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渋く滞ったけれど
今日はオットの祖母の祥月命日。
亡くなられてもう23年前になるだろうか。

ゴールデンウイーク中、現在一人暮らしになった義父に一度は逢いに行きたかったしで、渋滞覚悟で家族ででかけた。



オットの故郷は海辺の町。
ご先祖様は400年ほど前にこちらに住み着かれたらしい。

オットは大変なおじいちゃん子、おばあちゃん子なんだと、出会ったその日に聞いて微笑ましく思った。
「俺ね、おじいさんとおばあさんが大好きなの」
出会った初日に話の中でふと、なんのてらいもなく暖かい笑顔で言ったオットのことを、とても良いご家庭で育った人なんだなあ、と好ましく思った。

結婚のご挨拶で初めて、関西から神奈川県のオットの実家を訪れた時、出迎えてくださったおばあさん、
「この子(オット)はね、私と誕生日が同じで干支も一緒なんだよ!」
と開口一番おっしゃるの聞きながら、私は固まった。
顔があまりにもオットと似過ぎのおばあさまだったから…


「血液型も一緒なんだ」
と隣でニコニコしてさらにいうオット。思い出すと、今でも笑ってしまう記憶である。


ユーモアがあって、気遣いに溢れた優しい方だった。
明治生まれのおじいさんを支えて、色んなことを乗り越えながら、ずっと頑張ってきた、本当に良妻賢母の鏡のような。

23年前の春、おじいさんより10歳も年下だったおばあさんが突然の病を得て、周囲の誰もが予想もしないうちに早く逝ってしまわれた。
5ヶ月後、おじいさんも亡くなられた。
まさに後を追うようにだ、と誰もが思った。
そして、その後すぐ、結婚して7年経つ私達の間に初めての子供を授かることになり、翌年、無事に娘が生まれた。
おばあさんとおじいさんが天国で神様に掛け合って、私達に授けてくれた子供だと本当に思った。

いつも毎日、私の亡父や祖父母、叔父と共にオットのおじいさん、おばあさんのお名前も呼び、ロウソクを灯して線香を上げ、日々の感謝と祈りを伝えさせて頂いている。


墓参を済ませて、見上げた木にまだ花が咲いていて驚いた。
嬉しかった。
老いたオットの両親のこと、私の母のこと…これから考えていくことはたくさんあるけれど、粛粛と、人生を丁寧におくっていこうと思う。

今後の、家を継ぐということや、お墓を守っていくということを、義父と話しあいながら、
もう案外早いとも言えない娘の結婚や孫の誕生のことなどもぼんやりと思い浮かべる。

永遠に絶えない家はないだろうし、結婚や出産は、絶対のものではない時代だ。
私の友人の半数は未婚だし、残り半数のそのまた半分近くは離婚したり、子供は授からなかったり。でも皆がそれぞれに充実した日々を送り、輝いている。
幸せに絶対の法則なんてない。

色んな形の絆があっていいのだけれど、
娘が孤独でなければいいな、とだけ、本当に思う。

今のところ娘は何も気にしていない。
私も今の娘と同じ頃、全然浮いた話もなくただただ楽しく生きていたけれど、ある日パタパタと結婚の方に人生は流れていった。

その結婚で、優しいおじいさん、おばあさんを始めとして、新しい家族が私にもできて、本当に良かったと思う。
ま、今ではちょっと、オットを甘やかし過ぎたんじゃないですか?皆そういってますけど…と、日々のお祈りの中でちらりと文句をおじいさん、おばあさんに言ってしまったりもするのだが?

元気な義父と話し、叔父叔母も集まって皆で美味しいものを食べ、暖かい時間を過ごした。



行きは4時間かかったけれど、帰りは2時間弱の渋く滞る道で帰宅。

事故にも合わず、良かった。
かりん / 日々のつぶやき / CM(0) / TB(0)

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