責任と情と

  • 2018.01.07 Sunday
  • 23:30

オットの実家に向かう車の前方に立派な富士のお山。

ああ、と、ただ見とれてしまった。

 

今朝は少し、声がでるようになっていた。

今日ゆっくりしていたらきっと全快できるのだろうけど、今年まだ一度も伺っていないので今日こそは行かなくてはいけないと思う。

オットの実家へ向かう。

 

義母が先月、施設に入所したのでまず面会にいく。

風光明媚な地元の町で、とても綺麗な広い施設で、居心地は良さそうだった。

実際、きちんと健康管理してもらえてめきめきと体調はよくなっているそうだし、義母も食事は美味しいと言っていた。

だけど自由がない、閉じ込められている、と言う。

重度の認知症の方もいらっしゃることを思えば、エレベーターが簡単には操作できないようになっていることはもちろん、持ち込めるものも多くはなく、外出なんて全く自由にできるはずがないことは分かる。

義母もそれをわかっていたのだろうけれど、やはり自由がない感じがするんだろうなあと思う。

義母が欲しいと言う化粧品などを買って差し入れた。

時々伺って、お散歩に連れていってあげなくてはと痛感した。

 

オットの実家では義父が一人、元気に暮らしていらっしゃった。お仕事もバリバリされているし、家事もしているしで一見危なげなく見える。

だけど「老い」とは油断がならないものだということは私たちも義父自身もよくわかっているので、今日はいつになくそんな面についても少しシビアにお話した。

私も仕事で色々厳しいお年寄りの現実をよく見聞きするのだが(それどころか60代前で、一人暮らし(か、それに近い状態)で、健康を損ない、仕事ができず・・・という方も多い印象なので、身を引き締めて、自分も気をつけねばと思っている。現状、家族まみれで暮らしているけれども)昨日までの健康、安定が明日も明後日も確かに約束されている人なんてどこにもいはしないのだ。

おそらく大丈夫だろうと言う見込みで生きているにすぎない以上、加齢は確かに確率を上げはするけれども、高齢ではないから大丈夫という保証はない。

誰もが予告されて病気や怪我をするわけではないので・・・義父もガンを乗り越えた人だ。色々なお考えや思いがあって、今を生きていらっしゃる。

東京から1時間半ほどとはいえ、家族で移り住むにはあまりに不便な気がする(人が少なくて福祉的にも色々手薄なようだが、障害ある息子がいるので辛すぎる)オットの実家に、私たちが戻って暮らすことはもう無理だろう。

若い頃から分かっていたことなのだけれど、その予期していた未来に今、到達しようとしている感じ。

老いた親と向き合う難しさ。

義妹は実家の家土地を処分して、義父も元気なうちに施設に入るべきと言っていて、その正しさも分かっているのだけれど、そうはしたくない義父の気持ちもわかるので(義妹ももちろんわかっているが、今回の義母のことで、老後の身の振り方が簡単ではないことを痛感したのだ)まだ私には何も強くは言えない。

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