携帯ゲーム

 友との約束がおじゃんになり、仕事もない日なので喜んで主婦業に専念する。
やはりどこかにでかけなくてはという強迫観念めいたものがない一日は、とても自由な気分に私をさせてくれるもので、つくづくこうしているのが好きだなあと思う。
食料に困らず、ほうっておいてもらえる状況なら私はいくらでもひきこもっていられる。
まだ子供が生まれる前、オットの転勤で誰一人知人のいない地方に住んだときにその感覚に間違いがないことを確認した。そうしたらある日、日光にあたるとまぶしくてくらくらし、歩くと妙にふわふわした感じがしたのだ。
今となってはなつかしい。またああなってみたいものだ。
ため息をつきながら携帯のメールをチェックする。
ああ、返事をしなきゃとメールを打ったあと、ふっと携帯SNSサイトにログイン。私が知らない新しいゲームが増えていた。もちろん無料である。
これが以外に面白く、単純な育成にハマッてしまった。
気がつくと数十分、そのゲームに時間を費やしていて、自分でも驚いた。

なるほどこれが罠なんだなあと思う。しっかり無料だからいいが、有料でもはまる人の気持ちがわかる気がする。というか、親友がはまってしまって、アバターを買ってはとんでもない金額を支払っていると聴いて驚いたが、先日、まさにその携帯サイトで子供が高額な買い物をして親が驚いているというニュースを聞いた。私の友は子供ではなく親のた立場だが(^_^;)
私はそのサイトよりモバゲーの方が好きなので、こちらのアバターやゲームをほぼ無料でちまちま楽しんでいる。(むろんパケ放題加入だからこそ、まあ安心してできるのだが)
今日は育成の「ホシツク」という惑星を育てるゲームと、「海賊トレジャー」という海賊船を立派にしていくゲームにはまった。
忙しくて予定が詰まった毎日なのに、(いやだからこそか)合間にどうしても待たなければならない時間ができる。その細切れな時間はただ待つという以外に使えない。何かに打ち込むほどの時間でもないし、本を読むのが一番だけれど、私は本の世界にものすごく入り込んでしまうので、ちょっと隙あり状態に外でなってしまう感覚が自分的に良くない気がしたり。
どうにも使えないその隙間がもどかしくて、なんとか全部集めてぎゅっとひとつのまとまった帯にできたらいいのにと思うくらいなのだが、そう願っても仕方ないことで、でもそういうときに空想の中ででも、何かを育てている感覚がもてるのが、私には嬉しい。
星にも海賊船にも好きなあの世界にちなんだ名前をつけて、のんびり育てる。お鍋の中身が煮えるのを待つ間、洗濯機の脱水が終わるのを待つ間(待たずにほかの事をしにいくとそのまま忘れることがありそうなとき)、子供のお迎えでの待ち時間などなど。
罪のない小さなゲームはどこか可愛い。
ゲーム  c.0  t.0

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