薔薇とナイチンゲール

  • 2018.01.13 Saturday
  • 23:05

昨夜の着物の着付けの練習の疲れがまだ残っていて、今朝は予定していた時間より遅くまで寝てしまった。

当然、朝はバタバタする。

声楽の舞台発表はもう何度もしていて慣れているから、娘にしても支度にそう手間取るわけではないとしても、それでも準備が不足だった。

アクセサリー類一式を忘れて行ったらしい。

 

リハーサルのため早くに出かける娘を送り出すまでの朝の慌ただしさと、休みだからとのんびりテレビ番組に見とれて動いてくれないオットとの間に温度差がありすぎて、いくらなんでももうちょっと手伝って欲しいんだけど!と朝から憤慨してしまう。

ゴミ出し、ベッドメイキングをお願いしてあとは車で娘と荷物を駅まで送ってもらい、ようやく少しほっとすることができた。

 

小さな発表の場は年間に何回もある。

だから私たち家族も慣れっこだけれど、娘の出番が済むまではやはり緊張する。


出演者が2年生から院生までと大勢なのでとても長い舞台になる中、

娘が登場するのは第二部の最初。

二部だけは全部最後まで観るつもりで出かけた。

 

 


薔薇。

ナイチンゲール。

娘が選んだドイツ歌曲のテーマ。

しまったなあ、

こんなテーマの歌を優しく歌うのに、

朝からピリピリしていたらダメだったよね、と本当に反省。

 

娘が生まれたその時から、あらゆる行事に全て関わり、とにかくひたすら送り迎えになんらかの振込(涙)。

子育てに見返りなんてない。ただ愛おしむだけ、それだけだ。

子はかすがいとはいうけれど、かすがいにもならないことは実はたくさんある(子育てのストレスで夫婦仲がこじれていくのは実によくある話で・・・)

正直メリットなんて求めていたら子は産めない、育てられない。

そう聞くと、真面目できちんとした人ほど自分なんかには子供を育てる資格はない、と子をもつことを敬遠してしまいガチなように思うのだけれど。

 

誰かを幸せにしてあげたい。そんな気持ちが少しでもあればいいと思う。

例えがものすごく悪い、本当にわるいと分かっているのだけど・・・、犬や猫を飼うときに誰がそれを飼う自分はえらい、何か得があるかもしれない、結婚できる、結婚の絆が深まると期待するだろう?

ものすごく例えは悪いが子供もそれほどの気持ちで迎えれば失望は少ない。犬や猫ほどにこちらを愛し返してくれるとは限らない分、もっと悪いかもしれない・・・

ペットを飼うのはすごくお金がかかると聞く。餌代もケア代もバカにならないと。

当たり前だけど人間の子供はそれ以上で、かかるお金もかけなければいけない心労もものすごくて、可愛くて面白いけど、死ぬほど困らされたり悩まされたりする可能性も大いに秘めているから全く気の抜けない相手、なのだ。

私ともオットとも全く違う個性の持ち主、親の苦労もろくにわからぬ、生まれながらに全ての権利があるとでもいうような、ありがたみもさほど感じていない、そんな相手・・・それが子供というもの。

それでも可愛くて、全力で守りたいし応援したい。

ほとんどの親御さんがそうだろう。

それでも頻繁にまだ耳にする悲しい子供への虐待のニュースを聞くたびに、その人たちが子を産む前にもっと考えてくれていたらと思わずにはいられなくて。

産みさえすればなんとかなる、とは残念ながら言えないこの国はそれでも一応先進国。

貧困や虐待に苦しむ子供たち一人一人を救う力がまだこの国にない以上、虐待されるような環境のところに子供ができないようにとひたすら祈らずにはいられなくて。

言葉の難しさを痛感してしまうのだけれど・・・。

 

コメント
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>

地球へ…



おすすめショップ

空に咲く花



selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

recommend

ラチとらいおん
ラチとらいおん (JUGEMレビュー »)
マレーク・ベロニカ,とくなが やすもと
こわがりなお子さんって、自分でもそのことをよく知っていて、そのことを悲しく思っていたりします。そんなお子さんの慰めと励ましになるんじゃないかなと思える、素敵で可愛い絵本です。

recommend

ホビーラホビーレ ニーナの着せかえブック
ホビーラホビーレ ニーナの着せかえブック (JUGEMレビュー »)
主婦の友社
木綿の布で頭と体を、毛糸で髪を、お顔は刺繍で…そうして出来る手作りの着せ替え人形ニーナ。
素敵な着せ替えドレスの作り方もたくさん掲載されていて、本当に手をかけ、自分で作り出すお人形の魅力に夢中になれます。
私的には「大草原の小さな家」でローラが大事にしていた布人形シャーロッテの現代版?とも思っています。我が家の娘も夢中になった素敵な本。

recommend

ちいさな刺しゅう
ちいさな刺しゅう (JUGEMレビュー »)
佐藤 ちひろ
タイトル通り、ちいさなちいさな可愛い刺繍の、なんて大きな存在感、ぬくもりであることか!
ページをめくる度にその愛らしさにハッとします。大人だから判る愛らしさ、感じよさなのでしょう。ぜひ自分でも刺してみたい素敵な可愛い図案ばかりです。

recommend

病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-
病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める- (JUGEMレビュー »)
新谷 弘実
健康についてのさまざまな常識の嘘と本当に、目から鱗の一冊。
人の体に必要な栄養素とは何か、どう食べるかがどう生きるかということになるという深い心理に、思わず唸りました。私の周囲でも食べ物の嗜好を変えたことで、心理状態も変わったという人がいるので、余計に実感がありました。

recommend

影との戦い―ゲド戦記 1
影との戦い―ゲド戦記 1 (JUGEMレビュー »)
アーシュラ・K. ル・グウィン, 清水 真砂子, Ursula K. Le Guin
ファンタジーを、大人のものだと私に最初に教えてくれたのはこの小説でした。
真の名という魔法の力の源になる発想は今ではもう、ほとんど全てのファンタジーに受け継がれていて、この作品の影響力のはかりしれない力を実感させてくれます。
スター・ウォーズのフォースという考え方もこの作品から生まれたそうで、やっぱり…と思わせられたのでした。意外に派手ではないお話です…それだけに、ずんと重さが来ます。

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM