2008.08.20 Wednesday
アニテラ DVD全巻購入特典到着
通販を頼んだ覚えもないのに宅配便?と訝しく思いながら受け取った荷物の送り状を見てはっとした。
なきネズミだ!と叫んだものだから子供達が駆けつけて来る。
いきなり息子に拉致られ彼のコレクション棚に並べられるレイン。
しかし無理もないのだ。全く、全然、ほとんど期待していなかったのに、意外にもこのぬいぐるみが、とっても可愛かったのである。
色合い、大きさ、手触り、そしてこのシルエット。
思わず惚れた。
知性と意志に欠ける気はする(私のイメージするレインはもっとこうシャープなイメージなので)ものの、ぬいぐるみの玩具、商品の特典としては十分なレベルではないだろうか。
確かに、つい「元気でちゅ〜か?」とやってみたくはなる・・・。
後姿がまたいじらしいんだよね。
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そして画集も、私は想像以上に気に入った。A4版42ページからなる内容は、アニテラに惹かれ、この特典をうけとるほどに商品売り上げに購入した人ならばほぼ目にしたことがあるであろう絵である。
でもやはり画集となってまとまった状態できちんと見るのは、格別の感慨、味わいを持てるものだなということをしみじみ実感。
根性なしのうえに、途中でアニテラに苦痛と哀しみを感じ始めてしまった私は、しかもしがない主婦なので、アニメ誌の値段の高さに恐れをなして、ついにただの一冊も買わずじまいだったのだが、この絵のために買っていいものかどうかと悩まされた作品群も収録されていたのは嬉しかった。
ラスト、結城さんの描きおろしイラストはナスチルガール3人の絵で、新しく見る彼女らの、可愛くてキュートな姿にわあっと笑顔がこぼれ、なんだかうれしい気持ちになった。
私が好きな絵、あんまりな絵・・・当然だが描き手さんがぴったり一致しており、すごく納得してしまった。個性、というより愛の違いなのかなという気がする。
今日はテレビや報道を聞いては泣く日だった。
2004年の福島県、大野病院での妊婦の失血死で訴えられていた医師への無罪判決はニュース速報でテロップが流れ、ネットでは被告原告双方の視点から書かれている記事を読んだ。
どちらにも共感を覚え、胸が痛んでならず、ただただ双方不幸すぎたんだと感じた・・・私も、出産であわや命を落とすところだった。担当してくださった先生方の、懸命な、本当になりふりかまわぬ必死な手当てのおかげで、母子ともに無事に誕生の喜びを得て今にいたっている。
その後、私を担当してくださっていた先生は大層偉い方だったにもかかわらず、むじゃきにはしゃいでいるオットに何度も頭を下げられた。もう少し、早く決断をしていればこんな危ない、辛い思いをさせなかったのに、本当にすみませんでした、と。
とんでもない、と私達家族は心から言ったのだった。
が。
もし、その結果が反転面で出ていたら。
この事件のご遺族の立場に、私の親やオットがなっていたかもしれないとも思うのである。
悲しい。
亡くなられたお母さんと、残されたお子さんたちのために、倫理観や批判はどうあれ、皆、哀れんで、悼むべきだとただ思う。
水曜日夜の、ベストハウス123という番組にも時々泣かされて困る。
今日は悲劇の名馬特集でテンポイントの生涯を振り返るドキュメントに知らず知らずに引き込まれ、たまりかねて泣いてしまった。自分でもどうしたのかと思うほどに胸を引き絞られるような痛みで(もう上記の産婦の失血死事件で十分涙もろくなっていたせいもあるかもしれないけれど、)あとからあとから涙が溢れた。
そして、SPEEDの再結成のニュースに伴い、今田さんが息子さんの障害を告白という話にも泣けたのだった。
やはり運命の容赦なさが切なくて。
あんなにも歌がうまくて、それで社会的にも大成功しているという稀なる母を持ちながら、先天的に聴覚に障害があるなんて・・・そのお母さんの歌声を聞けないなんて・・・と、普通であっても切ない状況をさらに切なくする思いをついつい抱いてしまう。
なにもない日々、「普通で淡々」「ごくごく平凡」これがどんなに稀有な幸福、きらりと光る大切なものかが、悲しみのフィルターで濾しだされてリアルに判ることがある。
私の大切な人たちが、その実感をすることがありませんようにと祈らずにはいられない。
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