本読む時間


娘の、高校入学前のプレセミナーを受けに、娘と一緒に外出する。
息子はヘルパーさんにお願いして、すみだ水族館へ連れて行って頂いた。
我が家では初のスカイツリー訪問で羨ましい・・・私も行きたい!と思ったけれど。
愛する娘の為に我慢我慢。
しかし、行ってみるとプレセミナーは子供達だけで受けるものだった。
そりゃあそうだろう、と後になってみれば思うのだが、プリントを初めてもらって読んだ漢字だと、なんとなく親も行った方が良いような印象を受ける文面だったのである。
その証拠に私以外のお母様方も何人もいらしていた。
新宿に出てウインドーショッピングでもしていようかしらと思ったけれど、そうするには短いような・・・用意されていた控え室で70分ほど待つ事にした。
それが思いがけない嬉しい時間になる。
バッグに忍ばせていたこの文庫本のおかげで、私の心はすっかり栞子さんと五浦くんと共に鎌倉の地に飛んでいく。
個性色濃く、不敵な強さすら感じさせながらも、ふっと一瞬でどこかに消え入りそうな予感をさせる栞子の母の登場、その振る舞いに心がどんどん奪われていく。
先月まで放映されていたドラマのおかげでほぼ知っているお話であったとしても、である。
ひとり書房の井上氏に好感を持てるようになった事が、私的には嬉しい。
なんだか彼をとても怖く、嫌な人のように思う事が、私自身の中でも辛かったのだ。(なぜかはわからないが)
こういう物語は、最初、読みやすい短編が何話もあってすっかり好きになった頃、やや単調な長編をどーんとかまされることが多い。その長編で私は弱冠飽きることが多くて、今回もそのキライはあった。
けれど、主役二人の関係がわりとさっさと進んでいきそうなのでそこに救いを見いだしている。
こういうのっていつまでも、はらはらやきもきさせて引っ張るのかしらねと思っていたので。
そうでないなら結構な事だ。
さっさとくっつくなり離れるなりして片つけてください____と思うあたりがもうオバさんだなあ、私も。
いや、そこは全然否定しないのですが。

という訳で読み終わってスッキリしたところで娘も戻って来て、コース別のガイダンスは一緒に受けられたので、今日は中々収穫があったのである。

ちゃんと私の中では、今日、鎌倉に行って来て、帰って来たような感じもあったりするのだ。
うっすらだけどね。
  c.1  t.0

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