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たくさんの涙と笑いと

10連休というゴールデンウィークを前にして、ずっとそわそわした空気が流れていた中、気温がまた下がって、相変わらずファンヒーターのお世話になっている。

今年の冬に買ったお気に入り。

ニトリで9800円。

安いのに、なんてgood lookingな方でしょう。

真冬の2月にもう、売り切りセールになっていたところを狙ってお店に出かけたのだけれど、

白のこれだけは値段が下がっておらず・・・

でも、白がいいよね、と家族で納得で購入。

家に置いたらちょうどいい大きさで暖かくて、雰囲気がよくて、
家族で大満足。

 

3月から気温は行ったりきたり。

4月後半になってからは暖かさを通り越して、暑くなってきて、

もうこれでしばらく出番はないなあ、なんて思っていたらこの寒さ。

相変わらず活躍してもらえるので、私的には嬉しい。

もともと暑いのが大の苦手の冬好きだから、

春になりかけた時から真夏の暑さを意識しはじめて、ちょっと憂鬱になるのだ。

 

このささやかな薪ストーブ風ファンヒーターを

数年越しの恋を実らせて買うことができてとても嬉しい。

一昨年だったかにニトリで見かけて、ずっと欲しいと思っていたのだ。

 

冬が好きだからと言って、寒さを感じないわけではない。

むしろ私は寒がりだ。

でも寒さはいかようにも自分で防げるから好きなのだ。

 

部屋はそれぞれエアコンがあるからいいのだけれど、

玄関ホールは寒くて寒くて。

寝室のドアを開けっ放しにしておけば

エアコンの暖気が多少は流れていくから冷気も和らぐのだけれど、

逆に寝室内が玄関からの冷気で寒くてたまらなくなってしまう。

なので玄関ホールには長年、

娘が生まれた時に買ったデロンギヒーターを使っていた。

しかしこれがまた、電気代が・・・引くほど高いのだった。

娘が生まれた時、新生児のために良いからと切望して買ったことを

なぜかオットはずっと根に持っていて

(高かったし、そんな必要ないと頑なに言い張っていたのを押し切ったので)

ママがどうしてもって言って買ったんだから使おうよ!と怒気を孕んだ声でいうのが毎回のことで。

しかし、もういい加減長く使っていると、最近私も気がついたのだ。

新生児だった娘がもう22歳ですよ。

十分今まで使った方です!

デロンギを買ったという人は周囲に実に多いのだけれど、

やはり皆、電気代の高さの話題になるし、捨てたという人がほとんどなのだ。

リサイクルショップの人にも、

それが一番持ち込まれるけど売れない、いらない、と言われたくらいのものである。

そうオットの意地っ張りないいように返したら、

じゃあいいよ、新しいのを買おうということになったのだった。

そして買ってみると、一番喜んだのはオットだったりする。

このデザイン、オット好みでもあったのだ。

冬の間、玄関ホールが快適で、

何よりぱっと見た瞬間に得られる胸のときめきはプライスレスだと実感した。

ニトリ、おそるべし。

 

もう一つ、私が長年恋していたものがある。

パナソニックのドラム式洗濯機、キューブルさんである。

我が家の縦型洗濯機は2年前からなんだか調子の悪い気配を漂わせるようになっていて、

その頃からオットと、時折大型電気店をさまよっては洗濯機ウォッチングをするようになり、

ある日、この洗濯機を見かけてその場で私は恋に落ちたのだ。

 

素敵。

あまりにも素敵。

シンプル、スッキリ、シャープ。

この人(洗濯機)に比べたら、他の人(洗濯機)は皆、モッサリして見える・・・。

もうこの人(洗濯機)しかいない、

私が求めていたのはこの人(洗濯機)なんだわ・・・!

それはもう熱烈に、私の心はそう思い定めた。

これが運命の出会い、恋というものなのだということを知った。

でもこの恋には大きな障害が立ちはだかった。

予算大幅越えという、シャレにならない、ロマンのかけらもない、

でも非常に厳粛な現実、という壁が・・・。

 

当時私が見かけたキューブルさんは7キロ容量のもので、23万円ほどした。

我が家にとっては、もうあとじさりもののお値段である。

しかも我が家は洗濯物が多い。

オットが綺麗好きで日に2回は着替えることと、

息子が通う作業所の制服と私服とでこれも一人で2着分、

つまり日々6人分くらいの洗濯ものがあるので7キロではちょっと容量が不足なのだ。

しかし、あの人(洗濯機)のことを思うと、

どんなに諦めようとしても他の人(洗濯機)はやはりどうしても色褪せて見える。

その後も時折、夫婦で洗濯機ウォッチングを続け、

日々を重ねながらごまかしごまかし使っていた洗濯機がいよいよヤバイ感じになってきた。

洗濯中、もの凄まじい音で回転しているのなんかまだご愛嬌で、

そんなにも激しい動きをしていたのに、とりだした洗濯物にはなぜか乾いている部分がある。

(つまり洗えていない?いや気のせい気のせい、と思う)

かと思うと、かなり気合の入った音で脱水していたのにかなり水を含んだ状態で、絞りきれていない。

(これは案外気のせいにできない)

極め付きは、洗濯機の下から水が漏れてくるのだった。

・・・もう全然気のせいじゃない。

 

かくて桜の花見も終わった頃、

またぞろオットと洗濯機ウォッチングに出た私。

ここのところの私はあの人(Panasonicのキューブル、10キロ容量タイプの28万円の人)のことを忘れたくて、

あの人(キューブルさん)のことを悪く言っているレビュー、口コミを読みたくて

ネットの海をさまよっていた。

嫌いになりたかったのだ。

ドラム式洗濯機のことをたくさん勉強した。

そのおかげでキューブルさんの欠点がよくわかった。

この方の美しさは誰もが認めるところで文句なしの美しさだけれど、

乾燥機能は弱い。

近年の洗濯機の乾燥機能は素晴らしくて、

特にヒートポンプ乾燥というものがいいのに、

キューブルにだけはそれがない。

だめだ、やっぱりだめ。

ま、私は基本的にあまり乾燥機は使わないんだけれども、

それでもやっぱり良くないわ・・・っ。

この恋はあきらめよう。

 

さて、キューブルさんを諦めると

あとはもう適当でいいかな、と思える。

どんなにたくさん、いろいろな機能がついていても使いこなせない私と家族。

だから普通に洗えて、どうしても困った時に乾かせればそれでいいのだ。

今使っている最悪の状態のものに比べれば、なんでもどんなにかマシでしょう。

心からそう思いながら、オットと洗濯機を見ていく。

縦型を今使っていて、かがんで洗濯物を持ち上げる動作が私の腰にくるので、

縦型はもう絶対いや、と言ってあるのでオットも、

値段はあちらの方がかなり安いとわかっていても、そっちにしようとは言ってこない。

言ってこないけどピンともこないのだ。

なので、最初遠目にこちらを伺っていた、とてもお顔立ちの綺麗なお兄さんが、

スマートに声をかけてきてくださった時には相談しやすかった。

普通に洗えて、雨の日は乾燥できるドラム式。

求めているのはそれだけ。

そうお伝えすると、かなりお買い得になっている一台を勧めてくださった。

キューブルさんと同じPanasonicのものだ。

悪くない。これでいい。

そう思った時、その人(洗濯機)には温水機能がないことがわかった。

これだけは譲れなかった!

今度の洗濯機にはぜひ、温水で洗える機能が欲しいと思っていたのだ。

色々洗濯のことを調べて、温水であらうと汚れ落ちが違うという話に心を奪われていたのだ。

そうすると、女優の橋本マナミさんを男性にしたかのような美しい店員さんは

(大型家電店ではなくホストさんに転職されたら大成功されそうな方だ。

お若いのにしっかりしていて品がよく、頭の回転が早い)

そうすると、やはりこれがオススメになりますね、とキューブルさんの前に私たちを案内するではないか。

知ってるよ〜!

この人(キューブルさん)が素敵な人だというのはものすごく良く知っている。

でもお値段が高すぎる。こんなの買えない。

するとそのお兄さんは、自分は値段の権限をもっているという。

先に紹介してくださった人ほどではないが、それに近づける努力をできるというではないか。

オットが俄然張り切りだした。

「どれくらい勉強してもらえます?関西の人ってこういう時『勉強してや』っていうんですよね。

僕、関西に4年住んでたんですよ」

おにいさんは笑って、この店にも関西人は多いんですが、といいながら電卓を弾いて見せてくれた。

今、決めてくれるならここまで下げる、というその値段は・・・・・

 

その場で私たちは購入を決めた。

そして先週、愛しいあの人(キューブルさん)は私のところにやってきてくれたのだ。

素敵。

ただ素敵。

なんて美しいこの人。

家電をこんなに美しいと思ったことは私には初めてのことかもしれない。

 

水道代が今までに比べて相当やすくなるそうだ。

電気代すらそうなるらしい。

乾燥、そんなに悪くなくて、

お任せにしておくと眠っている間に乾燥までしてくれるので、

私が洗濯物を干す手間がなくなり、そのことがものすごく私に開放感を与えている。

びっくりしている。

汚れ落ちもばっちりで、洗剤と柔軟剤の自動投入も便利すぎて、

乾燥後の衣類のふんわりと柔らかい仕上がりも嬉しい驚きで。

こんなに幸せになれるなんて。

しみじみと、愛しい気持ちで今日もせっせとフィルターのほこりをとり、

洗濯機全体を乾拭きして磨いた私だ。

 

平成最後の恋はこうして私に豊かな実りをもたらしたのだった。

 

実りといえば、



庭のさくらんぼが実ってます。

 

5年ほど前、ホームセンターの苗木コーナーで、

赤い実をたくさんつけた、それはそれは可愛いさくらんぼの苗木を見つけた。

お店の方がこの鉢のままにしておけばこれ以上大きくならないですし、

毎年実がなりますからとてもいいですよ、というので、夫婦で喜んで買った。

鉢から出す気なんてさらさらなかった。

が、さくらんぼさんは鉢底から足(根っこ)を伸ばし、

伸ばしに伸ばして鉢を自らの巨大化した体の圧でぶち割り、さらに巨大化した。

まるで漫画のような成長ぶりだった。

あれよあれよという間に、

わずか1年半で結構な木になり、「借家なのにどうしよう!」と私たち夫婦を慌てさせた。

でも春にはご近所の紅豊やソメイヨシノより早く、美しい桜の花を満開に咲かせ、

その後、こうして鈴なりに甘い赤い実をつけてくれる。

そんな実をついばみにくる鳥。

可愛い嬉しい訪問者。

いくら取られても困らないくらいたわわな赤い実が

鳥たちのご馳走になっているなら、それもいいよね、と家族で喜んでいる。

隣にお住まいの大家さんがこの木のことをどう思っていらっしゃるかはものすごく気にになるんだけど・・・。

 

 

ここのところの私は相変わらず、元気で、良いご縁に恵まれて、

おかげざまでパタパタと忙しくも平和な日々を楽しんでいた。

平和なんだけど、小市民的なハプニングは色々あって、面白かったり呆れたり。

総じて全部楽しい気がする、そんなような毎日だ。

とりあえず元気なのがいい。

家族みんなが元気で、のんきにしていられることが何よりだと思う。

 

平成は、とても辛いことも多い30年だったなあとため息が出る。

あまりに激しい天災や犯罪、事故が多くて、振り返ると胸が痛んでたまらなくなるのだ。

でも、素晴らしい出来事もあったなあと感慨も深い。

私個人でいうと、たまたまだけれど結婚したのが平成元年だったもので、

それがそのまま私たちの歴史そのもののように思う。

激動の、本当に色々あって深い深い30年とちょっとだった。

たくさん泣いて、そして笑って。

どれも素敵な体験だったと思う。

とてもとても深い学びだったと思う。

出会えた人に、ものに、ことに、全てに感謝の思いが深い。

そしてまた新しい時代を生きていこうと思うのだ。

 

下手したら4世代分くらいイケそうな気がする。

最近は本当に100歳越えのお年寄りが珍しくないから私たちもイケる気がしていて、

そうしたらもう一回くらい、天皇陛下のお代替わりを見られるかなと思う。

そうできるように頑張ろう、またあと30年くらいは。

 

しぶといなあ、私も。

もっと線の細いタイプかと我ながら思っていたのに、最近どんどん太くなってきている気がするのだ。

気のせいだといいのだけれど・・・。


 

かりん / 日々のつぶやき / CM(0) / TB(0)

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