遊びをせんとや 生まれけむ

オットがすごく気に入っている靴とお揃いの長財布を購入。
渋くてかっこいい。
一時、お財布の風水なんていうのもずいぶん色々あったように思うけれど、
龍の模様って強すぎてよくないのだっけ?
とも思うが、まあいいか。
そういえばオリンピックを見ていると、中国の卓球の選手のユニフォームには
いかにもという感じの龍が描かれていた。
強そう。そして、強かった。

中も細かく仕切られていて、使いやすそう。
領収書をためすぎず、たまりがちなカードもいつも整理を心がけて、
綺麗に丁寧に使って欲しい。
スッキリ、スマートなお財布が好き。
お札だけピシッと入ってる感じだと尚、いいわね〜。
無理だわね〜。

というわけで、NHK「平清盛」の4回分録画していたものを、まとめて一気に観たのだが。
面白いですけど!
なのにダメなんですか???と、見終わった後の充足感と余韻に浸りながら首を傾げる。
私はずっと観ているが、何がそんなにだめなのか判らないのだ。
人物のことも良く描かれていて、どういう個性で何故の思想で、どうしてそのような生き方になったのか・・・たいして頭の良くない私にですら、とても判りやすく、納得のいく丁寧さで描かれていると思う。
初回放映時のさる人の発言に貶められたことが響いているなら、それこそ風評被害というものじゃないかなあと気の毒だ。それも私の故郷の方なだけに何やら申し訳ないような気すらするような・・・。
絵が暗い、汚いとも私はそう思っていない。
そのような場面は確かに最初の頃こそ多かったが、それでも宮中の雅やかな貴族の装束、調度品、庭などの画は十分目を楽しませてくれるものであったし、清盛が出世し、平家が隆盛を極めている現段階ではさらに美しい場面がさまざまにある。
スタッフの方が丁寧に作り込まれている様子が感じられるのだ。

私はNHKが好きではないのである。
受信料の件はもう何十年も心にくすぶっていることの一つで、何処の誰がどう政権とったって構わないけど、この問題をスッキリさせてよっ!くらいに思っているから、本当だったらこの局の番組は褒めたくないところだ。
だけど良いものを良いと認めぬことは、私にとって良いことにならない・・・。
(良いとは私にとって、潔さであり清さでもある。)
受信料のシステムには納得がいかない、国営とはなんぞや?と様々思うことはあるが(一緒に役員をがんばっていた友人のご主人がNHKの方で、友人ともよくその点を話し合ったのだが。ちなみに友人はしょっちゅういろんな人から受信料について議論をふっかけられ、そもそも受信料を払っているのか?と聞かれることも頻繁だそうな。それにたいして友人は『東京電力の人も電気代は払ってるでしょ?』と切り返すことにしていると言っていた。私の身近には東電さんの身内の方も大変に多いのだ)
それとこれとは別問題として、良いものは良いと褒めたいと思う。
ちなみに汚いというなら、その画の汚さ、暗さ、華やぎのなさで、実は私は龍馬をこそ観ることができなかったのである・・・・香川照之さん、大好きな俳優さんなのだけれど、初回の頃は思いっきり汚かったから・・・ええ〜!?という感じになってしまって。
それに比べたら「平清盛」は観づらくはなかった。すっと入っていけた。

思うに、やはり、馴染みがあるようで馴染みがない、という素材の問題もあったのかもしれない。皆さん、平安時代末期のことは知ってはいるが、サラッとした認識なのではないだろうか。
歴女の守備範囲はどうやら大体戦国時代以降のようだし。
私は平安時代を題材としたお話に多いに魅力を感じて色々楽しんで来たけれど、近頃の傾向としては幕末ものが人気なように感じるし、実際そうなのではないか。
戦国時代、江戸時代ものは定番という感じだし。それに比べればそういえば、平安時代の誰それが好き、という方にあまり会ったことはないような気がするではないか。

たまたまなのだが、娘が一学期に受けた社会の授業が武家社会の成立から保元の乱、平治の乱、そして鎌倉時代へ、という部分で、期末考査の時には娘のノートとプリントに首っ引きで、一緒に私も勉強したのである。(我が家ではオットが英語、数学、理科を主に担当し、私が現国、古典、社会、保健体育などの勉強を見ることになっている。が、お互いそろそろ限界なので、塾に通わせようと今考えているところだ)
それと、テレビの「平清盛」がちょうど重なり、私の中では非常に深い印象となった。
それで改めて良く出来ているドラマだなと思ったのである。
ややこしい人物関係もせいいっぱい「あ、そういう関係ね」と判りやすいように、ちょっとした台詞などでも工夫されていると思う。
見た目にも、美しく珍しい当時の調度品や衣装などが楽しい。
そしてオープニングテーマでも使われ、作中でもしばしば色々な人の口をとおして歌われる「今様」のひとつ、『遊びをせむとや 生まれける・・・』が印象的である。
私も娘も口ずさむようになってしまった。
今様の不思議な魅力に気付かされた気がする。

また、娘が卒業論文に百人一首を選んだことも会って、「瀬をはやみ・・・」の崇徳院や「わたの原 漕ぎ出でてみれば久方の・・」の藤原忠通などが生きていた時代という点でも興味深い。
運命とは数奇なもの。しみじみとそう感じられる。
藤原忠通と藤原頼長兄弟の確執・運命の物語も、崇徳院の一生もすごかった。
それも見事に描きこまれている。俳優さん達もすばらしい。悪左府こと藤原頼長を演じた山本耕史さんも崇徳院を演じられた井浦新さんも、本当に不気味だったり哀切だったりとすごかった。
京都出身の祖父、香川県出身の祖母を持ち、神戸で育って現在、好きでしょっちゅう鎌倉に行く身としては、出てくる地名が皆、なじみ深い。
さらにはオットの転勤で、広島にも3年間住み、福岡にも住んでいたので、なぜこう、私が知ってるところばかり?と不思議なくらいだ。
源義朝の正室、由良御前が尾張の国の熱田神宮の大宮司の娘だったということもこのドラマで知って、へえ!とちょっと驚いたのは、名古屋にもオットの転勤で住んでいて、その時生まれた息子のお宮参りをさせて頂いたのが熱田神宮だったからである。素晴らしく立派で、空気の澄んだお社だった。その折頂いた白い小さな小皿は今も塩を盛って寝室の窓辺に置くなどしていて、実は私にはとても深い思い出を喚起する神社なのだ。
と、勝手に色々楽しみをみつけている私にはとても面白いドラマ。
いや、私じゃなくても面白いと思うんだけどなあ。
不思議だ。

遊びをせんとや生まれける。
本当に、私もそんな気がする。
テレビ  c.0  t.0

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