たとえ架空の世界のことでも

  • 2010.01.18 Monday
  • 23:46
 人の死は悲しいものだと思う。

忙しい朝の支度を切り抜け、パート先に向かうために車のハンドルを握っているときが、ひとりになれてほっとしているときだと最近気がついた。
まだまだ気分は初心者だけれど、通い慣れた道の運転だけはさすがに上手くなったなあと自負している。もちろん油断は禁物で、緊張感は絶えずあるものの、一人で運転するのは嫌いじゃないなあとつくづく思う。
ことに朝のすさまじい、一部の隙も無駄もない、戦いのような時間と体のやりくりをこなし、すべてを成し遂げ終わって、あとはちょっと4時間だけ小金を稼ぎに行きましょうか、というようなときには私にしては珍しい、大変やる気なアドレナリンが沸いている。
日頃はお世辞にも好きと言えないアドレナリンだが(それをムンムン発散している人が苦手だ)なるほど、それが湧き出るにまかせ自分の支配権をゆだねてしまうと結構らくちん。
そんな状態のときでも別に考えることは変わらなくて、今朝は昨日の仮面ライダーダブルのことを繰り返し考えていたのだった。

園咲家に婿入りした霧彦さん、やっぱりあまり気に入られてなかったのね・・・飼い猫に襲われてやられそうになるなんて、霧彦さん!(お父様ったら猫に始末させようとするだなんてひどい!・・・すごい猫だけど)昨日の我が家は同情を持って彼の散り行く姿を見守ったのだった。
最初はずいぶんベタな2枚目だなと思った。
ナルシズムの香りをぷんぷん漂わせ、そらぞらしいほど綺麗で薄い感じの笑顔がまたこの役柄向けだなあと思っていたのだが、面白い人に弱い私には先週の理髪店で翔太郎と並んで交わしていた風都自慢がツボにはいっていて。
ツボにはいったと思ったらもうさよならだなんて。
敵ながら天晴れ、という言葉はこういうときに使っていいのだろう。
架空の世界の物語でも、物語を見続けていると共に時を重ねて、行動と想いをも共有していたような感情を抱く。
だから我が家は最近だと、ナルトで自来也の死に泣き、イタチの最後に泣いた。どちらのときもたまたま帰宅していたオットはツマと子が本気で悲痛に悲しむ姿にシンとなり、神妙にちんまり部屋の隅に座っていたくらいの気の使いようである。(ま、それ以外の言動で空気をみだしていたら、妻子の怒りの集中砲火を浴びていただろうから、正しいけど)
アニメや漫画では簡単に人が死にすぎると私も思うが、その一つ一つの死に重さを感じ、意味を感じてくれたらいいと今では思う。
2年前まで我が子たちは、ディズニーとジブリがその2次元世界のメインだった。
そこへ私がアニメ化された「地球へ・・・」を、今は意味がわからなくても、と思いつつ観せたのが、子供達の世界を急速に押し広げ、押し上げることになったような気がする。
娘はシロエの生き方、そしてその最期に泣いた。学校で授業中にふっと思い出して涙が出たといわれたとき、驚いたけれどうれしかった。これから一緒にたくさんの物語を、どんどん深く味わえると思った。
そして息子の絵の世界も変わった。
一瞬で判る、はっとするほど深い意味のある情景を描くようになった。絵を見ると、言葉が達者ではない息子が見聞きし、捕らえ、心に蓄えたものの内容を知ることができる。
フィクションの世界での体験も、すごく大切なことなのだとよくわかった。
読書体験と同じだろう。
昔私の担任の先生が(原爆の本を読み聞かせしてくれた担任の次の担任である。だから小学校4年生か)、読書体験という言葉を黒板に書いてくれたのだった。
人は普通、一人に一度の人生しか送れない。けれど本を読むことで、何通り何十とおり、何百通りの人生を体験することができる。これはすごいことだと思わないか、と。
素直に私は、すごいことだと感じ入ったのだ。
以来、幾つもの人生を体験して、楽しんだり悲しんだりやりきれなかったり浄化されたりしてきたと思う。
物語を一緒に旅する気分は何よりも最高だ。
そして、親しみ、好きになった人が話しの流れで仕方なくその人生を終えることになる瞬間は、いつも本当に、ものすごく悲しい。心に血の涙が流れる気がする。

アニメだって漫画だってそれは同じで、ライダーからもシンケンジャーからも私と子供達は幾つもの人生を受け取っている(オットはたぶんそうでもない・・・)。
今日はかなり本気で霧彦さんの人生について考えた。職場について仕事を始めながらも、彼は自分が正しい、ベスト、と思える選択をその都度して実行し、そして・・・悔いはあろうけれども、やはり最善の選択をし、実行にうつしたのだなとため息をつく。
見誤ったのは冴子さんの人柄か。彼女の心にそこまで深くは自分がはいっていけていないことを、霧彦さんはそのナルシズムゆえにこそわかっていなかったのかもしれない・・・それゆえのあの最期なのだろうか。
けれど彼は本当に愛していたのだろう。結婚し、婿入りまでした冴子さんのことを。だから最後に、一緒に園咲の家を出てくれないかと頼んでみてしまったのだ。
だめ霧彦さん、何も言わずに逃げて!と思ったけれど、願いは通じずこのような結果になった。
ダブルの中ではまあまあチョイ役なのだろうが、思ったよりも深く私の記憶に残る人になってしまったような気がする。あの綺麗すぎる、薄そうな笑顔、好きだったのかな・・・。




100118_200244.jpg昨日、ジャンプショップで一瞬で購入を決めた
カカシ先生のマグカップ。裏はこんな風。100118_200314.jpg
「師」という言葉がいい。結構大ぶりなカップでたっぷりとコーヒーが入りそうなところも気に入った。
一応「師」とくれば「弟子」なのだろう、対としてナルトのカップもありそちらは500円とお値段も手ごろだったのだが小さめのマグカップで、欲しいかどうかは微妙だったので買わなかった。ミナトの絵柄で同じ大き目のマグがあったらよかったかなあ。
100118_200055.jpgそれからまたまたカカシ先生のグッズでピンバッジ!
これは「雷切!」ってやってるところですかね。ちなみに今、私の毎朝の目覚ましアラームは、携帯電話にダウンロードしたカカシ先生のお声で「悪いが一瞬で目覚めてもらうぞ。雷切!」というものである。ありがたや。
シカマルをこよなく愛する娘は100118_200145.jpg同じくピンバッジでこれを見つけて大喜び。その渋くて見所ある趣味が母もうれしい。
しかし。
私がジャンプショップを訪れた一番の目的はこれ。
ナルトのカエルのお財布。100118_200353.jpg息子にこれをもたせてあげたくて。
毎週の歩行訓練や遠足の時のお小遣いいれにお財布が必需品な息子、前からこれを買ってあげたいとねらっていたのだ。
息子に見せたら気に入ってしまい、ずっと手にして話さない。
「ママ、お金いれて」と言ってくるのはうれしいが、ナルトが入れていたようにパンパンに、ぎっしりいれてという。
無理です。すみません・・・・。
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