引き寄せの不可解

  • 2020.07.23 Thursday
  • 22:36

ピアスの穴を開けよう、と決めていた時期があった。

その時に、白蝶貝で刻んだ薔薇の花と、

透き通るオパールの粒が揺れるピアスを買った。

 

でも結局ピアスホールは開けないことにしたんである。

するとあの薔薇のピアスが困るな・・・と思っていたのだが、

コンバーターというものがあることを知り購入。

とても便利で助かったので、

金と銀の2色を購入した。

 

髪を短くしているので、耳元に小さな飾りを楽しむのが好きだ。

でもなぜか、私がさりげなくお洒落で素敵、と思うものは、

ピアスばかりでイヤリングになかった。

イヤリングとなると少し大振りな、主張強めのデザインになりがちなのかな?

それでピアスにしようかなあと思っていたのだけれど、

これでどうしても好きとなったらピアスで買ってもいいんだわ、と

小さく安心感。

 

いつからか身に着けるアクセサリーはお守りの意味も兼ねるようになり、

銀製とか天然石を好んで選ぶようになった。

毎日必ずつけるものもあるし、日によって選ぶことを楽しむものもある。

ささやかなことだけれど、楽しい。

 

 

さて。

連休が始まった。

4日も家にいられるんだと思うとしみじみ嬉しい。

折しもコロナウイルス感染者の数がまた最高になったようである。

巷でマスクをしていない人をまだ見かけるし、

同僚の大学生の息子さんもマスクをせず、

夜にお友達と繁華街で遊んでいるので悩ましいというが、

それ、結構私の身にも降りかかる危なさなんですが!

という声を押し殺して生きるのも楽じゃない。

人への迷惑を考えて

一時の快楽は耐えてください、お願いします、という感じだ。

休日になると医療関係がまず普通には開いていないし、

人の動きも違うから、これでまた感染者数が少なく発表されるはず。

そしてそれを鵜呑みに油断した人たちがまた感染を拡大させて

休日明けの翌々日にはとんでもないです数が報告される・・・という連鎖が、

今回も繰り返されないといいな、と願うばかり。

 

家で過ごすとなると動画配信はありがたい、家族で楽しむのにうってつけの娯楽だ。

我が家では昔、頻繁にレンタルビデオ店に通ってたくさんの映画やドラマを借り、

楽しんでいたけれど、

動画配信サービスには早くから加入して、今、贅沢だけれど3つ4つ契約している状態である。

したがって見られるコンテンツはよりどりみどり、

好きなキャストや話題の物を楽しんで見始めるのだが一つ問題がある。

それはオットが落ち着かないということだ。

まず、話が始まって10分しないうちに、

「何、これどういうこと?この人誰?なんのために出てきたの??

これどういう話なの!?」

と叫びだす。それも執拗に。

どこかおかしいんじゃないかと最近内心思ってしまう。

始まってすぐに全てがわからないことは全く普通で、

それだから、どういう関係だろう、何が起こっているのだろう・・と

人は訝しみながら興味を惹かれて物語に入っていくのだと思うが、

驚いたことにオットは、

全てが最初から理解できていないと物語に集中できないのだ。

 

若い頃、実母がこれと同じで私は非常に悩まされていた。

楽しいはずのドラマや映画の最初の部分が母のせわしない疑問提示、

執拗なまでの絡みで全く導入部から集中できない、

画面を落ち着いて見ていられない、セリフが聞こえない。

 

私は母がどうかしていると感じ、

他にも色々エキセントリックな面があることを思い合わせて、

可哀想な人だししょうがないと受け流してきたつもりだ。

 

のちに、アメリカのシャーロット・マクラウドの小説の中に

同じようにうるさくて観劇に集中できない老齢の女性についての一節があり、

だから彼女のためにあらすじと人間関係をすっかり喋って教えておき、

なんなら結末まで教えておくのだという対策が書かれていて、

そうか、これが母への正しい対応かと感じ入り、そうして見たところ、

母はものすごく喜んで、

落ち着いて見られるように、事実なったのである。

私には理解できないが、

母のような人種もいるのだと当時納得したものだった。

 

それが時を経て、まさかオットがそうなろうとは。

「見てたらわかるでしょう?」

呆れたように私と娘が言うと、とたんにオットはムッとして機嫌を損ねる。

でも物語の描かれ方展開に大声で突っ込み続けて、

いかに流れが不自然か、登場人物の会話や出会いがわざとらしいか、

盛大にツッコミを続ける。

本当にセリフが聞こえない。

「ツッコミは終わってからにしませんか?」

とたまりかねて言うと、またムッとされる・・・

 

あらあら。

母をどうしようもないと思っていたけれど、

当時同じように私の母のことを笑っていたオットが同じになるとは、

これはもしかして老化現象の一種なのか?

それとも私の心の何かしらの捻れが、

同じような性質に身近な人をさせるのか。

これも引き寄せの類の一種かしら。

引き寄せっていいことばかりじゃない、悪いこともあると言うからな・・・。

 

悩んでもいても仕方ない。

かくて私はオットに粗筋と登場人物、その相互関係を

ホームページなどで調べて予め説明し、

俳優や女優のプロフィールまでネットでわかる限り調べて教える。

オットは特に女優さんがどう言う経路を経てデビューし、

なぜこのドラマや映画にキャスティングされたか気になってならないようなのだ。

物語のオチだけは言わないでオットを安心させやっと、なんとか普通に観られる。

これも夫婦とあれば仕方ない、妻としての務めだと思っている。

けれど。

ふと私が何かを呟いた瞬間、

「ちょっと黙って!セリフ聞こえない!」

と真顔で叱責するオットに対するムッとした気持ちは、

抑えようがなくて困る・・・。

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