令和にレース

  • 2019.05.01 Wednesday
  • 22:42

昨夜24時間際、これでいよいよ平成が終わるのだなと思った瞬間、言いようもない寂しさを感じた自分に驚いた。

それまでそんな感傷はないつもりでいたのだ。

昭和の時もさほどなかったから、と。

でもあの頃私は若かった。23歳で、結婚目前。

寂しさよりも希望でいっぱいの年頃だったのだろう。

その後の30年の重みを考えれば多少の感傷はあって当然というもの。

ああ、もうあと数分で平成が終わるねとオットと話しながらテレビを見ていたら、不意に言いようのない寂しさを感じて、思わずそれを口にしたら、

オットも驚いたように、「ほんとだ、俺もそうだ」と言ったのだった。

そして令和を迎えて、眠った。

 

令和初日の朝は元旦に等しいようで、誰もが同じことを考えるのか、神社でこの日の日付の入った御朱印をもらおうという人でどこも溢れかえっていたようである。

我が家はさほどそれを考えていたわけではないのだが、初詣の気持ちでどこか神社に参拝しようと家族で、近くのファミリーレストランでランチをしながら相談がまとまった。

この時点で、ものすごい出遅れである。

幸い、店を出る前にふと思いついてネットで神社を検索したら、どこも参拝と御朱印をもらうために大変な行列だというではないか。

新年号の初日にいくのにもっともふさわしいだろうと感じられる明治神宮では9時間待ちの行列だという・・・無理すぎる。

限定御朱印の素晴らしい地元の神社も3時間待ちとか。

行列に並ぶのが大嫌いという性格は、昭和の頃からずっと変わらぬ私は、どうせどこも待つのだったら、それが短時間で済むところをと忙しく思いを巡らした。

初めての神社にお参りするのも良いけれど、心にひっかかってもう一度行きたいところもある。

杉並区の阿佐ヶ谷神明宮が私にとってはそうで、2年前にお詣りさせていただいてから、ぜひもう一度お詣りさせていただきたいとおもっていたのだ。

御朱印をいただく段取りが大変スムーズで感じがよかった印象がある。

あそこなら今日という日でもそうは時間がかからないはずだ、と。

それに、2年前には決断できなくて、でもやっぱり後から買っておけばよかったと後悔したお守りがあった。

それを買うために行きたいとオットに頼んだら快く承諾してくれて、家族で少しのドライブとなったのである。

 

2年前に行ったきりなのでうろ覚えに出向いたのだが、車を停められるかどうか心配だった。一応駐車場があるということで、最初にグーグルマップが示したところに行くと、一台空いている気配がある。

が、そこには所在無げに、けれども厳しい顔つきをした、どことなく猿人めいたおばさんが一人立っていた。そして私たちが車で近づくと、眼光鋭く手でバツをする。

は?と最初、意味がわからなかった。

猿人おばさんそれきり目をそらしてしきりに遠くを眺めている。

なんと彼女はまだ来ぬ自分の縁者の車を停めるために、先にそこに立って駐車場取りをしているのだった。

田舎ではそういうことがあると聞いたことがある。が、ここ首都東京でそんなことをしている人に今まで会ったことがない。

いいよ、きっと田舎の人か外国の人なんだろうとオットがいい、令和の元旦ともいうべき今日に、神社に参拝したくてきている人がよくもそんな徳を下げるような、神様にそっぽを向かれるようなことができるものだねえ、と面白くさえなって、なんだかすごい矛盾だね、いっそこの神社に来ない方がよかったんじゃないの、家で大人しくしていた方がまだ徳を失わずにすんだだろうにと笑いながら車で神社の周りを一周したら、なんのことはない、もっとも神社に近い1番の駐車場に何台も車を停められるほどのスペースがあいていて、問題なく車を停めることができた。

神様のお導きと思う。

 

先々週も等々力のお不動様にお参りしたくて出かけた時、やはり駐車場がなくて周辺をぐるぐる回っている時に、お不動様に心の中でお願いしたら、一番近い駐車場にぽっと空きがあるのが見つかったことがあった。

素直に祈る、誰も傷つけずに。

それが一番なんじゃないかなと今日のことでさらに信じられた。

それがわからず、ご利益をもらいにきて、徳を失う・・・気の毒な人もいるものだ。

 


朝は晴れていたけれど、午後には曇り。

そして雨。

でもお清めの雨だと心地よい。

 

阿佐ヶ谷神明宮の御祭神は天照大神さま、

月読命さま、素戔嗚尊さま。

非常に高貴な御姉弟が仲良く3つのお社にお祀りされており、

その横にまた、伊弉諾命さま、伊邪那美命さま、日本武尊さまもお祀りされている。

日本の新元号の始まりの日にお詣りするのに本当にふさわしいなと

感謝の気持ちでお祈りさせていただいた。

 

ちなみにこの時点で御朱印の方は大行列。

なので先に家族で参拝を済ませ、

お守りを買う。

私が一昨年から欲しかったのはこれ。

レースの、ブレスレットタイプのお守りだ。

赤や黄色、鶯色、栗色、桜色など、とりどりに美しいレースのブレスレットタイプのお守りは、

この阿佐ヶ谷神明宮だけのオリジナルデザインだという。

何事も即決で買い物できない私は2年前にもぐぐっと惹かれ、

なのに買わずに帰ってきてしまい、それをずっと後悔していたのだ。

今回は迷わず、敬愛する月読命さまのお守りを買わせていただく。

娘はただ一つ、剣をデザインされた素戔嗚尊さまのお守りを選んだ。

娘は見かけは小柄で華奢で乙女チックなのだが、

実は内心武闘派で、昔からそうとうに武器系が好きなのだ・・・・・

 




レースのブレスレットは軽く、肌にも馴染みやすい。

月読命様のお守りには三日月、そして満月?もしくは日輪なのか。。。

それとぼやけてしまったけれど、菊の花のモチーフ。

色は、私はネイビー単色を選んだ。

娘の選んだ素戔嗚尊さまのモチーフは剣と波、そして菊。

色は明るい青。

御朱印は2種類。

1時間ほど並んだら頂けたのでよかったかな、と。

(ふだんの私なら1時間も並ばないけれど、

今日という日は特別だし、

今はスマホでKindleで読書なんかもできるので、

オットと時折おしゃべりしつつ、司馬遼太郎の「最後の将軍」を読んでいたら、

悪くない時間の過ごし方だな、これも、、と思えて)

天照大神のお札もお迎えさせていただいた。

 

帰宅してから偶然今日は、3柱のご姉弟の神々のものを

一つずつ買わせていただいたことになったのだと気が付いた。

 

 

今日という日を楽しく、満足いく形で過ごせてよかったと思う。

テレビで新天皇の即位の礼を拝見したけれど、ご立派で、

皇后雅子さまもお美しくて、本当に素晴らしいと思った。
 

 

 

 

 

この並びで恐縮だけれど、この10連休はセールも多くて、

ウインドーショッピングも楽しい。

せっかく令和の初日なので、

家族でパジャマを一新して気分さっぱり。

大好きなGUでの戦利品の一つは



息子用にこの可愛いカラフルなハーフパンツ。



これに数年前にやはりGUで買った昭和ライダーたちを

可愛くイラスト化したTシャツと、

息子お気に入りの百円ショップで購入したギターを合わせて。

うん、男の子の服も可愛い。

 

溺愛し続けっぱなしの息子も来月20歳。

家族思いで優しくて、手先が器用で勤勉で。

我が家は息子を中心に、

彼を溺愛し、父母の至らなさをカバーする娘の素晴らしい配慮で成り立っている。

子供達に日々感謝。

すくすくと元気に育ち、たくさんの思い出をくれたから、

私にとっての平成は素晴らしかったのだと思う。

これからの令和もまた、この子たちが元気に穏やかに暮らし続けていけますように。

神様方にお祈りしたのはただそのことばかり。

 

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