2015.07.24 Friday
よくあるような、アリスのお茶会
子供が大きくなったのだ。
目を離していてもまず死ぬ心配はない。これは大変大きなことだ。。
前はとにかく私が一瞬でもいないとダメで、後追いどころの騒ぎではなく、トイレもおちおちはいれなかったし、実際、見ていても何をすることやらと焦らされることが子が小さいうちにはあったから、本当にとにかくいつも見守っていた、教えっぱなしだった。
多少大きくなったらなったで、習い事の送迎が増え、幼稚園や学校での係りや役員をなんどもやり、お付き合いの幅も広がって何やら毎日忙しく・・・進路のことでも悩んだし、いろんな・・・本当にいろいろなことがある十数年を駆け抜けてきたのだと思う。
そうして今。
当たり前だが、放置しても平気。おのおの安全に、常識的に日々生活し、好きなことをして過ごしてくれている。喉が乾いたりお腹が空いたりしてもおやつ程度各自でなんとかしているから、私は適度な食材を買っておくだけで良い。なんなら私の分まで出してくれるという勢いである。
それはまだ、完璧になんでもできはしないにしても。
普通に常識的に安全に過ごしてくれているというだけでもうなんだか奇跡。
そう思えるくらいに当時は大変だったのだ。
幼稚園自体、二つかけもちしてたしなあ。
送迎に取られる時間はとにかくすごかった。お友達同士のお付き合いにも気をつかいまくったものだったっけ・・・。
そうぼうっとできる長閑さよ。外ではすごい雷雨だったが私の心は平和だった。
穏やかな夏、ありがたし・・・!
受験準備勉強会に出かけていた娘がうまく雷雨を避けて帰宅し、安心したので、私もちょっと遊んでいいかなと思い立つ。
久しぶりにお人形の着せ替えをして、食玩を並べて、写真を撮った。
それがやっぱりとても楽しかった!
可愛い、可愛いと言いながら熱中してしまい、写真を撮り終わった後もそのまま片付けてしまうのがなんだか残念で、もう少し眺めていたかったので、急遽、整理してカラーボックスの一つの空間を開けた。
夕食前だというのに、まだ仕込みも全部終わっていなくて、日が暮れる前にちょっとだけのつもりだったのに、楽しすぎて熱中。
そんな私を子供達はそっとしておいてくれ、私が食玩の封を切るのに「ハサミ。。。」「カッター・・・?」とつぶやいたら、はい、とさっと渡してくれる息子の優しさ。自身も熱心に絵を描いている途中だったのにもかかわらずである。
娘はお風呂に入れる準備をしてくれたりとサポート万全。
ああ、昔を思うと夢のよう。
これは私へのご褒美みたいなものかもなあと思いながらのひと時になった。
ちなみに、カラーボックスの上にはなつかしのこのドールハウス。
いつ見ても可愛くて、買ってよかったと思うものの一つ。