夫婦で休暇を取った本日、朝一番に日本橋の小網神社さまに詣でた。
もう7,8年前になるだろうか。
当時も2回ほど夫婦で参拝している。
まだスピリチュアルにハマっていると人に思われたくない、みたいな
妙な抵抗感を心に持ちつつも、
神仏に気持ちが惹かれていく一方だった頃だ。
ネットで大変なご利益があるというのを読んで、参拝したのだと思う。
お参りさせて頂いて、
その敷地の小ささにまず驚いたし、
平日でも多くの人が参拝に来られることにも驚きを感じた。
本当にたくさんの方に信仰されていらっしゃる神社さんなんだなあと、つくづく感じた。
それが今、当時以上の大人気で、暦的に良い日となれば大行列、
ご祈祷希望者は引きも切らない、という。
私も観たけれど動画配信で、有名な占い師の方が
ここだけ参拝していればいい、願いが叶います、とおっしゃったからみたい。
ご祈祷を受けると特に、願いが叶うとか。
ご祈祷は受けてないけど、そういえば当時お祈りしたことって・・・
あ、叶ってた・・・!
思い出してびっくりな私。
当時、子供たちの進路について不安を覚え、心配し、
こうなったらいいのに、夢みたいだけどここには入れればどんなにいいか、と
思い描きながら、なんとかうまくいきますように、とおすがりしたと思う。
その後、適切な時期を経て、
いくつかの偶然のタイミングからへえ!と思うような情報を得たり、
良い方と知り合えたり、
逆にもともと信用おけなかった人(当時の先生の一人だわ)と
大変トラブって嫌な思いをしたりして、でも、
そのおかげでたまっていた毒を出せてスッキリし、
相手にも常識的な対応をしてもらえるようになったのでかなりましになった・・・、
みたいなことも含めて、バタバタと大いに揺れ動き、
でも結局は子ども達の進路は希望以上の展開が開け、
今の機嫌のよい日々に繋がっているのだ。
ああ。
何にもわかっていなかった。
感謝もせず、ああ、あそこ行ったね、くらいしか思い出さず。
罰当たりでごめんなさい!
という猛烈な反省の気持ちでお詫びとお礼をしたい、ということと、
やはり今また別のお願いごともさせて頂きたいから、
お参りしたいなあという話を年末からオットにしていたのである。
しかし当時のまだ大らかだったころと違い、今は参拝客がひきもきらず、
ご祈祷の申し込みはわずかの数分で数カ月先まで予約一杯になり、
あきらめきれない希望者の皆さん殺気立っていらっしゃるほどだという。
ツイッターなどでチェックしていても連日、
長蛇の列の様子の写真があげられているし、
Instagramでは神社の方からの切実なお願いが掲載されてもいる。
ちょっと行ってササっとお参りして帰る、というのは難しい。
じっくり並んで、一瞬のお参りになる、それでもいいから行こう、と
夫婦で決めた昨日の夜、
私なりに覚えている小網神社様のお社を思い描き、
神様にお祈りした。
明日参拝させて頂きたいです、どうぞよろしくお願いいたします、と。
今朝は朝から気分がよく、オットとのドライブは快適で楽しかった。
難関は駐車場と思っていたが、まだ探し出す前から、
あと少し、もう小網神社の目の前だよと話した瞬間から、
路上パーキングスペースがぽっかりと1台だけ空いていた。
本当に神社のすぐそばである。
私たちが前に停めて、今回も行くつもりだった公共の駐車場は後で見たら
すでに満車だったので、これがどれだけ運が良いことだったか分からない。
しかも、ど平日なのが幸いしてか
(でも後で見たらちゃんと大明日という良き日だった)
社務所が開いてまだ間もない時間の到着だったためか、
あまり人がいなかった、のである。
少し待つと、こんな状態の写真が撮れたくらい!
嬉しい、ありがたい、すごい、
神様ありがとうございます!!と
もう思いっきり感謝一杯の気持ちで参拝させて頂いた。
嬉しくて気持ちがキラキラしていた。
ご祭神は宇迦御霊之神様、福禄寿様、弁財天様の3柱でいらっしゃる。
なんと福々しいラインナップであろうか。
こんな風に、建物の隙間のような敷地に小じんまりとお可愛らしく鎮座されている。
けれど千年の歴史と、
東京大空襲でもここだけ焼け残ったとか、
出征前にこちらで祈願された方が、全員無事に帰還されたなどの
素晴らしい実績で信仰を集められている。
入ってすぐに有難い福禄寿さまがいらして、にこにこと
参拝の方をお迎えしてくださるご様子。
しみじみとお顔を拝見して手を合わせ、
感謝のお気持ちを伝えさせていただく事ができた。
数人の参拝客同士で志を同じくする者同士、
気持ちよく気を使いあって参拝できたことも幸せと思う。
それからちょっとお金を洗わせて頂ける銭洗い弁財天様。
印度より参られたサラスバティ様ではなく、
日本の水の女神様、宗像三女神の市杵島姫命様であられる。
葉の形の船に乗られて、渦巻く波に揺られつつも
穏やかで福福しいご様子の、とてもありがたい女神様だ。
お足元に流れる水を見守る亀。
ちろちろと流れるお水でお金を洗わせて頂きました。
御朱印は3種類とも頂くことに。
「強運厄除」の言葉が頼もしい。
福禄寿さま。
いつか日本橋七福神巡りもしてみたいです。
弁財天様。萬福の文字が本当にお似合いのお姿。
ちょうど新しい御朱印帳が必要だったオットは
このタイミングが有難いと喜びながら御朱印帳を授与して頂いた。
裏にはお稲荷様と弁財天さまのご神紋。
私は今年ずっと買いそびれていた熊手を!
小さく、シンプルでお可愛らしい。
そしてこの迫力の絵馬を持ち帰らせて頂いた。
おみくじは可愛い繭珠を。
昔は白だけだった?今回はピンクと淡い金色もあり、
夫婦でそれぞれ選ばないようにして手だけ入れて触ったものを引かせて頂いたところ、
オット、大吉!
私は中吉。
でも中吉なのにこんなにも
素晴らしいお言葉を頂いて、感激。
この下の部分も完璧で、唯一「待ち人 おとずれなし」が残念な感じだけど、
別に誰も待ってないので・・・いいかな(笑)
中吉でこれだけのすばらしさだから大吉はどんなのだろうとオットのを見せてもらったら、
運勢すべて良し、ただし心がけ悪ければすべて凶となる、などなど
かなり厳しめのお言葉に「大吉なのに脅されてる」と愕然とするオット。
オットあるあるで、すごく良く大吉を引くのだが、
どれも必ずと言っていいほど厳しめのご注意が記載されているのだ。
こんかいもまたか、と笑いが止まらなかった。
神様はなんでもお見通しなんである。
振り返ると、薄曇りの雲の中に見える太陽が優しく、美しかった。