オット、救急車に乗る

  • 2020.02.17 Monday
  • 16:25

昨日から今日にかけては忙しい1日だった。

 

自閉症スペクトラムとして生まれ、

元気に、たくさんの人の愛情、思いやりに包まれて育った息子はもう二十歳。

特別支援学校高等部を卒業して2年経つのだが、

その高等部では卒業後もケアの一環として、

保護者会主宰で、年4回ほどの集まりがある。

スポーツやダンス、クッキングなどを楽しむグループに分かれて、

午前中、活動を楽しむのだ。

そのうちの一回が昨日で、お料理好きの息子はクッキング班。

企業就労を目指して訓練中なくらいなので、

息子は、案外遠くへも一人で、公共の交通機関を使ってでかけられる。

高等部は区の端にある我が家からは見事に区の反対端にある。

つまり区を縦断しなくてはならず、最寄駅からかなり歩く。

なので、日曜日でもあるし、ドライブ好きな家族のこと、

息子を送迎するのだが、

昨日は朝からオットが体の不調を訴えていた。

だるい、というのだ。

薄情さを白状するけど、オットは基本、いつも色々言っているので(笑)

私も聞き流す癖がついてしまっており、

不調そうに言うけれど、すごくよく喋るし動くし食べるしで、

息子の送迎やら買い物やら自治会の仕事やら本当の仕事やらで動き回るオットのことを、

そう案じていなかったのである。

 

が、一昨日の夜、確かに不安になる出来事があったのだ。

それは行きつけのスーパーの一つで買った手巻き寿司だ。

我が家は大のマグロ好き。

マグロを包んだその手巻き寿司のセットはとても美味しそうで、

夕食にしようと喜んで買った。

冷蔵庫に入れて、皆で順にお風呂に入って、

さあ食べようと取り出したら、

値引きになっていたパックの中の、一つのマグロだけ、

盛り付ける瞬間に、わ、やばい・・・と思う感じになっているものがあった。

オットと子供たちのお皿に綺麗なものを入れて、

その不安なものを私のお皿においたものの、いざ取り上げて口にしようとすると箸が止まる。

マグロなのに赤くない。むしろ青緑・・・危険な色合いすぎて。

笑ってしまって、隣のオットに見せた。

これはいくらなんでも無理だよね、いくら値引きとはいえ酷いよねえ?と。

するとオットがパクン!と食べてしまったのだ。

平気だよ、変な味も匂いもしないよ、と。

私は思わず、「わ、わさび食べて・・・いっぱい食べて」

と上ずった声で話し、オットは素直にうん、とワサビを口に放り込んだ、のだが。。。

 

昨夜、夜中にオットの苦しむ様子でハッと目がさめた。

駆けつけると洗面所の床に倒れている。

激しく嘔吐し、お腹をくだし、高熱だ。

そうなって初めて、朝から体がだるいと言っていたと思い出した。

きっと熱もあったのだろう。

食中毒だろう。

けれど、症状を並べると、今、世間を震撼させているあの流行病と一致しないこともない。

安易な思い込みで、迅速に行動しないでいるのは正しいだろうか。

体が毒物を出したことで、オットは格段に気分が楽になったというので、

このまま寝てしまいたいと思ったけれど、場合が場合である。

時節柄、不注意は許されない。

しかもオットは仕事でかなりの人混みに出かけている。

自信がない私たちは7119番に電話して相談した。

相手の方も相当悩まれた末、念のため、救急車をお呼びになっていいと思います、と言われた。

かくて深夜の1時半、夫は救急病院に搬送されたのだった。

 

結果はインフルでもなんでもなく、ただただ白血球が増加しているという、

食あたりだった。

お騒がせして申し訳ありません・・・

点滴後、病院の精算を済ませ、タクシーで帰宅。

4時にベッドに戻り、1時間半後起きて、子供たちを送り出した。

 

オットは17時間、何も食べず、ひたすらコンコンと眠り続けた。

 

いつもかなりにぎやかなオットが静かというのは、本当に不思議なもので、

間違いなく具合が悪いんだなあと思いつつ、

でももう快方に向かっていることは確かなので、

お粥を炊き、健康飲料を用意して、あとは普段通りの生活をした私、

いや、普段以上に穏やかに過ごせて、ホッとできた。


息子が学校でもらってきた可愛い焼き菓子に和みつつ振り返れば、

 

今年に入ってからやたら忙しく過ごしてきた。

息子が現在通っている施設の保護者会の会長をしているので、

新年会で朝から午後までまず一働きし、

同じ日の午後に

 



娘の声楽の発表会があったので駆けつけ、


翌日は息子の成人を祝う会、

さらにその次の日は、息子の中学時代の同窓会と言う感じで

今年最初の3連休は潰れたのだ。

(潰れたという言い方はよくないかもしれないけど)

 

仕事にも通い続けていて、

ある日、

3年続けてきた事務補助のアルバイトの契約更新にあたり、

アルバイトから非常勤の職員になることを勧められた。

まさか、のお話である。

悩んだ末に、それをお引き受けすることにした。

それからまた娘の声楽の舞台が2回あり、

友や親類とあって食事をしたり・・・と、

私の日々は年明け早々から目まぐるしかったのだ。

 

心身ともに疲れてきていた。

私は幼い頃から喘息持ちで体が弱く、性格も非常に軟弱である。

逆にオットはとっても元気で、

人並み以上にパワフルだけど、

周りに元気を与えるということはなく、

むしろ周りの元気を奪うタイプ・・・

いつも、私も子供たちも精気を吸い取られてぐったりしている面があるのだが、

今日はなんだか私も休めてしまった。

 

あの時、あのマグロをオットに見せるべきではなかった、と反省している。

大事がなく済みそうだから、こうして笑い話のように書けるけれど、

食中毒だって命に関わることがあるから怖いものだ。

冬だからと油断はできない。

怪しい、と思ったら口にしないこと。

それが一番だと再認識した今日の出来事だった。



 

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