディクト・カンバーバッチの演じるホームズについてそう思う。
                  いや、一緒にいるのは嫌だけど!絶対私はワトソン君の立場にはなれないし、なりたくもないけれど。
                  遠くで見ているぶんにはどんなに楽しい人だろう。
                  そう、だから画面のこちら側から、私は熱い気持ちを向ける。

                  遅ればせながらネットでつらつら検索して、私のように感じる人が非常にたくさんいらっしゃることを十分に認識した。
                  素晴らしい。
                  これほどの愛を勝ち得て現代のホームズは燦然と輝き、人々の意識の高みに君臨している。
                  娘が愛するNHKのパペット、シャーロック・ホームズも非常に高い指示を得ているようだ。

                  たまたま奇しくも母娘して同時に、一日中、シャーロック、シャーロックと口走っている。
                  その実は全く別の人のことを話しているので、内容は噛み合っているようで(両方とも設定を変えても原作に忠実な部分がたくさん残されているので)噛み合っていないという不思議な光景が繰り返されている現在の我が家である。

                  2013.10.07 Monday

                  着物が可愛い

                  0
                    300yenショップにて購入したブローチとストール。
                    ストールはさすがに小さい諭吉さん一枚だったけれど、
                    それでもお安くて可愛く、暖かく、で言うことなし。

                    肌寒い思いを土曜日にして嬉しかった。寒くて、急いで上のストールを買う事になったけれど、それも嬉しかった。
                    いよいよ好きな季節だなあ・・・とわくわくしたのだ。
                    なのに、何、この暑さ。
                    私の愛する10月にこの気温だなんて耐えられない・・・家にこもって暑さをしのぐ私である。

                    家族でよく見て、楽しませてもらっていたタレントさんの交通事故死の報道も、お年寄りを助けられて命を落とされた女性についての報道も、悲しく、ショックで胸が痛む。
                    いずれもお若い。40前後・・・その年で身勝手に、目先の欲望のことしか考えられずに利己的に生きている人も大勢いるというのに(私も含めて)、なぜ善き人は先に逝ってしまうのかなとため息をつく。
                    残された親御さんのお顔の、お声の、悲哀が切なく、悲しくて、何がどう正しくとも、老親より先に逝ってはいけなかったのにととても悔やまれる。
                    その瞬間は確かに、暑さを忘れていた・・・でも。悲しみに心冷えて忘れる暑さは、やっぱり好きじゃないなあ・・・。

                    逆にテレビで素敵だと思えたもの。

                    大ブームを巻き起こしたNHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」の次の番組「ごちそうさん」。
                    この時間帯のドラマとして非常に正しい感じが今更のようにする戦前の、子役さんから物語が始まったのだけれど、お着物が可愛いと言ったらないのだ。小さな女の子らしくほぼみんな赤系統のお着物だけれど、丈短めで、胸高に兵児帯を占めて、おさげの女の子たちが集う小学校の様子も可愛いかったし、なにげにお母さん役の財前直見さんの主婦らしい渋めのお着物も素敵。そして、子役さん時代が終わっていよいよ杏さん登場してからの女学生としての銘仙のお着物、袴などが素敵なこと。同級生の女の子たちのものも含めて、お着物、半襟、帯や髪のリボンなどなどを見ているだけでも本当に楽しい。私としては映像としての楽しさはたまらないものあって、思いがけずハッピーに感じている毎日である。
                    危惧されていた「あまロス症候群」にならずに済んでいるのだ。和服の魅力は大きい。いや、杏さんももちろん素敵で、役者さん達の力は大きいのだけれど。ちなみにセットも素敵でヒロインの父が営む洋食屋さん、通っている学校などはもとより、時折映る町並みが古き良き時代を感じさせるもので溢れていて、本当に見ていて楽しい。
                    あの時代の、西洋に憧れ模倣しつつ、そこへ自然に溶け込んだ和の文化の感じが絶妙のバランスで素敵なのだと思う。
                    今は今で大層良い時代だと普段は思って満足しているのだが、このドラマを見ているとやはり噂に聞く大正デモクラシー時代の情緒には到底及んでいないのかなあ・・・と思ってしまう。
                    楽しげに、はいからさんが通るそのままのように、袴姿にブーツ、おさげの髪をなびかせて、銀座を闊歩っするヒロインの姿が楽しげで。
                    単純にドラマの世界にひきこんでもらって不幸な現実のニュースから受けた痛みを癒している。

                    和のものって可愛い。そういえば「3月のライオン」9巻も、すごく可愛いひなちゃんの和服姿。印象的な赤いおべべ。
                    乙女の着物の可憐なこと、最強な気がする。

                    2013.08.14 Wednesday

                    ミニチュアマン・タロウが可愛い

                    0
                      どこにも出かけないで過ごせる3連チャンという、
                      私には夢のような日々が続く。
                      お化粧してない、髪洗いっぱなし、楽な服。
                      幸せだけど、撮るものが自作の食事しかないというのはやや苦しい。

                      娘と息子が仲良く並んで座って
                      ものすごく嬉しそうに、おいしそうに食べている顔を見るのが
                      たまらないほど好き。
                      二人の者はほとんどなんでもおそろい、色違い。
                      可愛い色のマジックを、毎日、なにかしらで楽しんでいる。

                      どこにも出かけていない、
                      いつもどおりの家事だけでいいという楽な日々なのに
                      それでもなんだか疲れて午睡したくなる瞬間がくるのは不思議。
                      さすがに自分の怠惰が怖い。




                      子どもと一緒に「ウルトラマンギンガ」というシリーズ最新作を
                      ちらちらと観ているのだが
                      ギンガの声が杉田智和さんなのが気になる。
                      ギンガなだけに銀さんかい!?と
                      最初は耳を疑った。
                      洒落・・・だよね、たぶん。
                      こういう洒落は嫌いではない。
                      (4月から6月にかけてあったtake fiveというドラマのある話では
                      シンケンレッドだった松阪桃李さん扮する泥棒が
                      ゴセイレッドだった千葉雄大さん扮する刑事に連衡され
                      さらに敵のシンケンブルーだった相葉裕樹さんと頭脳戦を繰り広げるという
                      夢のような1話があった。
                      残念ながらドラマ全体は最初に期待したほどの面白さがなく
                      我が家の中で永久保存版というきもちになれなかったのだが
                      その夢回だけは消せずにいる。
                      明らかに遊び心だと思う。
                      すごくうれしい。
                      シンケンジャー以降、あまり熱心には特撮者を観ていないのだけれど)
                      平成25年の新しいウルトラマンに、
                      ミニチュアにされてしまったタロウがさまざまな助言を与えるシリーズ、
                      子等はすごくはまって見ており、
                      元祖、ウルトラマン世代の私とオットは若干引きつつ
                      苦笑を交えてみているのだが。

                      本日タロウが火災の憂き目に遭い、
                      若干こげながら寝込んでいる、そのお布団セットと氷嚢の様子が
                      大層愛らしくて微笑ましかった。
                      もともとのミニチュア好きの血が騒いで、一気に燃え上がった。
                      ああ、あんな可愛いミニなタロウが手元にいたらどんなに嬉しく楽しいだろう。
                      まずは私の大好きな宝物の一つのドールハウスを提供して
                      快適に住んで頂く。
                      それを想像しただけでもう幸せ。



                      | 1/6PAGES | >>