人形姫の視る夢は…

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管理人かりんの日々のつぶやきです。
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漫画を愉しむ

やっと「パレス・メイヂ」6巻が電子書籍化されていたのを読むことができた。

 

大昔から漫画が好きで、今もその気持ちは変わっていない。

けれど自分が歳とったことは事実であり、経験値から感性がまた変わっているなと感じることも否めない。

ゆえに・・・というのも乱暴かもしれないけれど、でもやっぱりもう、そう簡単には恋の話にときめかないのだ。

嫌いではない。ただ飽きた、のかな?パターンが見えてくると、ふと興味が薄れていくというのか。

最近好きで、自分の中で大ヒット!と思った作品は確かに恋愛は全くテーマでは無い。

 

本来の、紙の書籍に比べて情緒がないというのは残念だけれど、それでも電子書籍のありがたいところはいくつもある。

まず、どんなに買ってもかさばらないところ。

これは小さな家で家族と暮らす本好きにはたまらない大きな長所だ。

少し値段が安いというのもいい。場合によっては半額だったり無料だったりすることもある。

そして試し読みができる。

このシステムによって、歳をとって昔ほど精力的に本を求めて行けなくなった私も随分楽しく嬉しい、新しい出会いをすることができた。

その出会いの一つがこの「パレス・メイヂ」なのだ。

 

この私たちの国の、明治時代に似ている感じのお話らしい・・・という緩いファンタジー設定がいい。

そこにおわす美しい少女の帝とそれに仕える、本来なら期間限定の侍従の少年のお話。

宮廷を巡る、帝の身近で起きるエピソード・・・と最初はその設定だけで楽しく読んだ。

もちろん帝と主人公の御園少年の間に淡い恋があっても良いなあと、自然な気持ちで見つめていた。

その微笑ましかった好意が、どんどん、深まり、本当の愛に成長していく過程にいつしかとても引き込まれて、5巻あたりからは本当に切ない物語になった。

切ない、と胸締め付けられるほど、心惹かれるようになっていた。

 

彰子女帝の美しい生き方、そんな彼女を完璧に理解し、添いたいと願う御園の気持ちを本気で応援したくなる、その気持ちは熱い。

愛とか信頼とかさえいえば、他の何を傷つけても誰を裏切っても許されるという風な選択をする人も少なくは無い世の中で、恋する気持ちを自分のわがまま、身勝手と抑えながら相手の幸せを祈ろうとする人たちの姿は、歯痒くも尊い。

だからなんとか幸せになって欲しいをねがうのかな。

小さな東宮様が二人の希望の光になってくれることを祈りつつ、次巻をとても楽しみに待つ。

 

 


金の国 水の国

 

これも素敵な、本当に素直でいじらしい二人の、応援したくなる物語だった!

 

実はずっと思っていることがあるのだが、私はどうも長々しいのは苦手である。

いや、短編短編と毎回読みきれて、どこから読んでもいつでも楽しめる作品は好きなのだが、一つのテーマがずっと長く長く、何年何十年も続いているものは、それは素晴らしい作品だと思うけれども勘弁してくれ〜とさすがにもう思う歳でもある。

ゆえに何かの作品をうっかり読んで、それが5、6巻以上だと結構本気でため息がでるのだ。

せめて10巻までならそれでもなんとか買ってでも読む!と思えるのだけど。

そんな私にこのお話は1巻。

1巻だけど癒され方は深いし、面白いし、もうなんて有り難いの!と感動できたお話なのだ。

思えばこの岩本ナオ先生のお話も電子書籍の試し読みで読ませていただいたけれど「町でうわさの天狗の子」は面白かった。

未だに続きが気になって、いつか(娘の大学の学費を払い終えたあたりかな・・・)買って読もうと思っているけれども。

こんな素敵なお話を1巻きりでまとめて出してくださって本当にありがたい。

 

心が喜ぶ作品に会えると、本当に人生って楽しいって素直に思える。

良書はまさに魂の食べ物だ。
 

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