2012年のジョミー

  • 2012.08.09 Thursday
  • 23:59
朝すぐに家を出て、鎌倉へ車を走らせる。
昨日、突然決めたこと。
毎年、8月6日から9日にかけて行われる鶴岡八幡宮の『ぼんぼり祭り』
平日だと訪れるのが難しい年もある。
今年も、この三日だけなら無理だった。
子らを連れて電車でゴトゴト行くには遠いし、
自分で運転するのもちょっと・・・だから。
しかし閏年にはぼんぼり祭りは4日間に延長されるという、今年はまさにその閏年。
しかも前から今日はオットが休暇をとることになっていたのだ。

境内にはいって足早に、ずらりと左右に並んだ灯籠に目を走らせていく。
そうして見つけた。
とたんに、胸がいっぱいになった。
嬉しさと、切なさと。
まさに、初恋の人に再会したような気持ち。


ジョミーとブルー。
大好きなジョミー。
今でも、いつまでも、ずっと。

2007年に、「地球へ・・・」がアニメ化されて本当によかった。
そうでなければこうして何度も、
竹宮先生が新たなジョミーを描いてくださることはなかったと思うからだ。
ことに、近年描かれるジョミーは少し大人びていて、
その表情を見ると胸がどきりと一拍打たれるような。
画集「ただ一度の存在」の表紙に使われている顔が一番好きだけれど、
このジョミーもとても男らしい。

これを見る為だけに家族を引き連れて、渋滞の中2時間もドライブして来てしまった。
オットには感謝感謝だ。
しばらくたたずみ、眺め入って、一度お参りしてから帰りにもう一度、目に焼き付けるように見つめて来た。
後ろ髪引かれるようとはこのことだと思った。


たくさんの、本当にたくさんの灯籠が、様々な方達から奉納されて並んでいる様子を見るのは圧巻。一つ一つ見るだけでも楽しい。祭殿への長い階段を上りきり門をくぐろうとすると向かって左に東京都知事の石原慎太郎氏の力強い文字「尖閣死守」と書かれたものが立っていて気迫を感じた。

竹宮先生の灯籠のひとつおいた左に庵野監督の灯籠が、
そのお隣には漫画家の安野モヨコ先生の灯籠があった。
数年前に安野先生の「監督不行届」で、
鎌倉に移転される経過を楽しく拝読した。
ずっと鎌倉にお住まいなのかな、と少し嬉しくなった。


それから一気に、またオットに運転してもらって有明まで車を走らせる。
覚悟していたけど湾岸線、少し混んでいた。
ただ今日は空気がからりと乾いていてさほど蒸し暑くなかったのが本当に救い。
本日はこの、有明に行く為にオットが休暇を取っていたのである。
というのも息子の学校で申し込んだボリショイサーカスのチケットが2枚当たったからだ。
相談して、オットと息子がサーカスを観ることにし、私は娘と「大江戸温泉物語」という施設で遊ぶことに、急遽なったのである。
というのもその巨大お風呂屋さん(???)がこの夏は銀魂とコラボしているとの情報をたまたま偶然知ったからだった。
昨年もそういえばそんな話を聞いたような・・・。
でもわざわざ面倒で行かなかった訳であるが、今回のような事情が絡めば行くにやぶさかではない。

とても綺麗な大きな建物で、入るといきなり銀さんの声が響きわたった。
なんだか色々銀さんが喋っているのを聞きながら笑ってしまう。あちこちに銀魂とのコラボを感じさせるような大きなポップなどが立てられていて、ああ、そういうキャンペーン中なんだなあと本当に思った。
働いている人も若い方達が多い。殆どは学生さんのアルバイトかなと思うけれど、よくオリエンテーションされているようで、受付から対応も親切。この施設の仕組み自体がとても丁寧で良く出来ているので、基本さえがっちりスタッフに覚えてもらえば順調に回るようになっているのだろうなと感心する。
入り口にはいってすぐの下駄箱に靴を入れる。そこから先はずっと裸足。
私も娘も不潔な場所にとても弱くて、お風呂のように他人の生々しさに触れる場所は本来とても苦手なところ。でもいっそ人工的に、衛生的でさえあるならそう嫌でもなく、目を皿のようにはしないようにして、さっと見ている分には綺麗だったのだ。
受付をすませてすぐに浴衣を借りる。男女、男の子、女の子とそれぞれ数種類の中から浴衣が選べて、何色もの中から帯も選べる。対応の人が慣れていてぱっぱっと見てサイズなどアドバイスして渡してくれるので楽しく選んで更衣室へ。
受付でロッカーのキーになる『手形』を渡されるのだが、これにバーコードがついていて、中での買い物飲食代などすべて帰る時に一気に精算される仕組みだから、着替えてロッカーの鍵をかけたらもうお財布を持ち歩く必要はないのだ。
更衣室から「八百八町」という飲食店や売店などが集まっている一大ゾーンへ。
当然だけれど建物はすべて江戸風なので、この大きなゾーンときたらちょっとした時代劇のセットの中のよう。娘はお祭りみたいと大喜び。
さらっと町中を見て回りながらまずはお風呂へ。
ここでバスタオルとフェイスタオルを貸してくれる。
好きなロッカーに手形もいれるように注意された張り紙がある。なるほど、手形もいれて浴衣もいれて、ロッカーの鍵だけ手首につけておけば大丈夫ということ。
お風呂場も大きくて、数種類あり、娘と順番にはいって楽しんだ。
子供はのぼせるのが早いので、私の心づもりよりは早く出て、また町に戻り、キヲスクで『銀魂スタンプラリー』に申し込み、娘と二人で新八を探す旅に出た。

スタンプラリー、一人500円。
万事屋版と新撰組版があり。
5個のスタンプを集める為には館内をぐるっとまわることになり、
なるほど、これは良い企画。

でもこういうところって食べるもの飲むもの、お土産物と何でも高いのだ。なまじ、その場でいちいちお金を払う訳ではない分、ついついお金を使ってしまうだろうと気を引き締めてかかる。
それでも、このスタンプラリーで1000円と娘と二人、昼食にそれぞれ1000円ちょっとの食事(娘の希望でお寿司。銀魂特別メニューはどれもすごく高かった!たかがカードやステッカーがおまけにつくくらいで払う金額ではないと私的には速攻却下。娘も希望しなかったしね)、
かき氷とソフトクリームを食べたら帰りの精算は駐車場代込み8800円だった。
これはおそらく妥当な値段なのだろう。施設の維持代、人件費を思うとぎりぎりなのかなとすら思う。でも一般家庭の基準で言えば高い。正直、頻繁には来れない。
この金額があれば、近くのヴィーナースフォートで結構なものが買えたと思う。娘がほしがっている新しいサンダルやワンピースなどなど余裕だったはず。
でもまあ。
何事も経験。何より娘が「思ってたより全然楽しかった!なんか面白かった!」と大喜びしていたので私的にもOKになった。
海外からいらした方もとても多かったけれど、面白かったのではないかしら。
ざっくりしたことを言えば、どのような形であれ、和風っていいなとやっぱり思った。
和柄の美麗さ、可憐さ、意匠の洗練されていること。こういう空間があるのはいいなと本当に思う。
例えそれが多少キッチュであったとしても。



気がつけばジョミー、銀魂、そして夜中は大澤誉志幸さんのラジオでしめる、という。
実に自分の好きなもの尽くしとした私だった。
オットは明日から趣味の合唱のそのメンバーと箱根に一泊旅行に出かけるので、私の希望にはどんなことでも応えると言い切っており、それを見事に活用させてもらった形である。
ほほほ!

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