2006.12.16 Saturday
憧れのお人形は次々と
この横顔に魅せられてしまった。
ドイツの人形作家、エリザベート・ポングラッツさんの手作りのお人形。菩提樹で作られていると言う球体関節人形だそう。
ネットサーフィンで、子供達へのクリスマスの贈り物を探していた数週間前、この一枚の画像に出会い、なんて可憐!とページを開いて魅せられたのだ。
幼い頃,ドイツの代表的なケテクルーゼのお人形に憧れながら,貧しかったため手に入れることが出来なかったポングラッツさんは長じて彫刻を学び、幼い時の想いをこめて関節のある人形を菩提樹で作るようになったと言う。
私自身へのクリスマスプレゼントはぜひこの子を!!
…と言いたい所だけれど,なにぶんこのお値段では夢のまた夢。罪作りですわ、ポングラッツさん。
それにしてもなんて優しい,可愛い横顔でしょうね。
可愛くて値段もお手頃、と胸をときめかせたら残念ながら完売。こちらはゲッツ社のお人形。画家で造形作家のシルヴィア・ナタリーさんデザインのお人形とのこと。
再販してもらえないかなあと心から思える可愛らしさ。
欲しいお人形はまだまだあって尽きることはない。つくづく思うのは私にとって本当に,人形というのは友達だということ。
なぜだろう…どこか不思議と魂を感じさせるモノだからだろうか。
余計な言葉も仕草もいらない、ただこそに在るということだけが存在価値だという、そのあり方に心癒され、可愛い,素敵,オシャレ、素朴、綺麗などなど色々なエッセンスを詰め込みやすい無垢の器であるからかもしれない。
要は,思い入れしやすい形あるもの、想いを形に具現したもの、ということかも。
凝ればいくらでもあらゆる部分に造形技術の粋を表現することができ、結果的には非常に高度な人間の文明を現わした究極の玩具となりうるものだから、ということにもなるからかもしれない。
可愛い、は人を救う想いである。
可愛い、と思えることってとても幸せ。たとえそれが人形であってもなくっても。
シルビア・ナッテラーさんのお人形は高価なものもありますが、ビニールドールのシリーズは手の届くお値段でかわいいので、。一時期かなり本気で検討しました。(そして、まだあきらめていません。)
お人形ってどうしてこんなに魅力的なんでしょう・・・。