久々のフェリシモは編みぐるみちゃん
しばらく離れていた通販のフェリシモさんを
また楽しみたいなと思い始めたのは昨年秋くらいである。
何か広告でちらっと、可愛い着せ替え手作り人形を見たのだ。
忙しさに紛れてその時すぐには調べなかったのだけれど、
今度は可愛い編みぐるみで見かけて、
あ、作りたい!と素直に思い、3月のセールで申し込み。
どうやらその企画は最後だったようで、
今のフェリシモ手作りシリーズのクチュリエの中にもう見つけられないのだけれど。
届いた3月4月が、
本当にまさかの展開で超忙しい年度末年度初めだったので、
ストレスがたまりにたまった私はいきなりガシガシと編み始めてしまったのである。
編み始めてから、「あ!写真撮るの忘れた!」とがっかりし、
慌てて撮ったのがこれ。
えっと、こんな感じのセットでした・・・・
テキストはこれ。
見易くてとても丁寧。
クチュリエのキットが入っている袋が刺繍の図案になっている。
ちなみに翌月の着せ替え服キットの袋はかぎ針編みモチーフの編み図で嬉しかった。
編んでいるとオットが何?何?呪いの人形を編んでるの!?とか言ってきた。
チッ(舌打ち)
上の写真では耳がついたからここで大分雰囲気は良くなったが、
確かにそれまでは不気味と言えないこともなかった・・・
端っこの糸の始末もできないまま垂れ流しなのが禍々しいし感じするしね。
が、きちんと糸端を始末して、かがり縫いでパーツを繋ぎ、
目も鼻も口も小さなベロもつけたらこの通り。
なんとも可愛い、愛嬌があるじゃあないですか。
コットンの糸の質感も良くて、抱き心地もすごくいいのだ。
誤算は約30センチと大きめなところ。
本当はこの半分くらいの大きさでいて欲しかった・・・
そうしたらどさくさに紛れて会社に持ち込み、
デスクに飾って腹立つ・・・いや、ちょっと気持ちが立て込んだりした瞬間に
わしゃわしゃと着替えをさせて遊ぼうと思っていたのに。
お値段は確か2500円以上したはず。
これが手作りの悩ましいところで、大昔の、私の母が若かったような頃はともかく、
もういつからか手芸品は、それぞれが高額で、
結局合わせると買うのと同じかそれより高くなってしまい、
だったら買った方がよくないか?という煩悶を呼ぶものになっているのだ。
自分で作ると安くできる、という旨味がスポンとなくなるのである。
が、それも工夫次第ではある。
忙しい最中でもまめに動き、自分で色々安く材料を買い集められるならば、だ。
今の私は時間と労力込みの値段と割り切り、
届くとすぐ作り始められる手芸キットは偉大で有り難いと思えるようになった。
高齢になっても意気軒昂な母にはドヤされるでしょうけれど(涙)
でもでも。
これ、私の人生初編みぐるみである。
前から作ってみたかったので、嬉しいのだ。
可愛いのだ。
着せ替え人形コレクターの私、着せ替え人形には全く不自由していないのだが、
それでもさらに作って増やしてしまうとはどういうサガだろうか。
自分で生み出したこの喜びは大きな癒し。
忙しい時ほど何か細かい作業に集中し、そ
れを完遂することによって精神が浄化されるという私の性癖は今後も変わりはしないのだろう。
生来のひどい面倒くさがりとは相反・矛盾する変な癖だと我ながら思うけど、
ストレスがたまるからこそ精神が混乱し、嗜好と真逆の行動に走るのかもしれない。
そう思えば納得がいく。
というわけで、3月に続いて4月はさらに忙しかったのにマリンスーツを編んでしまった。
可愛いじゃないか!
辛うじてキットの状態も撮影。
袋の編み図も嬉しい。
帽子、スカーフ、トップス、ボトムスを編むセット。
簡単でも手間はかかるような…。
気がつくと日はとっぷり暮れていた。
ハナちゃんのお洋服は今後も11枚増える予定である。
乞うご期待。
- 下手の横好き手作り
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